【85日目】ミーティングのちハイキング

今日は、B/Cシフト。早く切り上げて、RDOである優しいお姉さんブリッジとR Lakeへ行く日です。R Lakeへ行くのはキウイの物静かなアニーと行って以来、2回目です。優しいお姉さんブリッジは初めてなので、私がガイドしていくことになります。

午前中は、仕事をたったか終わらせたいところではありますが、10:30に仕事の手を一旦止め、スタッフルームに集合し、ミーティングが開かれました。今シーズンも残すところ1ヶ月と少し。クイーンズタウンの事務所へ提出するため、お客さんへのサービス内容、仕事に関して、設備面などの改善点についてを話し合います。

がしかし、あぁ!うるさい!

ミーティングを仕切るみんなのお母さんエミリーは決して悪くなく、上手く進めてくれています。しかし、スタッフが人の意見を聞くことなく自分のペースで、私はこう思う、私はこんなことがあったと、被せてくるのです。

あーっ!頼むから1人1人話してくれ!

みんなのお母さんエミリーは、今回のミーティングがいつものようにサクッと終わるものではなく、it would be nasty so I made pikelets と言って、テーブルの真ん中に、小さなパンケーキを焼いておいてくれています。他人の意見そっちのけで「ジャムとってくれない?」「あっちのチョコレート少しちょうだい」とかいう言葉も飛び交い、もう何が何だか状態。

ミーティングは1時間に及び、その後はすぐに仕事に戻りやるべきことをさっさと終わらせます。早くR Lakeに出かけられるようにと、休みである優しいお姉さんブリッジやみんなのお母さんエミリーが私の仕事を手伝ってくれます。みんなのお母さんエミリー「ミーティング長くなってしまったわね、あとは何しないといけないかしら?スクランブルエッグの準備?」優しいお姉さんブリッジ「これ終わったよ、次何しようか?」

おかげで12:30過ぎには仕事を終え、軽くお腹を満たして、湖に持っていくヌテラ+ピーナッツバターのサンドイッチをふたつ作り、小屋を出発します。

天気は快晴。雲はほとんどなく、暑すぎず、気持ちの良い気候です。前回はキウイの物静かなアニーについていくのに必死で、駆け足で森から湖へ向かいましたが、今回は倍の時間をかけて湖へ向かいます。ゆっくり歩くと、こんなにも見える世界が変わるのかと、優しいお姉さんブリッジとどこかへ行くたびに感じます。木や苔に覆われた木の根、ゴオゴオと音を立てながら流れる川。ひとつひとつがありがたいと思えてきます。

「走ってる人は何が楽しいのかしら?」「走ってる人は考えたり観察したり、そういうのは気にしてなくて、風を切るように走ったり体を動かすことに幸せを感じてるんじゃないかな、私には100%理解できないけど、楽しみ方がそもそも違うんだと思う」

そんな会話をします。彼女は山を走る良さが全くわからないようです。

湖に着いたらハンモックを張ってのんびり過ごす予定でしたが、私の2時間半で着くだろうという予測は外れ、片道3時間かかったので、写真を撮りハンモックを張ったという事実を作るために10分ほどハンモックに寝転がり()、ささっと片付け帰ることにします。

それにしてもこの湖は、メインのトラックから離れた場所にあり人が頻繁に立ち寄る場所ではないので、トラック上から川や山を見た時に感じる綺麗だなぁ、とはまるで違います。頭で処理できませんし、言葉で表現できません。12月ごろでしょうか、チリのカタリーナが初めて行った時に写真を大してとることなく、私がどうだったかと尋ねると、とにかく行って自分の目で見てみて、と言ってくれたのがよくわかります。シーズン中はD Passと同じくこのR Lakeには時間が許す限り何度でも来たいと思っています。

しかし、優しいお姉さんブリッジは欲が満たされたのか2回目はないかな、と言っています。来月に隣の小屋のスタッフが私たちの小屋に遊びに来るということで、そのスタッフと優しいお姉さんブリッジ、私の3人でまた来ようという話をしていたのに、、、。「私はやっぱり来月行かないことにする、1回きりで十分だよ。もちろん綺麗だったけど、もうここまで来る気はないね」「えーっ!D Passほどキツくないし、また一緒にこようよ」

優しいお姉さんブリッジから誘われ3人で行く話に乗っかった私としては、正直「言い出しっぺが気を変えるってどういうことよ!」と驚きましたが、彼女は彼女で決心した様子だったので、私はなんともいう気になりません。

小屋に戻ると、皆スタッフルームでくつろいでいます。2つ先の系列の小屋のスタッフも遊びに来ていて、皆でおしゃべりしながら見習いcookロビン作のビーガン&グルテンフリースライスを食べます。その日きていたガイドにも、湖に行ってきたよと写真を見せました。ガイドは、トラックを何度も何度も歩きますが、トラックから外れた場所に行く機会はなかなか無いようなので、写真を見せると喜んでくれました。

その後、21:00過ぎてから部屋とスタッフルームを行き来し、寝る支度をします。ついこの前までは、消灯前まで明るく足元がはっきり見えていたのに、今日は携帯のライトがないとはっきり足元が見えません。日の沈む時間が一気に早くなったような気がします。

 

▲小屋から渡渉ポイントへ向かう途中の森の中からの景色

▲森の中

▲根と根の間は要注意

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