【6日目】トラックの予約

5:00過ぎに自然と目が覚めましたが、寒くて2度寝。その後もアラームが鳴っては消しを繰り返し5:55に起床。

▲今日の定点観察

今日はいよいよ1人で朝食準備をする日です。愉快なchefケイシーが見守ることもありません。キッチンには、皿洗い担当であるDシフトの生意気なミア、洗濯担当であるLシフトのノッポな山屋ミック、みんなのお母さんエミリーと私の4人。

特にやらかすことなく、無事朝食は終了。

いつもはこの後、仕込みがありますが、今日明日とツアーの設定日は設けられていないので、午前中は掃除、明日は小屋スタッフほぼ全員が1日お休みです。

11/17に営業が始まって以来、何度かこのように全員休みの日=お客さんが来ない日があったようで、のっぽな山屋ミック「Sayaka, you gonna love it, it’s just us, we hang out in the main room, drinking beer and enjoying our family time」と。シーズン中、お客さんが来ない日は明日が最後のようで、それ以降は4月のシーズン終わりまで、毎日お客さんがやってくることになります。

午前中の掃除は、見習いcookロビンと2人で行います。私は冷蔵庫の中身を全て出し、拭き掃除をし、整理整頓。掃除のチェックリストに沿って、これから週1でやっていこうという話です。冷蔵庫は、日本の山小屋にあったものと違い、扉が全面ガラスなので中身が上から下まで全て見えます。コンビニやスーパーにあるような冷蔵庫です。冷蔵庫には、朝食、昼食用の具材や使いかけの野菜、従食の作り置きなんかが、タッパーに小分けされて入っています。タッパーは何度も使えるようなプラスチック製のもので全てに調理した日付が書かれたマステが貼られています。

食材はどうやって小屋に運ばれるかというと、週1で食材はじめ消耗品等小屋で使うものがヘリで届けられます。水曜日に届き、翌週分は木曜日までに発注、と言う流れです。天気が悪くてもヘリは飛ぶんでしょうか?いつか誰かに聞いてみようと思います。

それにしても食材は、日本の山小屋と比べられないほどの量がストックされています。種類も豊富。野菜も肉も乳製品も缶詰も、スーパーのような品揃え。特に嬉しいのはスパイス類。あれもこれも、知らないスパイスも、何でもあります。dietaryのためのビーガンマヨネーズや植物性のバター、ミルク、豆乳なんかも。

日本っぽいものはと言うと、醤油、豆腐、米がすでに小屋にありますが、他にも欲しいものがあれば発注するよとのことだったので、みりん、酒、白味噌、めんつゆ、豆板醤、コチュジャン、鰹節、大根、ちょっと欲張ったかなと思いつつも、発注したいものリストに追加しました。これで私が作りさえすれば毎日日本食が食べられます!!!煮物とか汁物とか、食べたい。

話は戻って、掃除を終えた後は、ある1人のガイドの昼食を見習いcookと手分けして作りました。彼女は、昨日お客さんと到着したガイドで、夕食も一緒に食べ、至って普通でしたが、その後体調が悪くなりCovid陽性とのこと。他のガイドとお客さんは、今日の朝通常通り次の小屋に向けて出発しましたが、彼女は小屋で待機。フルーツと簡単なサラダを私が作って、見習いcookロビンはwrapを作るとのこと。

ということで、私たちスタッフも全員、昨日に引き続きCovidのテストをします。皆今の所陰性。去年はガイドと小屋のスタッフ別々に食事をし、ガイドはキッチン出入り禁止だったそうですが、今年は特に厳しくしていないので、いつ私たち”lodges”にうつってもおかしくありません。

優しいお姉さんブリッジとコロナの話をしていると、彼女はワクチンを一度も打ってもないし、かかってもないとのこと。彼女はveganで食べるものには日頃から気を遣っているようです。インフルエンザにもかかったことがないと言っていました。日本の山小屋にも全く同じようなタイプの先輩がいました。話し方や着ているもの、性格がどことなく似ているなぁと思っていたので、この話を聞いてさらにその先輩が懐かしくなりました。

一通り仕事を終えた後は、スタッフルームにある一昔前のパソコン(よくネットへの接続が悪くなります。It’s frustrating!!!)で、昨日リクエストしたトラックの返事が来ているかどうか確認。1回目のweek offの分はrejected2回目のweek offの分はAPPROVEDでした!予約に関して色々と知りたかったので、みんなのお母さんエミリーに相談すると、相変わらずの早口で色々と教えてくれました。言ってることの7割くらいしか理解できません。んーっ!もどかしい。thereとかgoodとかstaffとか、簡単な単語でさえ全く違う単語に聞こえるのです。とっても明るくお茶目で早口、こちらも日本の山小屋の支配人とそっくりです。

みんなのお母さんエミリーが言うには、私が歩きたいと思っている1月、3月は、予約するには早すぎるとのこと。往復のボートやバスの予約も直前になってから試してみなさい、と。「もしダメだった時のためのプランBも考えておくのよ」

日本の山小屋にいる間は、休みの度に山に登りたいとは全く思いませんでしたが、ここでは6:30から働いて食べて22:00には寝る、シンプルな生活が続いており、今は標高を上げて違う景色を見てみたくて仕方ありません。

ここのシフトは、5週間働いて1週間休み( week off )が基本。5週間の間には1日休みが週1ペースであります。1日で行ける場所は限られていますが、皆の話題によく上がるのは、7時間程度で往復できる稜線上のとあるポイント。

そこに行ったことある?と、しっかり者のメグに聞いてみると、他のスタッフと4人で行ったそう。off trackなので、行く際は必ず2人以上で、さらに会社の許可が必要だそうです。許可を得るためにはパソコンから申請しなければなりません。12月の頭、ちょうどしっかり者のメグと休みが重なっていたので一緒に行くことに。名前と日付、持ち物と大体の時間をリクエストページに入れていきます。皆が言うには急斜で雨の日は歩きづらいそうです。晴れるといあなぁ。いずれにせよ楽しみが1つできました!

少しずつみんなの言っていることが理解できるようになり、みんなも私の言っていることが理解できるようになってきた気がします()。会話を交わすことのなかった生意気なミアとも、音楽の趣味が少し合うことが分かり、朝食準備をしながら少し話しました。食べ物と音楽、距離を縮めるには良いネタです。

今日他に書いておくことがあるとすれば、、、サンドフライ。蚊のような虫で、ここ数日、体の至る所刺されました。とにかく痒い。動きは大して速くないので、すぐ捕まえることができます。ただ、たくさん飛んでいるので捕まえるのは面倒。クイーンズタウンで買った虫除けスプレーも面倒でまだ使っていませんが、これからは使うことにします。

これを書いている今は15:00。小屋に来てから、初めてのしっかりした雨が降っています。それでも雨を楽しむために散歩に行くスタッフもちらほら。私は昼寝でもしようかと思います。

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