2日目 all day listening

7:20、ラウンジに行き、当番のcookが準備してくれた朝食を食べ、8:30を過ぎから研修です。研修はカチカチしておらず遅れて入ってくるスタッフ、椅子ではなく床に座っているスタッフ、コーヒーを飲みながら、時にはお菓子をつまみながら話を聞くスタッフ、様々です。

今日の研修内容は、小屋で起こりうる災害について、スタッフとしての心得、休暇についてなど。丸一日、ぶっ通しで3人のマネージメントチームスタッフがパワポを使いながら話します。

私は、去年数週間遅れて小屋入りしたので、研修には参加できませんでした。研修〜小屋入りの流れは私にとって初めてです。

去年ほど、英語の嵐に拒否反応を起こしてはいませんが、やはり1日中英語を聞くのは疲れます。スクリーンにも文字が映し出されているので目から、耳から情報が入り、時には近くでコソコソ話しているスタッフの声が聞こえてきます。ぷつんと切れそうな集中力をなんとか保ちます。去年1シーズン働いたので内容は大体理解できますが、もし去年、この研修に参加していたら、出だしから着いていけず挫けたことでしょう。

研修よりもどっと疲れるのは、食事や休憩時間、同じテーブルや近くの人との会話です。静かな場所での一対一の会話とは違い、ラウンジには70人近くのスタッフが集まり、皆あちらこちらで一斉に話しています。雑音がある中で隣の人の英語を聞き取るのが私には難しく、頭が痛くなるのです。強制的に耳を鍛える良いチャンスではありますが、さっそく2日目にして逃げたくなってしまいました。「字幕が欲しい」これは去年一緒に働いたチリのカタリーナの言葉です。

先は長いので無理をする気にもなれません。英語については自分のペースで慣れていこうかと思います。

そんな中でもこの2日間何人かと話をしましたが、うち1人は昔この小屋で働いていたそうです。過去のgroup pictureが飾ってある部屋に一緒に行くと、30年前の彼女が真ん中にいます。30年ぶりに同じ場所に戻ってくるなんてどんな気分でしょうか。彼女が当時使っていた部屋は今はガイド部屋になっていますが、「ベッドはこっち向きで、ここには棚があって、隣の部屋は友達で、、、」きらきらと目が輝いている彼女は、写真の中に写る30年前の姿そのままに見えました。

私の働く小屋のマネージャー、エミリーの紹介で働きにきたというスタッフからは、こんな質問をされました。「面接の時に、英語を話さないお客さんの対応が必要な時、あなたならどんな対応をしますか、って質問されたんだけど、日本人のお客さんには、何て話しかけたらいいかしら?」と。面接の質問自体も考えさせられますが、それを私に投げられてもなかなか難しい質問です()。「いや、そんなん知らんよ」と言いたくなるところですが、、、今、日記を書きながら落ち着いて考えると、どうしても日本語で会話をする必要があるシチュエーションならば現実的な答えは、①通訳ができる人を探す②指差し、ジェスチャー、絵を使ってコミュニケーションをとる、この2つでしょうか?

あとひとつ、ある会話を書き残しておきます。私とスペイン人、ニュージーランド人の3人で、どこの小屋に配属された?何年目?出身は?名前は?と3人で軽い自己紹介をしていると、ニュージーランド人の彼女には、私とスペイン人の名前が聞き取りづらく、発音もしづらかったのか、”I’m Chris, it’s easy haha” と。私自身、こんなことでイラッとしなくてもいいのになとも思いますが、私たち2人の名前を覚える気はさらさらない様子で、easyという彼女の言葉にマイナスに反応していました。お互い自己紹介している訳ですから、名前くらい投げやりにならず聞いて欲しいと思ったのです()

ぼやきはこの辺にして。

明日の午前中はへリコプターについての研修があり、その後は配属の小屋への移動日です。そして午後のボートでは、ガイド数十人が一斉に私たちの小屋にやってきて、1泊します。ガイドトリップと呼ばれるもので、シーズン前にお客さんなしでトラックを実際に歩きながら、ガイド研修が行われるのです。

明後日には食材がヘリでやってきて、これから一緒に働くchefのティナと、実際にキッチンを使いながら、we will talk about how we manage and organize kitchenです。

彼女はアルゼンチン出身で、去年から今年にかけて、ニュージーランドのロングトレイルを歩いたそうです。料理は好き、嫌いではなく仕事だからやっていると言っています。わからなくはありません。

ケイシーからの噂はさておき、とても前向きな彼女は、フレキシブルにやっていきたい!と言っています。staff mealを毎日作るというプレッシャーは、私のストレスの9割を占めており、考えただけでお腹は痛くなりますが、、、今考えても仕方ないので、1日、1日やるべきことをやっていこうと思います。

んー。やっ、お腹痛いです。

昨日に続き、天気は雨が降ったり止んだり、雪もちらついているニュージーランドの森の中。私はトレーナーを着てぬくぬくとしていますが、休憩時間に近くの川に泳ぎに行く人もちらほらいます。泳いだ後に温泉に入れるならまだしも!!!()この天気、この寒さで冷たい水に水着で飛び込むなんて考えられません!!!

気温が上がってハンモックで昼寝をする日が待ち切れません。

 


泳ぎには行かず、軽い散歩

 

▲定点観察、今年はこの場所から

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