70日目 悪化する風邪

風邪っぽいなぁと感じ始めてから5、6日ほど経つでしょうか。治る気配がありません。

今日はDシフト。6:30スタートです。アリスとジェイミーはコロナのため働けませんから、アリスの代わりにティナは今日も1人でMCとECをやっています(私がMC、ECのどちらかをやってもいいのですが、そうするとlodgeシフトが1人足りなくなる為、私はDシフトです)。そして、昨日今日と連休のはずのジェンは、出てきて仕事をしています。

朝起きると声はいつもより低く、飴を舐めていないとやっぱり咳が出ます。そして気のせいか、鼻水まで、、、。それでも熱はないですし、働けることは働けるので、皿洗いをし、朝ごはんを食べ、部屋掃除に向かいます。エミリー「ベイピングし過ぎたんじゃないの?」と冗談を言っていますが、極力声を出したくない私は、笑うしかありません。

朝ごはんを食べていると、Hシフトのエリック。「代わりのスタッフ、見つからないならオフィスのジャックが働きにきたらいいのにね」とかなんとか言っています。もちろん冗談です。彼は風邪とは程遠そうで元気な様子です。

昨日の時点では、緊急で2人のスタッフを探して1週間だけヘルプで入るようにどうにかするとオフィスは言っていましたが、朝のエミリーの話によると、1人しか見つかってないとのこと。街のオフィスはてんやわんや、私たち小屋の中もてんやわんやです。

のど飴を舐めながら掃除をしていると、ジェンがベッドメイキングをしている私の元へやってきました。何かあったのでしょうか?

「さやか。あとは任せて。掃除はわたしが全部するから。さやかは今日の仕事はこれで終わりよ。ゆっくり休んでちょうだい。明日に備えてほしいからね。明日の方が大切だから」

うんともすんとも言う暇なく、私はどこまで掃除を済ませたかジェンに引き継ぎ、部屋に戻ることにします。

明日はもともと休みだったのですが、人が足りないので私は出勤する予定になっています。今日は3時間しか働いていませんが、半日分の給料が出るとのこと。明日に備える為に、まだ昼前ですがゆっくり寝ることにします。

部屋に戻る途中エミリーにも声をかけ、明日の私のシフトを確認します。先月末からエミリーはブリッジが辞めるタイミングが早まったり、新しいスタッフの小屋入りが遅れたり、今回のコロナで何回も何回もシフトを作り替えています。昨日、2000回は変えたわよと言っていました(笑)。私のシフトは、ヘルプでくるスタッフがどうなるかはっきりしてからしか分からないとのことで、決まったら知らせるからね、と。

私は念の為コロナの検査をもう一度受け、メグのビタミンドリンクを飲み、部屋に戻ります。結果はやはり陰性。この検査キット信用できるのでしょうか?

部屋に戻るとすぐに深い眠りに入り、起きると4時間以上経っていたことに気づきます。生理中あるあるで、文字通り死んだような眠り方をするのです。気を失った状態から目を覚ますと、まだ頭がはっきりしませんが、ドアをノックする音が聞こえます。この軽快な足音はエミリーに違いありません。窓の向こうから声が聞こえてきます。

「さやか〜!どうかしら〜!明日は予定通り休んでちょうだい〜!あなたは休みよ休み!」

今起きました状態の格好でドアを開けるといつものエミリーが立っています。私の休み返上プランは無しになったらしく、明日も休んでいいとのことです。夕食も部屋まで持ってきてくれるとのこと。そして、エリックが朝冗談を言っていたように、街のオフィスのジャックがヘルプで入ることになったそうです。さっきまで気を失っていた私、頭がついていきませんが、とにかく明日は休みであることにほっと一安心。

予定通り休みになったからには、スタッフルームやキッチン、ラウンジをうろうろするわけにも行きませんし、エミリーにも、「ジャックにはさやかが体調がすこぶる良くないって言ってるから、もし映画ダウンロードしたり、Wi-Fi使いたいんだったら、ジャックが来る前にスタッフルームで用を済ませてちょうだい。ご飯も部屋まで持ってきますから。一緒に食べちゃあジャックも驚くでしょう?」

私はスタッフルームへ行って果物を頬張り、部屋で飲む為にお茶を入れ、映画を数本ダウンロードします。まだ15:00ですが、このあとずーっと部屋にいなければなりません。長いな、、、。

とりあえず、部屋に戻り、前回のウィークオフで買っていたポップコーンを食べながら映画を見ることにします。友達が美味しいよと言っていたポップコーンで食べるのを楽しみにしていたビーガンのもの。チョコレートがかかっているのですが、口に入れると味が全くしません。嫌な予感がします。もうひとつ、もうひとつ、口に次から次に入れていきますが味が全くしません。

2連休で街に出ていたアレックスがのど飴を買ってきてくれたのですが、それも舐めてみますが味が、やはりしません。さっき作ったお茶も、ただのお白湯です。スタッフルームでフルーツ(ネクタリン)を食べた時はしっかり味がしたのですが、、、1時間で味覚を失うなんてあるのでしょうか?

17:30、アレックスが私の夕食を持ってきてくれました。何か必要なものがあったらなんでも言って、ドクターアレックスだから、と言っています。そんなノリについて行く余裕もなく、私は渡された今日の夕食を部屋で食べ始めますが、、、やはり味がしません!!!味覚を失うのは初めてではなく過去に2回あります。貧血状態だった時と、風邪を引いた時です。その”風邪”は陰性でしたがおそらく、陽性。

味覚を失う、こんなに悲しいことはありません。食べるとが好きなので、何を食べても味がしないとなると毎日の楽しみを奪われた気分です。その後、気付いたのですが鼻が詰まっているのもあり嗅覚まで失っているようです。もう、これは、コロナなのでは?よくなりかけていた体調も、なんだかぶり返しているような気がします。

誰かに伝えようかなとも思いましたが、皆がいるスタッフルームへ行くのはやめておいた方が良さそうですし、私のいるフラットに住んでいるメグやデイジー、アレックスはスタッフルームにいるようで、すれ違うこともなかったので、特に伝えていません。一晩寝て、明日も休んで、悪化するようならエミリーに伝えなければと思います。

消灯後、皆がスタッフルームからいなくなった時間、夕食のお皿を片付けにキッチンへ行き、スタッフルームに張り出されているシフトを確認します。オフィスのジャックの他、ガイドのエリーがlodgeとして数日間だけ働きにくるようで、名前が足されています。そして、ティナは4日連続1人でMCとECをすることになっているようです。身体を壊さないか、彼女のメンタルは大丈夫か、彼女のことを知っているからこそ、心配です。

早く風邪を治して、いつも通り働きたいですし、歩きに、走りにいきたいです。来週はウィークオフ。風邪が完全に治っていることを願うばかりです。

 

▲定点観察

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