愉快なchefケイシーの手を借りずに、dinner cookを1人でやる日が来ました。休憩時間を取ろうにもなかなか余裕がなく、昼ごはんを食べる程度。夜、仕事が終わった後も、消灯までの時間にシャワー浴びて洗濯して、をやっていると、1日の出来事を文字にする時間がありません。まとめて2日分を書きたいと思います。
▲12日目の定点観察
12日目のD/Cは、鍋洗い担当、Pシフトのキウイの物静かなアニー、皿洗い担当Dシフトのしっかり者のメグ、それから副支配人であるみんなの姉貴キャサリンが、あれやこれや手伝ってくれてなんとか終了しました。
しっかり者のメグ「できるだけ楽になるように、手伝うからね。なんでも言って!ここにいるから!」
キウイの物静かなアニー「you did a good job!」
みんなの姉貴キャサリン「(力強い声で)well done!!!(ハイタッチ)」
D/Cの大きな仕事の1つに、お客さんやガイドのdietaryを確認する、という作業があります。小屋到着の3.4時間前にメールで連絡が入るのですが、小屋到着後もガイドがキッチンに来て、再度確認をします。GF(グルテンフリー)や、DF(デイリーフリー)、ビーガン、ベジタリアン、アレルギーなど。この日は、きゅうりとナッツ類のアレルギーの人がいました。
ちょうどこの日のガイドが、日本人の方(小屋入りの日にも会った、ガイド8年目の方)で、日本語でdietaryを確認することができました。久しぶりの日本語、辿々しくなります。何度も確認にしに来てくださったので、間違いなくサーブすることができました、ほっ。
ガイド「結局cookすることになったんですね。愉快なchefケイシーも良いスタッフだし、こっち(キッチンの中での仕事)のが、楽しいんじゃないですか?」
あれこれ話したい事はありますが、キッチンに立つと余裕がない私…。また次回お会いしたときはまともな会話ができると良いですが。
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▲13日目の定点観察
13日目のD/Cは、前日よりもうまくできた気がします。PとDシフトで手伝ってくれたのは、優しいお姉さんブリッジに生意気なミア、みんなのお母さんエミリーというメンバー。
優しいお姉さんブリッジ「oh we should play classic rock musics on speaker! 」
モトリークルーが流れ始めた時、私には全く余裕がなく、バタバタと仕事を進めていたのですが、イントロが流れ始めるとすぐに優しいお姉さんブリッジ「あらあら、モトリークルーじゃないの!」ガンズが流れ始めると「1991年にオークランドでのライブ見に行ったのよ〜」
その話、掘り下げて聞きたいところではありましたが、手を動かすのに精一杯。お茶でもしながら、全盛期のライブに行った彼女に話を聞こうと思います。
みんなのお母さんエミリーは、何度も「fantastic!!!」をニュージーランド訛りで連発。
前日よりうまくいったとは言え、皆おしゃべりしながらリラックスして働いていますが、そこまでの余裕はまだ私にはありません。1.2ヶ月後には少しでも肩の力が抜けているといいなぁと思います。
夜の従食は、初めて私と見習いcookロビンの2人で作りました。これまでは毎日、愉快なchefケイシーがほとんどを、私と見習いcookロビンが1品ずつ作る、といった風でしたが、今日は愉快なchefケイシーはお休み。2人で作らなければなりません。
あれこれ2人で考えた結果、ハンバーガーに、オムレツ、サラダを作りました。ハンバーガーのメインの具は白身のフライ、ビーガンのスタッフ・ガイドにはナスまたは豆腐のフライ。ピクルスや玉ねぎを自由に挟んでもらって食べました。
愉快なchefケイシーは量も質も見た目も、しっかりこだわるので、毎日の夕食はクリスマスディナーのようです。そんな私たちの”ボス”は来週から故郷のアイルランドに3週間休暇で帰るため、不在になります。かなり気が重いです。3週間毎日、見習いcookロビンと協力して夜の従食を4.5品作っていかなければなりません。
みんなのお母さんエミリー「愉快なchefケイシーがいない間、2人でやっていくことになるけれど、大丈夫かしら。Are you feeling okay? 何かあったら言ってちょうだい!(うんたらかんたらうんたらかんたら)」
何と言っていたのか後半聞き取れずでしたが、おそらく(笑)、見習いcookロビンと私2人でやっていくのが難しいのなら、他のchefを他の小屋から呼んだり、何ができることはないか事務所とも連絡を取り合うから、早めに言ってちょうだい、そんなことを言ってたんだと思います。
来週からかなり悩まされそうですが、まぁ、やるしかありません。山小屋生活を続ける限り、従食から解放される事はなさそうです。
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