6月も折り返し地点。徳沢周辺で日帰りで行ける場所の一つ、岳沢へ行ってきました。私は岳沢へ行くのは初めてです。前穂に登る方なんかは、岳沢を通って登山されるので話には聞いたことがあります。前穂始め穂高のとんがった山々をヘルメットをかぶってガシガシと上に進むような登山にあまり興味がない私にはどこか違う世界の話・・・(ただ単に怖い)。ですが、岳沢までなら1人でもいけそうですし、曇りのお休みの日、軽い荷物と熊よけの鈴を持って、さあ小屋を出発。
徳沢〜明神
出発早々、1人で歩くときは気を引き締めなければと、はっとさせられる足跡を発見。明らかに人間ではありませんね。
明神橋を渡ります。ここから見える明神岳はやはりカッコいいです。
さて、分岐点。初めて、岳沢と書かれた看板の方へと足を踏み入れます。
岳沢へ
所々看板が視界に飛び込んできます。が、しかし、あと何分なんでしょうか?
風穴もありました。
可愛らしい、数字の看板もありました。
明神からは沢を登っていくのですが、視界が開ける箇所がいくつかありました。梓川が見えます。知っている川や山が見えるとほっと安心しますね。
さらにさらに登っていきます。
曇り空ではありますが、肉眼ではもっとはっきりと上高地一帯が見えました。
前方はというと、穂高の山に被る雲、パッとは取れなさそうな雲です。
とんがった山には、登りませんので、小屋で休憩させていただきます!
テラスは上高地を向いており、晴れていたら綺麗なんだろうなあ、と簡単に想像できました。
岳沢まできたという証拠はしっかり写真に残し、さあ下山します。
植物観察
岳沢への道中で見た花を紹介。
一番印象に残っているのは、ゴゼンタチバナ。数が多くて驚きました。
花の色は緑がかったものもありました。
こちら、桜の花。新緑の緑の中にピンク、映えますね。
またまた見つけた、ヒメイチゲの実。ドリアンに見えて仕方ありません。
こちらは・・・なんていう花だろう?!?!としばらく考えながら写真に収めていましたが・・・
ラショウモンカズラの花が散ったあとですね。額の部分がすっかり花に見えました。
エンレイソウの葉でしょうか。綺麗に食べられて丸い形になってしまっています。
これはサンカヨウの実ですね。
葉っぱも花の蕾もぎっしり!カラマツソウでしょうか。こちらに限らず、花は蕾の姿を観察するのが、どうやら私、好きみたいです。
なかなかお目にかかれない、イチヨウソウにも出会うことができました。
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山の中では常に実をつけ始めた花が蕾をつけた花へと、バトンタッチしています。季節が進みますね。岳沢から見える山肌は、雪が溶けた箇所から覗く緑が、本当に綺麗で目が癒されました。じわりじわりと夏がやってきます・・。
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