【111日目】秋晴れ

今日はB/Cシフト。ぎりぎりに起きて、降ってきそうな満天の星空の下、出勤です。と言っても部屋からキッチンまで30秒足らず。

6:30、誰もいないキッチンはとても寒く、ジェネレーターは6:45にオンですので、それまでは蛇口から出てくる水も氷水のような冷たさです。まずはコンロに火をつけ暖を取ります。

今日は優しいお姉さんブリッジが小屋を去る日。本当は昨日小屋を出る予定でしたが、今日の朝のボートで小屋を出ました。キッチンで仕込みをしている間にいつの間にかいなくなっていたので、またねと挨拶できないまま、、、。小屋閉めの後のスタッフパーティーで会う予定ではありますが、こうやって1人、1人、いなくなっていくと寂しくなります。無線でも、同様、ガイド同士が別れの言葉を交わし始めています。みんなのお母さんエミリー「どう?さやかは、寂しくなってない?大丈夫?」

仕事は11:30には終え、スタッフルームでバナナを食べながらパソコンでメールをチェック。ホワイトボードに目をやると、今日休みの見習いcookロビンの文字が。行き先にはUp on the hillと書いてあります。スタッフルームの掃除にやってきたHシフトのしっかり者のメグに、hillってどこだろう?と聞いてみると「あっちの山に行ったみたいだよ」と。

会社的には、1人で許可を取らずにオフトラックに行くのは許されていませんがこっそり出かけた模様。無事に帰ってくることを願います、、、。彼の休みはシーズン中毎回毎回雨だったので、今日みたいな雲ひとつない快晴のお休みは珍しいのです。

スタッフルームでお茶を飲んだ後は、やっと太陽が山から顔を出し気温が上がってきたので、久しぶりにハンモックを張ることにします。自分の部屋よりも暖かく、ぽかぽかしてすぐに眠りについてしまい、あっという間に2時間経過。こうやってハンモックで昼寝するのは数週間ぶりです。あ〜気持ち良いです。昼寝をしている間に、空には雲が出てきましたが、スッと透き通るような秋の雲。日本でも小屋閉め前にはこの雲を見ていました。

初めての場所にハンモックを張ってみましたが、この季節、この時間帯、日当たりがとても良いです。シーズン終わりまでできるだけ毎日来たい場所になりました。

昼寝もハンモックからの景色も楽しんだ後は、興味津々のロビン()が見守る中、ハンモックを片付け、小屋に戻ります。すると、近くでハンモックを張っているサン。サングラスをかけていましたが、寝起きな様子。同じくハンモックの中で寝ていたようです。

従食前にキッチンへ行くと見習いcookロビンが1人椅子に座ってスマホの写真を見ています。声をかけてみると、今日のハイクの写真を見せてくれました。うーっ!jealousでしかありません。

しっかり者のメグと行った山と同じくらいの標高のポイントに行ったそうで、そこからはこの辺りの山、湖、小屋、川、全てが見えたと言っています。写真を見せてもらうと本当に全てが写っています。この小屋で働いてきたスタッフのうち何人がその場所へ行ったでしょうか、きっと片手で数えるほどでしょう、、、。トレイルのサインはなく、無線さえ持たずに行った見習いcookロビン。後程みんなのお母さんエミリーに「ラッキーだったわね、無線は持って行かないとダメよ。norty ね」と軽く叱られていました。「わかってます、馬鹿だって、本当にやっちゃいけないことやったと思ってます」

従食は、愉快なchefケイシーの力の入った料理が並びます。メインはステーキ、ビーガン用にはナス料理。そして初めて見る料理がひとつ、カリフラワーのマッシュです。ココナッツミルクを入れたようです。カリフラワーは嫌いなのですがこれなら食べられました。ん〜美味しい。

賢そうなアニー「この夜ご飯の時間を楽しみに1日頑張るけど、食べ終わるとまた悲しくなっちゃうね、さぁ今から働かないと、、、」見習いcookロビン「今日もご飯美味しいです、ケイシー、ありがとうございます」キウイのデイジー「皆んなでご飯食べるのも後少しだね。これからは寂しく1人でご飯か。夜ご飯食べなくなるだろうな」賢そうなアニー「毎日シリアルだろうな」ブラジルのジェイニー「私はポップコーンかな」

その他、roarの話にもなりました。3月下旬頃から毎年、雄鹿が雄叫びをあげ始めるようです。昨日の夜、声を聞いたという賢そうなアニー。みんなのお母さんエミリーも「私も聞いたわ、何度も目が覚めたわよ」私は眠りが深く全く耳に入ってきませんでした。これからは毎日鹿の声が森に響き渡ることになりそうです。

消灯前は珍しくほぼ全員がスタッフルームに集まって2.3時間おしゃべりをしました。

みんなのお母さんエミリー「明日のLシフトの人は誰かしら、ランドリー室前のところ水が溢れてるのよ」サン「私です」エミリー「カヌー使って渡っていかないといけないわね。冗談よ。長靴履かないとね、ハハハ」サン「、、、(きょとん)

しっかり者のメグ「愉快なchefケイシーの作ったブラウニー私も食べて良いかな?」キウイのデイジー「良いと思うよ、あっためてさ、ココナッツミルクを少しかけて食べたよ、美味しかった〜」私「良いんじゃないかな、私も食べよーっと」ー食べ終わった後ーみんなの姉貴キャサリン「愉快なchefケイシーに聞かずに食べたの?私が聞いたらブラウニーじゃなくてクッキーなら食べて良いって言われたんだけど」みんなのお母さんエミリー「dietaryのあるお客さん用に作ったものじゃないかしら」しっかり者のメグ「どうしよ!怒られる!やっちゃった〜!食べちゃいけなかったね!」みんなの姉貴キャサリン「私は何もみてないよ、何にも知らないよ〜」

明日愉快なchefケイシーに会ったらすぐに謝るのが良さそうです、、、。

 

 

 


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