20日目、21日目雨 | 今日も行き当たりばったり

20日目は日記を残さずに寝てしまいました。

この２日間は、土砂降りではありませんが、止むことのない安定した雨が続きました。お陰で小屋の目の前を流れる川は増水し、流れは歩くスピードより速いです。いつもなら透き通って川底の岩がひとつひとつ確認できますが、今は濁っていて何も見えません。

その雨はツアーにも影響が出ます。無線上では忙しなくガイドたちがやりとりをしています。無線から聞こえてくる英語は未だに聞き取れず、何を言っているのかさっぱりです、、、。

私たちの小屋は4泊5日で歩くトレッキングツアーの1泊目に当たる小屋で、お客さんは夕食の後、ガイドのトラックに関してのプレゼンを聞くことになります。いつもなら、このトラックの歴史や植物、注意点などが説明されますが、雨がひどい場合は、ヘリコプター移動に関しての説明も行われるようです。

どういうことかというと、天候が最悪の場合は、トラックを歩かずに小屋や途中にあるシェルターから、ヘリで次の小屋へお客さんを移動させることがあるのです。世界一美しい遊歩道と言われているこのトラック。多くの人が世界中から訪れ、整備もされているとはいえ、川沿いを歩くコースなので増水すればトラックは浸かってしまうことになります。いつ、緊急事態になるかわかりませんので、事前にヘリ移動に関しての説明が行われるということです。

ガイドたちは、スタッフルームで食事の前後や寝る前に、これからの行程の話をしています。小屋の中での仕事とはまた違って、大変そうだなぁ〜と私は外から眺めるだけですが、、、。

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私の仕事はというと、20日目も21日目も特に大きなハプニングなく、MCシフトを終えました。3日間連続でMCをやったので、大分自信がついた気がします。

third cookのアリスは、20日目にティナの指導のもと初めてのECをしました。初めてとはいえ、元々キッチンでの経験が長いので覚えは早いようで、ティナも安心している様子です。

2人の勢いには、ついていくのが難しいです。ティナに負けず喋り倒すアリスも、なかなか迫力があります(笑)。そんな2人についていけない自分に、だんだん慣れて来ました(笑)。ただし、分からない時は私のペースで何度も聞き返し、3人の間で誤解のないよう、それだけは気をつけています、、、。

3週間も経てば、キッチンメンバーだけでなく、ほかの皆とも距離が縮まってきたきがします。キッチンでの仕事に精一杯でそんな余裕はこれまでありませんでしたが、今は夕食の時間や、消灯前の時間はお茶を飲みながら皆で過ごす時間が楽しいと思えるようになって来ました。

ジェイミー「朝、スクランブルエッグを追加でテーブルに持って行ったらさ、アメリカ人のお客さんが”あなたのアクセント素敵ね、ずっとここであなたの話を聞いていたいわ”って言われたよ。complimentで悪意はないってわかっててもcreepyすぎるよね」ジェイミーの相方アリス「そりゃ、creepyだよ！」彼はスコティッシュアクセントなので、そのお客さんにとってはツボだったようです。私も個人的にスコットランドの独特なアクセント、とても好きなので、お客さんの気持ち、分かります。

日曜日にweek offから帰ってきたアレックスは、相変わらずふざけっぱなしです。休むことを知らないのか、ずっとおしゃべりしながら笑っては冗談を飛ばし、皆を笑わせてくれます。アレックス「僕がいなくて、小屋は静かだった？」ブリッジ「そうね、静かだったよ」

アレックスと入れ替わりでweek offに入ったのはエリック。営業が始まる前はスタッフ全員で過ごしていましたが、このようにweek offが交代で回るので、これからは全員が揃うことはありません。

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これも書こう、あれも書こうと頭の中に日記があり、たくさん書きたいことはあるのですが、キリがありませんので今回はここまでに。

明日は、1週間ぶりの1日休みです。ティナとD Passに行くことにしていますが、この雨の様子じゃあ、エミリーに足止めされそうです。朝様子を見て、無理だったら仕方ないねティナと話しています。

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▲20日目　定点観察

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〜従食メモ〜

【20日目】
⚪︎ビーガンスープ
アスパラガス、ブロッコリー、ココナッツクリームのスープ。ティナ作。
⚪︎クルトン
ちゃちゃっとこちらもティナがオーブンで作ってくれました。
⚪︎トマトサラダ
以前トルコで食べたトマトと玉ねぎのサラダを私なりにアレンジしたもの。
⚪︎ほうれん草とカリフラワー、豆腐のサラダ
カリフラワーと豆腐はパン粉をつけて多めの油で焼きました。ドレッシングは胡麻醤油ドレッシング。いずれも私作。