【43日目】チリのカタリーナ、ヘリで隣の小屋へ

目が覚めると耳に入ってくるのは途切れることのない雨の音。今日は週に1度のヘリ日です。先週に続き、public holiday(先週はクリスマス、今週はお正月)のため、いつもなら水曜日ですが、木曜日のリサプライ。天気のおかげでいつヘリが来るか分からず、みんなのお母さんエミリーは無線を握り忙しそうに小屋中を行き来しています。私は1時間早くキッチンに行き、見習いcookロビンと2人で仕込みを淡々と終わらせていきます。

私「ヘリ、11:30くらいから来るって言ってた?」見習いcookロビン「そうみたいだね」」みんなのお母さんエミリー「雨が続くみたいだから、最悪のシナリオは夜遅くにヘリが来て食材の整理が明日になることね。ヘリに関しては私たちにできることは何もないから今やるべきことをひとつずつ終わらせてちょうだい」

お昼前になると、隣の小屋のスタッフであるアイルランドのマットがやってきました。彼はweek offでトラックを5日間かけてお客さんと一緒に歩き、今日ボートで私達の小屋へ戻ってきて、リサプライのヘリに乗って彼の働く小屋へ戻るそうです。

私たちの小屋はボート乗り場から20分足らずの場所なのでヘリに乗る機会はありませんが、他の小屋のスタッフはweek offの度にヘリに乗って小屋入りしています。羨ましい限り。

アイルランドのマットは、天候に恵まれ5日間青空の下トラックを歩くことができたそう。5日間のツアーは、トラックを歩き終えたあとのクルージングもツアーに含まれるのですが、クルージング中にイルカを見たと動画も見せてくれました。ボートについてきてはジャンプするイルカの動画です。彼とは前にも話したことがあり、ニュージーランドでこの仕事を終えたら日本の山に登りに行きたいと言っていました。

結局ヘリが来たのは12:30頃。1時間以上かけて、ヘリが降ろしていく食材を冷凍室、冷蔵室、倉庫に休む暇なく入れていきます。私にとっては週一のトレーニングのようなものです。足腰はもちろん、重い荷物を運ぶので腕も鍛えられます。それから、ヘリ日の度に増えるサンドフライの刺され跡。もう慣れっこです。

今日から2連休のチリのカタリーナも食材運びを少し手伝ってくれました。彼女は今日隣の小屋へ泊りにいくそうで、運良く、アイルランドのマットと同じように、隣の小屋までヘリに乗せてもらえるそうです。私「カタリーナヘリに乗るのかな?」しっかり者のメグ「ぽいね、いいなぁ!羨ましい!!」

食材整理を終えた後は流石にお腹が空いたので、仕込みを一旦中断、昨日の夜ご飯の残りを食べます。のんびりしたいところですが、食べ終わったところで時計を見ると15:00前。その後は見習いcookロビンと17:00までノンストップで仕込み、従食作りをしていきます。かなりバタバタしてしまいましたが、なんとか間に合わせることができました。

従食の後、お客さんの食事出しをしていると、みんなのお母さんエミリー「私たちの小屋は皆よくやってるからね、ご褒美に休みの日とヘリ日が合えば、隣の小屋までスタッフ皆フリーでヘリに乗せてもらえることになったわよ」今いる小屋にいる限り、ヘリに乗る機会はないだろうと思っていたので、これはこれは、朗報です。

私たちの小屋はよくやっているというのは、のっぽな山屋ミックとチリのカタリーナが出ていくにしろ、他の小屋よりも比較的平和ということなのでしょうか。他の小屋は次から次に人が辞めていっているようで、スタッフ不足の状態だそうです。人間関係や仕事が気に入らないなどの理由。長続きする方が珍しいのでしょうか?

小屋で働くスタッフに比べ、ガイドは仕事を楽しんでいる人の方が多いような気がします。消灯前にキウイの物静かなアニーと2人で話していると、そこにやってきた3年目のガイドが、「ガイドするのは楽しいよ、この仕事好きだし、また次のシーズンも戻ってくるつもり」と言っていました。似たようなセリフは他のガイドからも聞いたことがあります。

他にも小屋にくる前は何をしていたのかや、どこの出身なのか、シーズン終えたら何をするのか等話しました。ガイド「ところで、Spotifyの音楽はどう?」キウイの物静かなアニー「It’s been one week since my musics were undownloaded」私「私は2週間かな」ガイド「携帯を僕達に預けてもよければ、街に降りた時にダウンロードして持ってきてあげられるよ」キウイの物静かなアニー「携帯がないと朝起きれないからそれはちょっと難しいかな、、、」ガイド「あぁ、そっか〜。アラームで使うよね。old school な時計が必要だね」

話していたガイドは、ダニーデンの出身だそうで、英語を聞き取るのが難しく感じました。前に、優しいお姉さんブリッジがニュージーランドもエリアによってアクセントが違い、ダニーデンはスコティッシュ訛りだと聞きました。アクセントのせいもありますが、人によって話し方が違い、この1ヶ月半一緒に暮らしている小屋のスタッフの英語は(みんなのお母さんエミリーを除いては)、小屋入りした頃よりも聞き取れるようになってきましたが、初めて会う人の英語はやはりすぐには耳に入ってきません。

ガイドは30人以上いますが、最近名前をぼちぼち覚えてきました。皆の名前を完璧に覚えた頃にはシーズンが終わるんだろうなと、そんな気がしています。

6日間続いたD/Cシフトも今日で終わり、明日からB/Cシフトです。毎日9:00過ぎに起きていたので6:00に起きれるでしょうか、、、。さぁさぁ、23:00も過ぎたので寝ることにします。

 

 


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