今日は週1のリサプライの日。天気はやはりは雨。”that’s the thing isn’t it”と皆言っています。なんと訳したらいいのでしょうか。使うタイミングや意味合いは分かりますが、適当な日本語が思い浮かびません。
▲今日の定点観察
リサプライの日は、クイーンズタウンからマネージャーたちが私たちの小屋に顔を出し、ヘリの誘導をしたり小屋のマネージャーであるみんなのお母さんエミリーと話をしたり、設備面のチェックをしたりします。彼らのために、私たちchef、cookは毎週お菓子を焼いたりサンドイッチを作ったりしているのですが、今日はみんなのお母さんエミリーが張り切ってバナナケーキにパン、キッシュを焼いています。
「バナナケーキはね、キウイの伝統なのよ。食べてちょうだい。感想を聞きたいからね。一切れさやかの分とってありますからね。キウイの食べ物よ!」
みんなのお母さんエミリーが作ったバナナケーキの上には、レモンのアイシングがたっぷり乗っかっていますが、通常はチョコレートのアイシングだそうです。食べてみると、バナナがギュッと詰まったパウンドケーキのようなものでとっても美味いです。レシピを教えてもらいたい!
ヘリは11:30頃から来始め、私は冷蔵室、見習いcookロビンは冷凍室へと食材を運び片付けていきます。今回はたくさんのチーズが届きました。なぜこんなに立派なチーズがたくさん届くのでしょうか?愉快なchefケイシーが発注したのか、何なのか、、、。一方日本の食材は発注してもしてもなかなか手に入れることができません。最近は諦めモードな私。そんな私に、見習いcookロビン「さやか!ほら!これ!」なんと、白味噌と乾燥椎茸が今回私たちの小屋に届きました!
味噌は、ワカメ入りのインスタント味噌であればたくさん小屋にありますが、そうではなくシンプルに味噌が欲しかったので、ずっと発注していたのです。乾燥椎茸は、先週愉快なchefケイシーが発注してくれたもので、こんなにもすぐ届くとは思ってもいませんでした!嬉しい!!
食材整理が終わった後はキッチンへ戻り、従食の準備の続きをします。見習いcookロビン「雨だし、味噌届いたし、味噌スープ作ってよ!」
乾物とはいえ、椎茸が入った味噌汁は大好きなので、嬉しくてたまりません。張り切って味噌汁を作ります。この味噌は結構しょっぱめです。神州と書いてありますが、信州あたりの味噌なのでしょうか。明らかに九州の味噌と違います。長野の山小屋で使っていた味噌に近いです。
味噌汁を作りながら、たくさん届いた乾燥椎茸で何作ろうかと妄想を膨らませます。炊き込みご飯を作っておにぎりなんていいよねぇ、それに味噌を塗ってオーブンで焼いたらどうだろう、、、。明日の従食はそれにしよう、そうしよう!いやいや、今日作ろう。今すぐ食べたい。明日まで待つ必要はないな、、、!
リサプライでバタバタするかなと思いきや、時間に余裕があったので、鍋に米、にんじん、椎茸、醤油、味醂、昆布を入れて炊き込みご飯を作ることにします。炊き上がりは少し水が足りず、味も薄めになってしまいましたが、まぁまぁ、not too bad! 小さなおにぎりを25個ほど作り、醤油をぬって、さらに味噌を片面にぬり、オーブンに入れます。
通りすがりのスタッフは小さなおにぎりがこんなふうに並んだのを見るのは初めて。「わー!何これ!」「綺麗な三角だね!」「美味しそう!」と驚いている様子。
そこに現れたのは愉快なchefケイシー。week offから帰ってきて、髪を切りさっぱりした表情で大きなザックを前と後ろに抱えてキッチンにやってきました。「さやか〜。久しぶり。how have you been?」
従食の時間になるとぞろぞろとスタッフが集まってきます。今日はいつもに増して人が多く、12人。皆美味しいと、焼きおにぎりと味噌汁を食べてくれました。その他のメニューは見習いcookロビン作のベジタリアンのカレー、冷凍の魚のフライ、キヌアサラダにフルーツサラダ。睡魔と疲れで、あまり皆とわいわいする気分ではありませんが、美味しい美味しいと言ってもらえて、よかったよかった。
Week offから帰ってきた愉快なchefケイシーと入れ替わりで、明日からは見習いcookロビンと生意気なメグがweek offです。2人は、トラックをお客さんと一緒に歩くそうです。天気はさすがの雨男、雨予報となっています。天気がころっと変わるのを願うばかりです。
最後にひとつ。2月の中頃の連休で街に降りた時に日本へ送った手紙が今日届いたと友人から連絡が来ました。2週間ちょいかかりましたが、無事に私の文字がぎっしりのった紙切れがニュージーランドから日本へと無事届いたようで、今日イチの嬉しいニュースでした。家族にも送りましたが、地方なのでもう少しかかりそうです。
COMMENT