【11日目】さつまいものパウンドケーキ

今日もD/C11:00スタートと一応決まってはいますが、昨日、愉快なchefケイシーが「明日はラム肉使ってdinnerを作るよ、7 hours in the oven!だから朝は早く出てこようと思う」とかなんとか言っていたので、私も少し早めにキッチンに行くことに。早く仕事を終わらせてしまえば、その後休憩が取れますし。

▲今日の定点観察

10:00に行くと案の定、仕事の多くを終わらせてしまっている愉快なchefケイシー。残された仕込みを進めていきます。アスパラガスの準備をし、アイスクリームボールを50個作り、レタスを洗います。一通り終えると、愉快なchefケイシー「今日は何かお菓子作ってみない?」私の中であれ作ろうかなぁ、とプランがある時に限って、愉快なchefケイシーは課題を課してきます。お題があった方が、楽ではあるのですが。

お菓子かぁ。いまだに英語のレシピは頭が受け付けませんが、何か作るには英語を読まないといけないので()、小屋にある食材ででできそうなものを、料理本や共用のPCで色々調べてみることにします。ビーガンやグルテンフリーのスタッフがいるので、みんなが食べれるものが良いです。つまりは卵や牛乳など使わず、植物性のものだけ。さらに小麦も使えません。

20分ほどレシピを見ながら悩んだのち、さつまいものパウンドケーキを作ることにしました。アーモンドミルクにグルテンフリーフラワー、バターは使わず菜種油を入れます。ただ混ぜて型に流し込むだけ。後はオーブンに入れて上手く焼けるのを願うばかりです。

仕事が終わり、20:30頃、おやつの時間。うーーーん!思っていたものと違う!!中まで火を通すために長時間オーブンに入れていたからか、中はしっとりですが、外は結構硬め。しっとり部分の舌触りがなかなか不思議で、味もさつまいもと言われなければなんなのかわかりません。私的にはイマイチです。いや、イマサンでしょうか。betterrecipeはないものか!!

その場にいた愉快なchefケイシーに食べさせると「悪くないよ、美味しいね。ビーガンかつグルテンフリーのレシピは大体textureweirdになるんだよね。ビーガンのケーキ、グルテンフリーのケーキ、どちらか片方ならまだしも、両方やろうとすると難しいんだよ」優しいお姉さんブリッジ「あらあら、いいじゃない、私これ好きよ」みんなの姉貴キャサリン「ん、いいじゃん」と。

英語のレシピ検索は、結構ハードルが高く疲れるので1月の休暇で街に降りた時はレシピを沢山検索して携帯に保存しようと思います。小屋の共有のパソコンでは日本語入力ができないので日本語の検索結果が出てきません。

話は仕事に戻り、今日は生意気なメグの体調が悪くなり、彼女のシフトDを、愉快なchefケイシーが代わりにやることになりました。私はD/C1人で任せられることに。明日明後日も、1人でやる予定です。

とは言え、1番忙しくなる時間帯、18:30頃は愉快なchefケイシー、かなり手伝ってくれて、大きな問題なく終了。終わった後はガチガチの私に声をかけてくれ励ましてくれます。愉快なchefケイシー「feel winning?」みんなの姉貴キャサリン「proud of yourself now?」優しいお姉さんブリッジ「how did it go?」チリのカタリーナ「you did good!!!

いまだにオドオドしている私ですが、仕事中でも、皆は厨房で流れる音楽に合わせ、腰を振りながら踊ったり、口笛ふいたり、歌ったり、いつでも楽しそうです。まだそんな余裕はありません()。昨日はみんなのお母さんエミリーまで踊っていましたし、今日はチリのカタリーナがサルサのステップを踏んでいました。日本の山小屋でも鼻歌を歌うスタッフは何人かいましたが、あれが鼻歌だとすれば、ここのスタッフは、カラオケで熱唱です。

仕事終わりに皆と話していると、去年は他の小屋のマネージャーが厳しい人で、辞めていく人は結構沢山いたようです。更に、COVIDの影響もあり、スタッフが不足する小屋が出てくると、別の小屋に移動させられることもあったようです。愉快なchefケイシーに、そういうことが今後起こってもおかしくないから、知っておいて。と、私と見習いcookロビンはそう言われています。

それにしても、今私のいる小屋は、人間関係に恵まれているように思います。くっつきっぱなしの生意気なミア&見習いcookロビンカップルには最初は呆れましたが、今は可愛らしいなと思いますし、愉快なchefケイシーのおしゃべりとloudな音楽、ハイテンションさにも慣れました。あとはみんなのお母さんエミリーのニュージーランド英語を攻略するのみです。

最後に1つ、今日の大きなトピックを。キウイの物静かなアニー、今日はday offで、朝4:00、真っ暗な中小屋を出発し、隣の系列の小屋の更に先にある、標高の高いポイントまで行って、今日の夕方には帰ってきました。往復の距離はなんと52km。隣の系列の小屋往復32kmでヒィヒィ言ってた私からすると信じられません。やっぱり山で働く人間はどこの国でも、考えることが違います。今日ゆっくり話を聞く事はできなかったので、また明日以降色々質問攻めしてみます。

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