《キエーロに春が来た》キエーロ7・8ヶ月目

なんだかここ数日、春がこのまま終わってしまうのでは・・・と錯覚するような暖かさ、いえ、暑さですね。お久しぶりな更新になってしまいました。ブログは冬眠していましたが、キエーロは冬眠することなく、しっかり働いてくれています。ありがたい限りです。

これまでのキエーロの記事のように、愉快な仲間たちによる事件等、大した出来事はありませんが、更新をサボっていた2ヶ月半間のキエーロの様子を記録として残しておきたいと思います。

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キエーロ
臭わず、虫が来ないという噂のキエーロを始めました。虫が苦手な私とキエーロの日々を記録しています。

冬眠する暇なく働くキエーロ

夏にキエーロを始めた頃は右も左もわからず、冬の間も生ゴミを分解できるのか、キエーロはお休みさせたほうが良いのか、なんて思っていましたが、あれこれ考えるだけ無駄だったようです。

大体分解されるまでに【1ヶ月強】

夏よりも冬の方が分解のスピードは遅いので、毎日生ゴミを埋めることはしませんでしたが、1月、2月は、1週間に1、2回程度のペースで生ゴミを埋めていました。

記事を読み返すと、冬の間は3週間程度の期間を開ければ前回埋めた生ゴミは分解されている、と書いていましたが、1月、2月の間は1ヶ月経っても分解されていないことが多々ありました

▼3週間程度で分解できていたのは、12月頭頃まででした。

《ゆっくり分解中!》キエーロ・5ヶ月目
キエーロ生活5ヶ月目。寒い時期でもキエーロは生ゴミ処理機として機能するのか?夏と比較しながら、秋から冬にかけてのキエーロの近況報告です。

雑に埋めても問題なし

完全に水と空気に分解されるのを待っていたら2ヶ月はかかるのではないでしょうか。夏のように虫が出てきたり、雨で土がひっくり返る心配はないので、1月、2月の間は結構雑に、生ゴミを埋めていました。どの程度雑だったかというと・・・

こちらは1月27日、湿った下部の土を日光浴させるべく土を混ぜている最中の様子。ゴロゴロとだんご状の土は、生ゴミが分解される途中で塊になっているものです。混ぜるたびにこのように分解途中の生ゴミが表面に出てきますが、冬の間は、気にせずそのままにしていました。

こちらは2月4日、生ゴミを入れる直前に撮った写真。穴を掘ると見ての通り真っ黒=しっかり湿っています。おかげで、穴が掘りやすいです。土の中はまだ完全に分解されていない生ゴミがたくさんあります。写真で見るとあまり目立ちませんが、卵の殻と果物の皮だらけです。

夏のように、丁寧に埋めたり混ぜたりはしていませんでしたが、嫌な匂いがしたり、虫が寄り付いたりということはありませんでした。生ゴミの分解も、ペースは遅いものの、問題ありませんでした。

 

ただし夏は、分解途中の生ゴミをキエーロの表面に放置しない方が良いです!!!もれなく虫の溜まり場になります!!!経験談です!!!

蓋の修理

冬になってから、土の湿気を取り、気温を上げて分解しやすくするために、土を混ぜたり、日中キエーロの蓋を開けて土を日光浴させていました。(それでも、黒土は水捌けが悪いので、土はガシッと固いのですが。)


1月15日。一見、土は乾いているように見えますが、


少し混ぜると、このように真っ黒く湿った土だということが良くわかります

すると・・・

蓋を開けていた時間が長かったせいか、蝶番の部分に限界が来たようで、蓋が取れてしまいました。

蝶番を付け直し、キエーロの両側には支えとなるようこの様に修理しました。また、蓋を開けたときに地面につかず蝶番の部分が支点となる構造になっていたので、これ以上負担がかからないように後ろにブロックを置きました。

ひとまずは、これで安心です。本体の木もヒビが入っている部分がありますが、まだしばらくは持ちそうです。

キエーロに春が来た

2月に入ってからはキエーロの周りにオオイヌノフグリが咲き始めました。


2月4日。棘が目立つ枯れたものは、例のカボチャのつるです(いまだに放置状態)

日を追うごとに花の数は増え、気温は上がってきて、3月現在は満開状態です。花の間を縫うようにたくさんの蜘蛛が忙しなく行き来しています。

キエーロから話はそれますが、オオイヌノフグリは夕方になると一斉に花を閉じ始めます。

キエーロの中はというと、違う土と入れ替えたのではないか?というくらいに、あのガシガシ固かった土が砂場のようにサラサラ状態に戻っています(おかげで穴は掘り難い)。そして、土の匂いがしっかりします。キエーロを始めた頃〜秋頃までそうでしたが、不快ではない、畑や花壇の土のような、ザ・土!というような匂いです。さらに、「啓蟄」頃からでしょうか、分解のスピードもグッと早まったように感じます。


3月16日。表面だけでなく、ある程度掘っても土は乾燥した状態です

菜の花やつくしを見て春だなと感じていましたが、今年は、キエーロを見て春が来た!!!と土から季節を感じています(笑)。

最近使っている便利な生ゴミ入れ

生ゴミを入れておく容器で使いやすいものはないかなあと、この半年ずっと考えていました。キエーロのために特別な容器を買うのは勿体無いので、今までは、家にあったポットにシリコンの蓋をかぶせ、生ゴミを保管したり、

このプラスチック容器に入れたりしていました。


中はコーヒーかす

そして、最近見つけた使い勝手の良い容器がこちら!

家にあったものですが、海苔が入っていたプラスチック容器です。そこそこの量が入りますし、上に載せたようなプラスチック容器よりも丈夫なのでお湯を入れても変形することはありません(冬場は生ゴミの分解を早めるために土に埋める前にお湯に浸していました)。

蓋もしっかり閉まるので生ゴミの匂いが気になることもなく、1つの穴に入れる分量としてはこの容器1つ分、ちょうど良いのです。毎日大活躍している容器です。気付いてないだけで、おそらく他にも生ゴミを入れておくのに便利なグッズは身の回りにあるような気がします。

 

最近の(嬉しい)ぼやき

最後に1つ。とってもありがたいことに、「キエーロ 自作」、「キエーロ コーヒーかす」、「キエーロ 虫が湧く」等でこのブログがよく検索されているようです。ブログへの訪問者数が増えたことはもちろん嬉しいのですが(ありがとうございます!!!)、同時にキエーロを始めてみようという人、始めました!という人が増えているように感じます。嬉しい。

SGDsという言葉があらゆる方面から聞こえるようになったこと、コロナ禍で家庭菜園を始める人が増えたこと、自分時間が増えたこと、これらが影響しているのではないでしょうか。私がキエーロを始める2021年の夏頃に調べていた時よりも、今はネット上の情報やそれに関するツイートも多く、なんとキエーロのアプリまで出たようです!他にも最近の“発見”をいくつか紹介します。

キエーロアプリ

キエーロに入れた生ゴミ量をアプリ上に入力することで、データの共有や、自治体の財政への貢献度がわかる仕組みになっているようです。

‎キエーロアプリ
‎「キエーロ」で生ごみ処理をしている人が自分のデータを入力し、みんなと共有するアプリです。自治体の財政への貢献度も分かります。 開発のきっかけは、陸前高田の利用者のこんな悲しい声、 「キエーロのことを話すと、"お金もかからず、環境にいいこと...

自治体マイナポイント※

たまたま調べていて見つけたのですが、山梨県甲府市では、生ごみ減量の取り組みをしている市民に対して、マイナポイントを付与しているそうです。これには、びっくり。キエーロやコンポストが助成金の対象というのはよく見かけますが、取り組みに対してのポイント付与、面白いです。

http://local-mynumbercard.point.soumu.go.jp/local_search/yamanashi/aa017.html

2023年6月15日追記 ※こちら終了した模様。

キエーロの形

キエーロの形も様々で、木材を買ってきて自作している人もいれば、最近はプランターや無印、ニトリなんかで売っている箱型の容器に蓋をつけて作っているキエーロもよく見かけます。使う人が増えればアイディアも様々ですね。よく、Twitterでどんな風にキエーロ使ってるのか、お役立ち情報はないかと、検索窓にキエーロと入れて調べています。

バッグ型コンポスト

他にもコンポスト、という括りで言うと、バッグ型のコンポストもよくメディアに取り上げられている印象。カフェや雑貨屋さんで販売されているのも、この半年でよく見かけるようになりました。

▼LFCコンポスト
https://lfc-compost.jp/product

実を言うとキエーロを始める前にこのコンポストとどちらにしようか迷ったのですが、ランニングコストがかからないと言う点でキエーロにしました。キエーロは設置場所が必要になるので、アパートやマンション住まいの方や一人暮らしでゴミが少ないと言う方はこちらの方が使い勝手が良いかもしれません。

 

 

キエーロ人口、コンポスト人口を増やして生ゴミの量を減らしていきたいですね。これからもキエーロを使っている1人として、ゆるゆる発信していきますので、コメント、各SNSへのシェアをしていただけると嬉しいです。今日はこのへんで!

 

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キエーロ
臭わず、虫が来ないという噂のキエーロを始めました。虫が苦手な私とキエーロの日々を記録しています。

 

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