4日目 布団おろし

営業開始まであと6日。今日は、まず各シフトの説明を、新人スタッフと一緒に受けた。3年ぶりとなる上、いくつか変更点があるので、5つに分かれたシフトの仕事内容を1から確認する。

そのあとは、ワックスがけに布団おろし、従食作り。何だか毎日食事を作っている。シフトの説明を受け、4月のシフトを確認すると、営業が始まってからも従食当番が数日続いていた。私の過去の山小屋日記ブログを読んでくださっている方なら分かるかと思うが、食事作りは嫌いではないが、毎日続くと、何を作ろうかと悩まされ、くたびれる。ま、仕事だからそんなことは言ってられない。それでも、今日作りながら思ったのは、3年前より早く作れるようになった気がするし、どうしようと悩むものの、その時間は短くなった。成長したということだろうか。

布団おろしというのは、今まで使っていた布団はほとんどを引き取ってもらい、新しい布団(リース)が小屋に搬入されるそうで、今まで使っていた布団を2階の客室、3階の屋根裏部屋から1階のラウンジに下ろした。外は17度。しかし日差しがある程度当たっているからか、屋根裏はとても暑い。サウナ状態だ。私が3階から布団を階段へ下ろし、他のスタッフが2階から1階へ、1階からラウンジへとバケツリレー。3階の布団が置いてあった場所は暖かいのか、ネズミのフンがあちらこちらに散らばっている。座布団は齧られ、どこからか動かないネズミが出てくるんじゃなかろうかとドキドキしながら、布団を運んでいく。

休憩を挟みつつ、2階のベランダからも景色をほんの一瞬楽しむ。人がまだおらず熊鈴が鳴り響いていないこの場所は、今と下山前だけ。今年は特に雪が解けてきているものの、まだ少し残っていて、やっぱりこの場所は綺麗だよなあ、と思う。

▲新芽を食べに来た猿と木々の隙間から覗く前穂

夕食は、そんな景色を見ながら皆で外のテラスで食べた。豚しゃぶに酸辣湯。食後のデザートにロールケーキやポップコーンもいただき、もちろんお酒も飲んで。ゆっくりと平和な時間をスタッフだけで楽しめるのも今だけか。

 

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