オオキツネノカミソリの群生、7月の井原山

夏が来ると、山の中がオレンジ色のオオキツネノカミソリに覆われるという、井原山へ行ってきました!「行ってみたいんよねえ、いはらやま!」「いはらやま、綺麗やった〜〜〜」と口にしていましたが、正しくは「いわらやま」なんですね。恥ずかしい。

井原山は、福岡県と佐賀県を跨ぐ背振山系第2の高峰です。山頂までいけば、360度の景色、お天気が良ければ玄界灘を望むことができるそうです。夏は、オオキツネノカミソリですが、春はコバノミツバノツツジの群生地でもあるそうです。

今日は、山頂までは行かず、オオキツネノカミソリの群生地で写真を撮ることが目的。お散歩気分で歩くことができました。今回の記事はお花の写真メインです。

連休中だったので、駐車場も路上も車がたくさんでした


とりあえず記入

群生地までお預けかと思っていましたが、登山口からすぐに咲いていました

沢の音を聞きながら、滑ることがないよう気をつけて進みます

シダの葉の間から頭を出す花たち

山の中に進むにつれて、花が山全体を覆うようになってきました

可愛い花が咲いていました

群生地到着。登山口から30分程度


咲きかけ、枯れかけ、蕾、どの花の色も、綺麗です

蕾は真っ直ぐに伸びていました

オオキツネノカミソリは、雄しべ雌しべが花弁より長いそうです

カタツムリ発見

沢には橋がかけてありました

忘れ物でしょうか・・・(涙)

 

オオキツネノカミソリ、この面白い名前は、狐のような花の色(または花の姿)、剃刀のような葉、からついた名前だそうです。

キツネノカミソリとは異なり、オオキツネノカミソリは全体的に大きいそうで、雄しべ雌しべが花弁より長いのも特徴。横から撮った写真を見返すと、確かにどの花も花弁からつるんと、雄しべ雌しべが伸びていました。花の色は、今まで写真から想像していた色とは全く異なり、優しいオレンジ色でした。

そうそう、剃刀のような葉と書きましたが、実際、歩きながらオオキツネノカミソリの葉を見ることはありませんでした。調べてみると、ヒガンバナ属の花は「葉見ず、花見ず」と言われ、花が咲く時期には葉は枯れており、見ることができないそうです。春、ツツジが咲く時期に来れば、オオキツネノカミソリの葉を見ることができるのかもしれません。

青い空をほとんど見ることなく終わった山行でしたが、生い茂る濃い緑と優しいオレンジ色の花に挟まれて、ここ数日のジリジリとした陽射しを忘れることができました。

オオキツネノカミソリについては大満足。何度でも見に来たいと思える群生でした。西日本最大級だそうです。涼しくなったら、山頂まで足を伸ばしてみたいと思います。

✏︎2021.8.9

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