Week off ③ その1 オマラマへ

今回のweek offはオマラマへ。オマラマは、クイーンズタウンからバスで2時間半ほど北にある小さな街。クライストチャーチ行きのバスに乗り、オマラマはトイレ休憩スポットでもあります。ここで私だけ下車をすることになります。

グライダー乗りには有名な場所だそうでバスの運転手によるとその理由は山に囲まれた盆地という地形。確かに、だだっ広すぎるほどの平地がどこまでも続き、その向こうにはあちらもこちらも山。遠くに見えるからか標高は高そうに見えませんが、2000メートル近い山々が東西南北に連なります。

オマラマに到着したのは、グライダーのコースの前日。午前中に到着し、モーテルのようなホテルの受付に行くと、ツンツンとしたメガネをかけているおばさま「チェックインは15時から16時の間に出直してくれ」とのこと。ここは安全だからその辺にザックを置いといてもらえれば良いからと言われ、私は追い出されるようにカフェへ朝昼ごはんを食べに行くことにします。

▲早速上空に上げられているグライダーを発見

オマラマは、過去の山小屋日記でお馴染みのテアナウよりもさらに小さな街。私の実家のある福岡のとあるまち(かつては村)よりも小さいです。町のど真ん中にあるのはガソリンスタンド。その周りにポツポツと、カフェ、レストラン、古着屋、土産屋、カフェ、カフェ、レストラン。以上。モーテルやホテルはいくつかあり、レストランやカフェにはどこから湧いて来たのだろうかというほどの人。

私は、カフェをひとつ選び、そこで時間潰しをすること。書いてなかったブログを書いて、フラットホワイトにオムレツをいただき、それでも時間は数時間余るのでさらにスムージーを飲んで、窓の向こうから差し込む光を浴びながら、驚くほど穏やかにすぎていく時間を噛み締めます。

オマラマはきっと過去にバスで通り過ぎているはずですが、このように滞在するのは初めてです。どこかテアナウやアメリカ南部の田舎を思い出させる雰囲気があります。広大な大地がそう思わせるのでしょう、、、。店は少ないですし、車がなければ退屈するような場所ではありますが、私はすぐにここオマラマが好きになりました。

新しい場所を訪れると、あ、ここ好きだ。ここは心が落ち着くところだ。なんかチャンネルが違う。と感じることがありませんか。私はあります。オマラマは私にとってふっと力を抜いていいと思わせてくれるような、そんな場所な気がします。

チェックインをした後は荷解きをし、少し休んで夜はレストランへ。レストランというよりバーのような雰囲気。1人で座ってる人なんていませんが、私はニュージーランドでソワソワせず1人で食事をするということが最近できるようになりました(何自慢)。バーの真ん中に堂々と座り1人でポツンとクラムチャウダーにジンジャービールをいただきます。運んできてくれたお兄さんがとても素敵な笑顔だったこと、忘れられません。クラムチャウダーもサーモン、イカ、貝類と具がゴロゴロと入っておりとっても美味しくいただきました。あまり期待したなかったので(笑)嬉しいサプライズです。

さ、明日からはグライダーのレッスンです。2日間のコースに申し込みました。空を飛ぶこと、それに関する知識はさっぱりです。専門用語で説明されても、ついていける自信はありませんが空を飛びたいという気持ちだけはしっかりあるので、ホテルに忘れないよう、持っていきたいと思います。

 

 

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