昨日はday off。今日1日B/Cをやれば、明日もday off。明後日からは9連勤に突入です。
B/Cシフトは久しぶりです。朝6:00に起床、シフト上は6:30スタートですが、7:00の朝食時間にどうやっても間に合わないので、6:15からキッチンに入ります。B/Cシフトを連続してやっていた1週間前は、この時間寒く、朝は必ず制服の1つであるフリースを着ていましたが、12月に入ったからか、それほど寒くはありません。
▲今日の定点観察
寒さは感じませんが朝起きてから左目に違和感を感じます。痛くも痒くもありませんが何かゴミが入ったような感覚。それに気づいたみんなのお母さんエミリー「目、誰かに殴られたみたいになってるわよ!」えーっ!鏡はキッチンやスタッフルームにはないのでスマホのインカメや冷蔵庫のガラスで確認。”殴られたみたい”はかなり大袈裟ですが、まぶたをサンドフライでしょうか、虫に刺されたのか腫れています。私「どうしたらいいですか。病院に行ったほうがいいですか、、、!」みんなのお母さんエミリー「大丈夫よ、あなたはここにいてもらわないと困るからね!そのままで大丈夫よ!」
朝食出しが終わった後は、仕込みを少しし、お腹が空いたので朝ごはんを食べます。トーストやマフィン、フルーツをお腹いっぱい食べた後は、仕込みの続き。いつもなら12:00、13:00には終わりますが、なかなか終わりません。怠けているつもりもありませんが、仕事が早いわけでもないので、1つ1つ終わらせながら夜の従食は何にしようか、と考えます。
シフト上では11:00からスタートするD/Cの愉快なchefケイシーは、いつも通り9:30頃にキッチンにやってきます。今日は調子が悪いのか、音楽を流すことなく、おしゃべりもなく、ムッとしています。私は私で、無言なのも無音なのも気にならないので、特に話しかけることはしませんが、それにしても今日は静かです。何かあったのでしょうか。きっと、キッチンを通り過ぎていくスタッフも、いつもと違う彼に気づいているはずです。
無音なので、耳に入ってくるのは、無線のやりとりのみ。各小屋、ガイド、街の事務所間でやり取りする時に、無線を使います。大体が聞き取れません。ノイズも入っているので、さっぱりです。よく皆が反応するのは、Covid陽性者が出た時の無線。スタッフやガイドに陽性者が出た場合、無線で各小屋に知らせが入ります。Covidに関しては、ニュージーランド国内や世界で感染が広まってるのかどうなのか情報から遮断されているので、全くわかりませんが、スタッフやガイド間では1週間に1.2人以上はは陽性者が出ているようです。
なかなか仕込みが終わらないのに加え、朝からちょいちょいみんなのお母さんエミリーからイレギュラーな注文が入ります。⚫︎⚫︎が足りないから切ってくれる?○○作ってくれないかしら?
そしてお昼頃、お客さんのためにホットレモンを作って欲しいという注文が。そのお客さんは隣の小屋に行く途中、喉の調子が悪く(どのように悪いのかはよくわかりません)リタイアするとのことで、私たちの小屋に歩いて戻り、私たちの小屋からはヘリコプターで街の空港まで飛んで帰るそうです。
このように、途中でリタイアし、ヘリコプターで帰るというケースは、この数週間で何度か話を聞きました。稀ではないようです。天候などでどうしようもない場合は、山小屋やツアーを運営している私たちの会社が全てを負担しますが、お客さんの意思でリタイアしたい、歩かずにヘリを使いたい、という場合は参加者側の負担で数万はかかるようです。
それもそう、参加するお客さんの多くは定年退職して”世界一美しい遊歩道”という広告文句に釣られハイキングに来ているリッチなご夫婦、が多く(ちょっと言い過ぎました)、その数万を渋るような方々ではありません。全くハイキングの経験がないような方々もツアーに参加します。移動、宿泊、食事、ガイド、すべて込みのツアーそのものが30万はするので、数万のヘリ代は痛くないのでしょう、、、。もちろん全てのお客さんがそうとは限りませんが。
レモンを絞り、生姜をすりおろして、蜂蜜を入れ、そこにクローブやシナモンを入れようと思いましたが、そうする前にみんなのお母さんエミリーが、「ありがとう!これで良いわ」さささっと持っていってしまいます。味見くらいさせて欲しかった、、、。
時間はただただすぎて行く中、明日以降足りないものの仕込みをしていきます。うーん、終わらない。夜の従食は、レシピを見ながら新しいものに挑戦!という時間はなさそうだったのでケチャップライスを作ることにします。
15:00を回った頃、愉快なchefケイシーの調子が徐々に戻り始めました。「朝から頭が痛くて、薬も飲んだんだけど、風邪ではないよ!とにかく I feel shit since this morning.」頭が痛く音楽をかけるなんてもってのほかだったそうです。
15:30前に、やっと全てを終え、スタッフルームで一息つくことにします。外は雨です。チリのカタリーナ「もう仕事終わった?N burnのところまで散歩行かない?雨の中歩くの、いいよね、どう?」1人だとあまり気が進まない雨の中のお散歩ですが、彼女とならきっと楽しいはずと思い「ご飯の後ならいいよ!いこう!」と返事。
1時間半程度でしょうか、N burnまでを往復します。レインウェアを着ていれば気持ちの良い程度の雨です。雲も動きがあるので、時々森から覗く山や空の景色に癒されます。雨の中でも鳥たちは活発で、グレーのロビンという鳥はすぐそばまで寄ってきては、私たちを興味津々に観察している様子。
チリのカタリーナとはあれやこれや話します。1つは、マテという飲み物の話。今日の朝、チリのカタリーナが飲ませてくれたのですが、とても美味しく、マテについていろいろと聞きました。マテは、渋く癖のある緑茶、のような味で私は好きでした。美味しい!と言うとチリのカタリーナは、ビックリ。「美味しいって言った人、スタッフの中であなたが初めてよ」みんなのお母さんエミリー「ぶーっ!これは飲めません!!明日あなたトイレに行き続けるわよ、嫌い嫌い!」こんなふうに面白おかしく言います。
マテは、コップに茶葉をどさどさと入れ、溢れんばかりのお湯を注ぎ、そこにストローを刺します。ストローを混ぜると茶葉がストローに入ってきてしまうので、混ぜることはしません。家や皆で集まっている時なんかに飲むそうですが、ひとつのコップでストローを変えずに、1人ずつ飲み干し、次の人に回して行く、と言うルールがあるとのこと。ありがとう、と言えば、もう私は飲みません、いりません、という意思表示になるそうです。
私たち2人とも英語は流暢ではありませんが、それでも、個人的には1番話を理解してもらっている気がしますし、彼女の話が1番理解できる気がします。また、仕事をしながらや食事中の会話とは違って、歩きながら誰かと話すのはスッキリするものです。これからシーズンが終わるまで先は長くちょうどあと4ヶ月あります。人を誘って何かをするより1人遊びを好むような人間ですが、時には話しやすいチリのカタリーナやしっかり者のメグ、優しいお姉さんブリッジを誘って散歩してみようかな、とも思いました。チリのカタリーナ「何か話したいことがあったらtalk to me!」キラキラした目でいつも気にかけてくれます。
さぁさぁ明日はday off。のんびり散歩でもして、余っているパイ生地で何か作ろうかなと思っていましたが、みんなのお母さんエミリー「隣の小屋に泊まっているお客さんが明日こっちに戻ってくるようなのよ、ピックアップしにいって欲しいんだけど、どうかしら?行けるスタッフが休みのあなたしかいないのよ。無理はしなくて良いのよ。Don’t feel pressure. What do you think? We will pay if you go.」いずれにしろ隣の小屋方面には散歩に行くつもりだったので、歩くだけで給料が発生するのならと思いyesと返事。
何時に出発か明日にならないとわからないそうですし、今日から明日にかけて雨は続く予報、川沿いを歩く場面も多いので、雨が酷ければ私は行かなくて良いそうです。何だかはっきりしませんが、特に予定もないので明日起きてのお楽しみです。
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