6月と言えば!九州と言えば!ミヤマキリシマ!九重連山!ですが・・・ホームマウンテンである福智山にも、仲間のヤマツツジが咲くと某登山アプリと、本屋で母が見つけた、なかなか渋い『福智山系徹底踏査!』という本で知り、行ってきました。いやあ、ヤマツツジ、良かった。それ以上に暑かった。夏が終わるまで福智山はもう行きたくありません。
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上野登山口からピストンで
スタートは上野登山口。5月に行った鷹取山と同じく、ここから山頂を目指しピストンすることにしました。今まで8回山頂まで行きましたが、福智山ダム登山口からしか登ったことがありませんでした。鷹取山との分岐点から福智山への部分は、今日が初めてなので、少し楽しみです。
登山口〜山頂
上野登山口を9:20頃出発。
前回鷹取山目指して歩いた時は、緩やかな坂だなと思っていましたが、今回は1人だからか、登り出しから結構しんどく感じました。
看板が所々あります。
すぐに息が上がります。登山で一番難しいのは、自分のペースを見つけることではなかろうかと、1人で考えながら登りました。木漏れ陽が気持ちいと言いたいところですが、ただただ暑い。
所々、ベンチがあるので、迷わず座って休憩します。
5月に歩いた時とは、比較できないほど暑く、引き返そうかと休憩の度に真剣に考え込みましたが、花を見にきたんだ、と自分に言い聞かせて、進みます。
たくさんの花が散っていました。エゴノキでしょうか
下を向いていると、「ヤマツヅジが見頃だよ!上向いてないと!!」と声をかけられました。見上げると、充電中!とデカデカ書かれたTシャツを着たおいちゃんでした。
今日は平日なのに、登山客が多いように感じます。福智山ダム側から登るときは片手で数えるほどしか人を見ませんが、今日は登りだけで15人前後はすれ違ったような気がします。登る人はもちろん、下りてくる人も多く、皆、顔見知りなのか、ワクチンの予約がなかなか取れないだの、なんだの、世間話をしながら歩いていました。情報交換の場のようです。
この辺りから、花が増えてきます。木の背丈も低くなってきて、暑さも増します。もう、引き返すわけには行きません・・・。
途中、80になると仰っていた方に、ほらほら若いんだから行くわよ!!と元気をもらい(笑)、おしゃべりしながら歩きました。誰かと話すと気が紛れてやっぱりいいですね。月に3〜4回、八丁越えルートから登っているそうです。
「最近は登れてなくてね。久しぶりだから上野から来たのよ。あっちの方が、山登りって感じがして楽しいでしょ!!!」「そうですね・・・」と答えたものの、足場の悪い岩場が続くので、個人的には登りでは使いたくないルートです(笑)
そろそろ笹の葉ゾーンに入ってもいいんじゃないか(福智山の山頂付近は、笹の葉で覆われています)と思う頃、あのおいちゃんのいう通り、見上げると、遠くにヤマツツジが見えました。テンションが少し上がります。
足元には笹が増えてきました。
山頂の手前、やっと景色が開けてきました!諦めずに来てよかった!
ツツジもこの暑い中、よく咲いています・・・!
山頂からの景色
11:40頃、山頂到着。20〜30分のおしゃべり休憩を入れて、2時間20分かかりました。
山頂までくれば少し風もあって体感温度も下がるだろうと期待していましたが、そんなことはありませんでした。涼しくも暑くもなく、ぬるい…。
余裕があれば、行ったことのない鈴ヶ岩屋の方へ歩いてみようと思っていましたが、予想以上に暑さにやられたので、握ってきたおにぎりを食べて、写真を撮り、下りることにしました。山頂には30人近くいたような気がします。
笹に覆われる山頂〜八丁への道
ミヤマキリシマに似てヤマツツジは小柄です
おそらく白いのはヤマボウシの木です
麦畑と遠賀川
6月の花
今年の花は良くないね!とよく登る方が言ってました。花も多分、暑いんだと思います
蕾も暑そうです
エゴノキだと思います。蕾が可愛く、夢中になりました
コガクウツギまたはガクウツギでしょうか
この植物も、気になります
茎や葉から出る白い液体が苦い、花苦菜。ニガナより花弁の枚数が多い
手ぬぐいを濡らして首に巻きます。とにかく暑い
下山は休憩をほとんどせず、さっさと下りました。思い返すと、熱中症の数歩手前だったのではないかと思います。頭の中に熱がこもってました。
無事下山
14:00頃下山。無事下山。
何年ここで登山客を迎えてるのでしょうか・・・
地元の山だから、低山だから、となめていましたが、季節によって咲く花は違い山肌の色もガラッと変わり、暑くて溶けそうでしたが、とても楽しめました。1、2年前までは、同じ山に何度も足を運ぶよりも、1つでも多くの山に登ってみたいと思っていましたが、人間変わるもんなんですね。今日は淡々と1人で登ったこともあり、色々と気づかされた山行でもありました。と同時に、福智山は夏に登る山ではない(来るなら早朝か夕方)と、身を持って感じた1日でした。
✏︎2021.8.10
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