ウィークオフが明けてから、日記を書くペースが落ちています。日が空いてしまいましたし、いつものように書いても面白くないので、今回は少し違う書き方をしてみることにしました。スタッフごとに何が起きているか、彼らとどんな会話をしているか書いてみようと思います。
マネージャーのエミリー
私がウィークオフで小屋を離れる前はkidsたちにうんざりし、ここでの仕事にも疲れ果て、”いつものbig smileなエミリー”ではなくなっていたのですが、最近は本調子を取り戻した様子。77日目には「一緒に映画でも見ましょうか」と誘ってくれ、アイスクリームにサイダー(りんごのアルコールサイダー)を飲みながら一緒に映画を見ました。それ以降も、毎日私のことを気にかけてくれており、また映画見ましょうね、この日の夜は一緒にお酒飲みましょうか、と誘ってくれます。
小屋全体の雰囲気も緩んで飽きてきた感が漂っていますが、何か少しでも楽しいことをと、エミリーは色々と考えてくれています。「木曜日、皆でパンケーキ作ってみたらどうかしら。皆んなで作って皆んなで食べるのよ。ランチにね」
▲パンケーキサーズデイ 80日目
デイジー
私のウィークオフ前は、デイジーとエミリーの間に壁ができていたように思いますが、私がウィークオフから帰ってきた後、2人を観察していると以前のように話しており、壁がなくなった様子です。
80日目、夜スタッフルームで皆で話していると、エミリーがデイジーの話を本人の前でし始めます。「デイジーったら、あんなに素敵な人が現れたのに、ためらっちゃってね、追いかけなきゃダメよ」「しばらくしてから追いかけてたわよ。何が起こるかわかんないんだから。ここで結婚式して出産して、子どもを育てたらいいじゃないの」いつもながらエミリーは話がすぐに大きくなります。夕方小屋に現れた男性が素敵な人だったようで、デイジーは後を追って少し話をしたそうです。
そんなデイジーは、81日目、Lシフトを終えた後ウィークオフで街に出ました。彼女は、昨シーズンは全く飲んでいなかったのに今シーズンから急にハマっているRARO(オレンジ色の、粉末を溶かして作る砂糖たっぷりのジュース)を、抱えて出てきいました。お客さんが到着した時にウェルカムドリンクとして出しているのですが、「なんかね、今年はね、これ毎日飲まないとやってられないの」といつも言っています。一部の人には中毒性があるようです。
エリック
彼は、最近本格的にマネージャーシフトをし始めており、その役になかなかぴったりとハマっています。そうでもしなければlodgesの仕事に飽きて退屈していたでしょう。(((「boysたちをkeep entertaining しなきゃね」とエミリーの戦略のひとつでもあるのですが。)))
マネージャーシフトは朝と夜ふたつに分かれており彼は一通りこなせるようになりました。たまぁにだらけてる時もある彼ですが、大抵は仕事をきちんきちんとこなせる彼、責任感のある仕事を与えることで、彼の良さが発揮されているような気がします。気のせいか、マネージャーシフトをやっている時のエリックは背筋がピンと伸びてます。
アレックス
飽きやすい性格なのか、lodgesの仕事にうんざりしているのか、ウィークオフ後からなんだかウィークオフ前の彼とは違う雰囲気が漂います。実際、「なんでシーズン途中で辞める人がいるのか、わかった気がする」と言っていました。それでも辞めるつもりはないそうです。
そんな彼は仕事に飽きたら、もとい、Hシフトで日中手があいたらすぐにキッチンにやってきて、サラダを作り始めます。ジェイミーのつけたあだ名、”サラダボーイ”は、響きが良くはありませんが、毎回熱心にサラダを作ってくれます。ある日にはリリーとシフトを交換してHシフトをし、サラダを作る始末。まぁ、良いのですが、、、。エミリー「アレックスったら、掃除ほったらかして、朝からキッチンに入ってるわね。まったくまったく。cookになりたくて仕方ないみたいね」
様子が前と違う原因はもうひとつあり、彼のiPhoneはウィークオフから帰ってきた翌日、急に動かなくなり携帯が使えなくなったのです。かなりがっかりしていました。エミリーが、使っていない古いiPhone を持っているということで、それを使ってwifiに繋ぎSpotifyやインスタを使っているようですが、自分の携帯には写真やデータがたくさん残っているようで、修理に出そうかと言う話になっています。
サン
私のウィークオフ中にやってきた、サン。去年と同じようにシーズン途中からシーズン終わりまで働くということで、私は彼女に半年以上ぶりの再会です。サンは、変わらずサン。小屋に戻って来れて嬉しそうにしています。お土産といって、私にチョコレートまでくれました。
この1週間、少ししか話せていませんが、徐々に会っていなかった期間の話をしたいです。このシーズンが終わったら中国に帰ると言っています。これから3ヶ月、一緒に働けるのが楽しみです。
エリン
サンと同じく、私のウィークオフ中に新しいスタッフとして入ってきたエリン。独特の雰囲気を持っており、ドレッドヘアにカラフルなタイツ、パタゴニアのザックにパタゴニアのフーディをいつも着ています。彼女ともまだ話をゆっくりできてきませんが、おしゃべりに集中して手が緩むkidsたちとは大違いで、仕事は仕事、きちんとこなす彼女は、大人な雰囲気が漂っています。
リリー
「さやか！誕生日だったのにケーキ作ってなかったよ」と、リリーの手には、チョコレートケーキ。76日目のスタッフディナーの後、くつろいでいる私にろうそくを立てて持ってきてくれました。リリーが日中キッチンの片隅で何かを作っているのは見ていましたが、特に声はかけませんでした。誕生日はウィークオフ中で、もう1週間経っていますし、自分の誕生日ケーキが目の前に現れるとはサプライズです。
リリーは、皆から私がチョコレートケーキが好きだと言う情報をしっかり手に入れており、チョコレートケーキにアイシングがぬられたケーキを焼いてくれました。「上手く膨らまなかった！味は大丈夫だといいんだけどね」ケーキはしっとりしていて美味しく、ぺろっと食べてしまいました。本当に嬉しいです。
アリス
ウィークオフから私が帰ってきた後は、ティナが2日後にウィークオフで小屋を出たため、私はアリスと毎日キッチンで働きました。アリスがキッチンで流す音楽は、誰とも違い、こんな曲どっから拾ってきたんだ？と言うような曲ばかりです。王道なロックの日もあれば、アラビアンだったりスパニッシュな日もあります。時々、去年のケイシーを思わせるような曲のチョイスも。気分にムラがあるのか、たまに口調が強くなり、calm down calm down!!と言いたくなります。皆それぞれのペースにムードがあるのは百も承知ですが、小屋のスタッフの中で特にティナとアリスの波長は、私の波長を狂わせます。彼らのペースは、読みづらいのです。
そんなアリスの作る料理は、どどーんと大胆でありながらも皆の舌を喜ばせるものばかりで、79日目にはベイクドパスタ、81日目にはシャキシューカという中東料理をパンと共に作ってくれました。彼女の作るパンは、パン屋さんのパンのよう。本当に美味しいです。
ジェイミー
髭をさっぱり剃ったジェイミーは、いつもながら皆を笑わせてくれます。だんだん彼のアクセントに慣れてきたとはいえ、100%は理解できません。彼の話は、全部理解できなくても笑えるので、100%理解できるようになったら、涙して笑うことでしょう、、、。
ジェイミーとアリスはシーズンが終わった後のフライトチケットを買ったようで、早くもシーズン終わりの話をしています。小屋を出る日や、閉め作業の話、スタッフパーティーはいつなのか等。エミリー「ジェイミーったらシーズン終わりの話ばっかりしちゃって、もう！まだシーズン半分しか終わってないって言うのにね！」エミリーはジェイミーからの質問の嵐に嫌気がさしていたようで私に愚痴っていました。
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この1週間寒い日が続いており、私はと言うと、手が空けばすぐにチャイ。皆飽きずに飲んでくれます。チャイばかりじゃあ飽きるかなと、ホットチョコレートにも挑戦しました。小屋にあるオーツミルクとホットチョコレートの粉末、さらに生姜やスパイスも入れて作ります。これが大好評。また寒い日に作ろうと思います。
最近は雲が広がりやすく、寒いし雨が降っているしで走ることをしていません。そして食欲もりもりな最近。甘いものも欲しており、おかげで体が疲れている気がします。悪循環です。
明日からは天気が良くなる予報です。青空が恋しいです。
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▲79日目の定点観察
▲80日目の定点観察
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