お盆を過ぎてからは、毎日ひっきりなしに”ゲスト”が来る。隣の山小屋スタッフを見送ったと思えば次は、某山雑誌の方々だ。取材らしい。
取材と言っても、支配人中心にインタビューをしたり、小屋の中の様子を写真に収めたりで、結局何を取材されているのか知らずに終わった。スタッフは、少なくとも私は、いつも通り仕事をこなすのに精一杯だった。
食事もネタの一つのようで、食べる前にシャッターを何度も切る。「雑誌に載るかもしれないから」、それはただの見せかけだ。今日も一つずつ丁寧に盛り付けをする。ここの山小屋は食事にはこだわっている方だと思う。
3000m級の山の上で様々な職種の人に会えるのはなかなか面白い。スーツにネクタイ、名刺交換にお辞儀…そんな堅苦しさはない。重いザックを下ろしながら、頬には汗を流し、お久しぶりです、なんて言いながら挨拶が始まる。
:
#2922mのお天気報告 青空から始まった朝、6時前まで寝ていたので朝日は見逃して分からず。雲が多い分、少し肌寒く感じる午前中。午後も雲は減ることなく、青空度は低め。雨や雷は珍しくなく、夕日の時間はガスに包まれる。夜まで雲は消えることなく、月や星は隠れがち。1日を通して風はほぼなし。—August 25, 2020
花も少しずつ全盛期を終えつつある
あちらの山頂はすっぽり雲をかぶっていた
#2922mのお天気報告 全体的に雲が多めの一日。太陽はオレンジとピンクの中間の色、しっかりと見える輪郭が眩しい。雨は降らず、でも湿度が高いからか雲の下でもムッと暑く感じる時間がありました。とは言っても下界の暑さとは比べものになりません。夜はガスって星は見えず。—August 27, 2020
COMMENT