Week off ③ 6日目 シャワー、映画、お酒、ご飯。

(注)このウィークオフ以降、山小屋日記が雑になっており、特にこのウィークオフ中はハイキングに忙しく1文字も残していません。数ヶ月経ったある日、写真を見ながら記憶に頼って書いています。

キャンプ場からテアナウの宿へ

上にも書いた通り日記を残していなかったので、何時に起きて、何をしてと、よく覚えていません。写真も大して撮っていませんし、今この文章を書く前に思い出せるのは1、シャワーをゆっくり浴びたこと 2、皆で食べた手作りご飯がおいしかったこと。この2つです。文字にしながら色々思い出せるでしょうか・・・。

朝は確か雨が降っていたような気がします。いや、夜に雨が降ったのか・・・?テントを撤収して予約しておいた宿にチェックイン。まだ部屋には入れない時間だったので、確か宿のロビーで時間を潰したり、スーパーに行って皆で自炊するための食糧を買ったりした気がします。

部屋は相部屋タイプで私たち4人同じ部屋にしてもらい、部屋についているシャワーを順番に浴びます。最後のシャワーは6日前。久しぶりです。温かいお湯を浴びたからか膝も少しは痛みが軽くなったような気がします。

外は雨でしたし、夕方に映画を見にいく気分だったら見に行こうとそれだけ決め、日中は予定を立てることなく、各々ハイキング後の疲れを癒すため昼寝をしたり、写真を見ながら振り返りをしたり、wifi環境が久しぶりなのでネットサーフィンをしたり、宿の外でテントを干したり。

ハイキング後の恒例ジンジャービール

夕方。テアナウの小さな映画館へ皆で歩いて向かいます。上映作品は限られていますが、そのうちの1つにミルフォードサウンドに関してのローカルな映画があります。私たちの会社で働くスタッフは無料で鑑賞できると昨シーズンから聞いており、今回ちょうどタイミグがあったので、4人で見ることに。始まる前にバーでお酒を注文して映画を見ながら飲み、映画の後もジンジャービールを飲んで乾杯。

そうです、私の好きなあのジンジャービール。映画に併設されたバーは今回で3回目。このジンジャービールを飲むのも3回目。私がジンジャービールをハイキング後は必ず飲みたいと何度も言うので皆気になっており、一緒に飲みました。ジンジャービールはニュージーランドで何種類か飲みましたが、これは他と比較してもとても飲みやすくジュースのようにするすると飲めます。反対にいえば、ジンジャーのくせ、strong flavorはありませんが、この飲みやすさが私は好きです。「これは飲みやすいね!」「ん〜美味しいけど私は癖がある方が好きかなあ」「私はビールにしよっかナ」

夕食は皆で自炊

夕食は、ベッカの指示のもと皆でブッダボールを作ることに。料理上手なベッカは、テキパキと料理を進めていきます。ベッカは「食に対してはちょっと私うるさいんだ」と自分でも言うほど、料理をするなら美味しいものを作りたいようですし、ニュージーランドを旅する中でいろいろな調味料を自分の車(正しくはエリンの車を借りているようです)にのせて持ち歩いています。なので、他の人が料理をしていると口出ししたくなるようなのですが、私が初日にHomer Hutで作った味噌汁はベッカの口にあったようで(それに、私が小屋でcookをしていることを知っていたので)、「ブッダボウルに載せるトーフ、調理してくれる?」とのこと。

豆腐をマリネにしてオーブンやフライパンで焼く、と言う料理は小屋で働き始めてから何度も作っていたので、おまかせあれ!です。パックに入って売られている絹ではなく木綿(?)の海外の豆腐は、味をしっかりつけて焼いた方が、冷奴を知らない海外の人からするとウケは良いのです。

▲早速cookシフトに入った気分でフライパンを握ります

リリーやエリンは野菜を切ったり、洗い物をしたりと皆で協力し、出来上がったブッダボウルはこちら。

▲お米は、ベッカがいつも食べているというブラウンライス、つまり玄米

写真には写っていませんが、トッピングのソースもベッカが頭の中にあるレシピでぱぱっと作ってくれ、これがとってもとっても美味しい!ハイキング中には食べられない、贅沢なブッダボウルです。毎日食べられそう。皆で笑顔、美味しいねと言いながら食べます。

「トーフとっても美味しい!どうやって作るんだろうってあえて口出ししなかったんだけど、さやかがメープルシロップ入れていい?って聞いた時は、嬉しかった!これ、何入れたの?ほんと、美味しい。メープルシロップはね、カナダのものがやっぱり美味しくてさ、あれ以外は食べられないよ。カナダ以外の国でもし買うなら、ボトルのここを見て選ぶといいんだよ。」と、おしゃべりの止まらないベッカ。カナダ出身のベッカはメープルシロップはよく料理にも使うそうで、彼女の調味料ボックスにしっかりと入っていました。日本の調味料や食事も好きなようで、味噌汁はよく飲むそうです。

ハイキング中、ベッカとの会話をあまり書かなかった気がしますが、だからと言ってベッカが物静かな人なのではなく、反対におしゃべりで明るく、自分のやりたいことはすぐにやる!とことんやる!と言うタイプ。頭の中で考えすぎてしまう私とは真反対で、自分自身の話が口から次々と出てくる彼女からは大学生のような若くてフレッシュなエネルギーが溢れ出しています。私の身近にはあまりいないタイプで、テンションが私と離れており(笑)話しにくいなと感じていましたが、食べることが好きと言う共通のトピックをこの日に発見できてからは、話しやすく感じました。人って何か同じものを持っていると距離が縮まるんだなあと、思った記憶があります。

心もお腹もブッダボウルで満たされ、夜はすぐに就寝。明日は、ウィークオフ最終日。小屋に戻る日です。

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