6月の中頃、「北九州市の平尾台は、ノハナショウブが咲き始めたようです。見頃は月末ごろまででしょう」と、濃い紫色の花がテレビに映る。花は時期を逃すと、「また来年!」になってしまうので、梅雨の晴れ間を狙って行ってきました。
ノハナショウブが咲いているのは、平尾台の広谷湿原。いつも看板で文字は見るものの、行ったことがない場所なので、楽しみです!!
茶ヶ床園地駐車場〜中峠
駐車場は茶ヶ床園地を利用。トイレの建物の右側からスタートです。
今日歩くのはほとんどがコンクリートの舗装された道。夕方に行ったので、帰る人ばかりでしたが、多くの人が普段着のような格好でした。私たちも今回は水分とレインウェアとお菓子をザックに詰めて身軽な格好で。気軽に自然を感じられるのは平尾台のよいところ。
この時期の平尾台は緑が生い茂ります。風もあって気持ちいい。
緩い上り坂をしばらく行くと、左手に看板が出てきます。ここが、中峠。
コンクリートの道から外れて左に行くと、四防台、貫山。今回は広谷湿原なので道なりにまっすぐ進みます。
中峠〜広谷湿原
中峠からは緩い下り坂。左右には所々小道があり、右は周防台、左は四方台なんかに繋がっています。が、この時期は草が生い茂っているので、寄り道しながら歩きたい人は、肌を出さないような格好の方がいいかも。草負けしそうです。
緩い下り坂が終わったところで、右手にこの看板。コンクリートの道はまだつづきますが、看板のある細い道に入って湿原におりていきます。
辺りは一面緑!鳥と虫の鳴き声が心地よい時間帯。平尾台の中でもお気に入りの場所になりそうです。
進むにつれて、ぽつぽつとノハナショウブが!!ちょうど見頃のようです。(とはいえ、ニュースになるほどの花の数じゃないような…?)
さらに、ぐんぐん進みます。
ノハナショウブを探しながら歩いていると、水の音が耳に入ってきました。ここは広谷”湿原”だったことを思い出します。足元には少し水が流れていました。ちょろちょろと流れる水から顔をあげて見渡すと…今日の目当てノハナショウブが沢山!
ちょっとした木道のスペースで記念撮影。誰もいません、貸切!
ノハナショウブ
写真ではわかりにくいかもしれませんが、肉眼だと緑の中にあるノハナショウブは、よく目立ちます。想像していたより花自体が大きく、背は高く、数も多かったです。
ノハナショウブは、園芸種であるハナショウブの原種。深くなる緑の湿原に浮かぶ濃い紫の花を見ていると、ここ最近の暑さを忘れてしまいそうです。
6月の平尾台の植物
他にも特徴的な花が咲いていました。
おわりに
のんびりしていると、雲行きがだんだん怪しくなってきたので、帰り道は少し急足で。駐車場に着いた頃には青空が消えていました。梅雨の晴れ間も、一瞬でした。
茶ヶ床園地には屋根付きのベンチ、テーブルがあるので、この日はおやつのシュークリームを食べて、解散!
広谷湿原は初めて行きましたが、天気さえ悪くなければスニーカー+歩きやすい格好で十分。湿原周辺はベンチやのんびり休憩できるようなスペースはほぼありませんが、駐車場往復1.2時間程度と気軽に行ける場所です。私たちはいつもの亀ペースだったので、往復2時間かかりました。
今回はノハナショウブ目的でしたが、季節を変えてまた来てみようと思います。
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