73日目〜75日目 咳が止まらない

75日目にまとめて書きます。

特に寝る時に咳が止まらずなかなか寝付けない日々が続いています。そのおかげで夜は星を見ることができ、74日目の夜中には、外に出てしばらくの間星空をぼーっと見ていました。メガネを無くしたので、ぼやけてしか見えませんが、こんなに多くの星の光を浴びたのはいつぶりでしょうか。

73日目

前回の日記にデイジーの様子が変だと書きましたが、やはり今日も変です。おはよう、元気?の流れからいつもは軽い会話をする彼女ですが、今日はそっけないですし無表情です。少し強張っているようにも見えます。

エミリーはというと、この数日大変だったと教えてくれました。「kidsたち、私に対してgrumpyになってるわよ」と言っています。kidsたち、と言ってますか主にデイジーのことを言っているはずです。マネージャーであるエミリーが誰よりも大変なのは簡単に想像できます。そんな彼女の指示が気に食わないのかkidsたちはブツブツと中高生のように文句を言ったり、デイジーに関してはツンツンしているようです。

エミリーは毎日毎日朝から晩まで働き疲れ果てていますが、74日目には4連休で街に出ます。あと少しだから、と皆のお尻を叩きながらなんとか乗り越えている様子。そんな彼女は、kidsたちにうんざりしているのか、気を遣っているのか、スタッフディナーには顔を出しません。食事の時間くらいひとりで静かに過ごしたいようです。

疲れた時にはチャイ。

私自身も飲みたかったのでチャイを作ってエミリーに振る舞います。ジェンにもお裾分けし、3人でたっぷり飲んでほっと一息。少し余ったので、通りすがりのデイジーに声をかけてみますが、ううん、大丈夫。と、いつものデイジーからは想像できないそっけない返事。私がチャイを作ると飛びつく彼女、断るのは珍しいですし、返事もなんだか寂しいです。

一方、他のkidsたち、メグ、エリック、アレックスはシーズン終わりにニューカレドニアに行こうという話をして盛り上がっています。航空券が安いそうで、メグ「デイジーにも言わなきゃ!ニューカレドニアで決まりね。明日にでもチケット買おう!」と張り切っています。

74日目

朝、デイジーとすれ違うと昨日の様子から一変、いつもの彼女に戻っています。up and downが激しく面食らった気分です。ま、いつもの彼女に戻ったのなら私は嬉しいです。

エミリーは朝からバタバタと働き、11:45のボートで街に出ます。やっとkidsたちから解放されて嬉しそうです。帰ってくる頃にはいつものエミリーに戻っていることでしょう。

Kidsたちは相変わらずで、そのお世話にエミリーだけでなくジェンもくたびれている様子。ジェンも夕食の時間はスタッフルームに来ることなく自分の部屋で食べています。毎日が修学旅行のようなテンションのkidsたちは、次の”旅行”の予定を立てるべく、夜には集まってニューカレドニアの話をしています。

時には、騒ぐのをやめてくれ、頼むから黙ってくれ!と思いますが、これは連勤で心身共に疲れているジェンもティナもきっと同じように思っているのではないのでしょうか。もちろん彼女たちは口に出すことはありません。そっとスタッフルームから離れる、それが1番の解決方法です。

一方、コロナにかかったカップル2人は、だいぶん回復し、ジェイミーは今日から働き始めています。アリスに関しては月曜から働くとのこと。

しかし、ジェンがぽろっとディナーサービス中に私に教えてくれたのですが、喉が痛いとのこと。私と同じ喉からの風邪の予兆でしょうか。ディナーサービスの後は、掃除をしてささっと仕事を終えるのが普通ですが、この日は喉が渇いて何か美味しいものが飲みたい気分だったので、生姜にレモン、たっぷりスパイスを入れてシロップを作りました。ジェンにもぴりぴりと刺激強めのジンジャードリンクを渡します。

その後は、外は快晴、まだ明るく気持ち良い気温だったのでボート乗り場まで歩くことに。のはずが気付けば走り始めており、8日ぶりに1kmだけですが、走りました。あぁ、どれだけ走りたかったことか!夕陽の時間、山々は真っ赤に燃えています。スタッフルームに篭ってないで、この時間はもっと外に出ようと思いました。

75日目

1人治り、また1人治って、と良い方向に進んでいた私たちの小屋。そう簡単にはいきませんでした。ジェンがコロナ陽性だとのこと。喉からの風邪はただの風邪ではなかったようです。(やっぱり私もそうだったのでは?)

Hシフトで手があいたアレックスは私の仕事を手伝ってくれます。「僕が風邪引く前に、僕たち早くここでなきゃ!まずいよ!」と言っています。明日からアレックスと私は同じタイミングでweek off、車を借りてあちこちハイキングしたりブリッジに会ったりする予定です。アレックスはまだ風邪をひいておらず、この小屋にいるといつ自分の番が来てもおかしくないので、早く小屋を出たいと言っているのです。

天気がどんなであれ、ほぼ毎日泳ぎに行き、時には凍えながら部屋に戻ってくるアレックスは、それが風邪予防にもなっていると言っています。馬鹿は風邪を〜と言いますが、彼は典型的な例な気がしますし(とても失礼!!!)、とても健康的そうなので、うつることはなさそうです。

ジェンが陽性だと分かったのは夕方のタイミング。エミリーは水曜日まで街に出ていませんし、マネージャーが2人とも不在となると、代わりにマネージャーシフトができるのは今の所デイジーだけです。

デイジーは年末までマネージャーシフトを週に数回やっていましたが、年始のボートを乗り過ごし事件以降マネージャーシフトをすることはなくなり、エミリーとの間にも溝ができていました。しかし今回はどうしようもありません。マネージャーシフトができるのはデイジーしかいません。

今日である土曜、明日日曜、明後日月曜、明明後日火曜のシフトをバタバタと確認するデイジー。どうやっても人が足りません。もしくはデイジーが朝から晩まで働き続けるか、になってしまいます。デイジーは月曜から働くはずだったアリスに声をかけ、明日日曜から働けるかと確認して、アリスに出てきてもらうことになりました。

なんだか、小屋の中はkidsたちが乗っ取っている状態です(笑)。

▲75日目 定点観察

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