12日目、13日目、14日目

小屋入りから2週間経ちました。サンドフライの刺され跡が身体中のあちらこちらに、小さな火傷もちらほら、右の手のひらは筋肉痛です。

11日目に続き、この3日間はECevening cook、昼から夜にかけてのシフトが続きました。ティナと数日は2人で朝から夜まで一緒に働いて、MCECのやることリストの確認をしたり、2人の間でmisunderstandingがないか確認しようと言っていたのですが、エミリーや街のオフィスのマネージャーが私たちの働く時間がオーバーしすぎていると心配し、私たちのプランはボツに。ティナはMCの方がやりやすいとのことで、彼女がMC=朝から昼、私がEC=昼から夜のシフトを連続してやることで、まずは慣れようと言う話に落ち着きました。

街やオフィスのマネージャーは、私がティナの下で働くことに関して、とても心配してくれているようで、エミリーやジェンからも「大丈夫?」「何か私たちに言いたいことはない?」「街のオフィスのマネージャーも私たちもあなたのことを、特に心配してるのよ。大丈夫?今日の調子はどう?」と、これでもかと、ティナがいない隙をねらって私に確認してくれます。

この会社がそうなのか、ニュージーランドの文化なのか、日本で働いていた時にはない感覚です。どれだけ残業しても、スタッフ間でトラブルがあっても、ここまで心配してもらったりサポートしてもらったことは過去にありません。

「街のオフィスのマネージャーと話をしてるんだけどね、さやかのことや、ここのキッチン(がティナと私で上手く回っているか)のことを気にかけていてね。マネージメントチームの1人がリサプライの日にヘリで街からやってきて、ティナと一対一で話をすることになったわ。それでも、今の状況が改善されないようなら、プランBがあるからね」とエミリー。

プランBとはなんでしょうか。ティナか私が、別の小屋に飛ばされるんでしょうか?

ティナは確かに、他のスタッフを信頼しておらず(「キッチンで働いた経験がない人のことは信頼していない」と自ら言っていました)、自分のやり方にこだわり、他人を寄せ付けないところはありますが、私は彼女のそう言う性格が日に日にわかってきていますし、彼女の言うことは正しいことが多いと思うのです。彼女のいい分も十分わかります。一方で、彼女と四六時中一緒にいるわけではない他のスタッフからすれば、彼女の雰囲気や人への伝え方は冷たく時には無愛想で、同じ屋根の下で働き、暮らすというのは難しく感じるかもしれません。

どちらの立場も理解できる私は、間に挟まれた気分です。

ティナにも、エミリーやジェンなどマネージャーたちにも、lodgesの皆にも嘘はつきたくありません。毎日双方からさまざまな言葉が私に届きますが、私は私でいるしかありません。なんだか、仏になった気分です。皆がもう少しpatientにお互いの言うことに耳を傾けて、相手を信じてみれば上手くことは進むと思うのです。

と言うことで、皆の発する英語がよくわからないと甘える暇は全く持ってありません。

そんなこんなで毎日いざこざはありますが、ティナはMC、私はECでそれぞれ約8時間ずつ働き、私は4日連続して夕食の提供を行いました。ディナーサービスでは、私が調理し盛り付けた料理を、lodgesの皆やマネージャー、ガイドがお客さんの元へ運んでくれます。去年習ったことを思い出しながら、大分勘を取り戻しました。

私がワタワタする前で、相変わらずふざける口髭のアレックス、おしゃべりモードにスイッチが入ると仕事中でも音楽の話をやめられないドラマーのジェイミー、洗い物をしながら懐メロを流す若者のリリー、相変わらずいつも私に気を使ってくれる優しいお姉さんブリッジ。lodgesの皆は気楽で羨ましいです。

自分のこと、キッチンのことで精一杯で、なかなかlodgesの皆の話を書けていませんが、そういえば、13日目の昼に仕事を終えたアレックスはweek offで夕方のボートで街へと出ました。第一号です。今週から順にweek offが回っていきます。メグの車を借りて、ハイキングできる場所を探そうかなと言っていました。

「アレックスがいないと、静かね」とブリッジ。「彼はpureだよねぇ」「He is always happy

毎日やってくるガイドたちとも、ゆっくり話す余裕がまだありません。去年1年目で今年2年目となる日本人のガイドのえりさんとは、お互い2年目頑張ろうねと励まし合いました。1年目と違って、ベテラン扱いされるようでガイドはガイドで大変そうです。「もう少しお互い落ち着いたら、ゆっくり話そうね」

さぁ、明日15日目は、私はMC、ティナはECです。

、、、、、

と思っていたら、「街のオフィスからさっき連絡があってね。明日火曜はツアーは元々入ってなくて、お客さんは来ない日だって。来週の火曜もよ。明日は朝だけ働いて昼からみんな休みよ!」とエミリー。

おかげで皆のシフトを変えざるを得ず、またまたいざこざに。全部ここには書きませんが、結果的には私は休みになり、ティナがthird cookのアリスに教えながら MCをすることになりました。

私はもともと水曜日も休みだったので、火曜日、水曜日と2連休になりました。急に降ってきた2連休です。12月にあるweek offにオーストラリアに行こうと思っていますが計画を立てる暇が全くなかったので、この連休で飛行機や宿を予約しようかな、、、と思っているところです。

▲定点観察 13日目

〜従食メモ〜
12日目】
⚪︎ピザ
冷凍のピザ生地に、meat eater用、ビーガン用、ベジタリアン用の盛り付けを。アリスにはベジタリアン=チーズなしを。(チーズを取りすぎるとお腹を壊すそうです)
⚪︎いつものレタスサラダ

((一言))
皆なんでも食べてくれ!スタッフの数、ベジタリアンの数、ビーガンの数を考えながらピザを盛り付けるのに手間がかかって仕方ない!

13日目】
⚪︎ラム肉のオーブン焼き、なんちゃってグレイビーソースを添えて。
⚪︎ローストした野菜(ブロッコリー、カリフラワー、かぼちゃ、じゃがいも、赤緑黄ピーマン、マッシュルーム
⚪︎ヨークシャープディング
⚪︎marinated Tofu
⚪︎いつものレタスサラダ

((一言))
ヨークシャープデングは、very Englishで、普通はチキンと一緒に食べるらしい。ティナにレシピと作り方を教わって1人で作れるようになりました。quite easyです。

14日目】
⚪︎トマトソースパスタ
前日のroasted vegeの余りとトマト缶で。meat eaterには豚のひき肉を、ベジタリアン・ビーガンにはレンズ豆を。
⚪︎豆腐サラダ
前日のmarinated tofuに衣をつけて焼いたものをサラダにのせて。

 

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