今日は小屋に来て以来初めてのRDOです。働いている皆も、今日はツアーがないため、朝、お客さんを見送り掃除をした後はlodgesもキッチンもoff。
特に何をするか決めていなかったので、ダラダラと昼前まで自分の部屋で過ごし、皆が仕事を終え、スタッフルームに誰もいない時間を狙って朝昼ごはんを食べに行きます。
すると仕事を終えたティナが、スタッフルームにやってきました。私もティナも、性格上オフでも仕込みのことが気になり、仕事の話をすることになるとわかっていたので、特に休みの日に彼女と出くわすのは極力避けたかったのですが、部屋に2人きりとなると逃げることもできません。
「さや、あのさぁ。、、、。いや、さやは今日は休みだもんね、仕事の話はなし!」といっていた彼女も5分後には、シフトの話や発注作業の話を始め、私はヌテラとピーナッツバターを塗りたくったマフィンを頬張りながら、しばらく彼女の話に頷き続けることになります。
一通り、彼女の頭の中にあるプラン、エミリーから指示を受けたけれど気に食わない話、lodgesとcooksの待遇の違いについてなど彼女の頭の中での悩み事を私に吐き出した後、「ありがとう。さやは、なんていうか、私にとってwell being supportになっててね、本当に助かってる。ありがとう、ありがとう」と手を合わせてお辞儀をし、部屋を後にしました。
時計を見ると12:00。道中のおやつにと思っていた分のマフィンも、彼女の話を聞きながら食べてしまったため、特におやつを持たずに、皆がlunch hutと呼ぶ場所まで歩くことにします。ツアーのお客さんが2日目の行程でお昼ご飯を食べるポイントで、トラック上に小さな小屋があるのです。
音楽を聴きながら1人で歩くのは、2週間目にして初めてです。あまりにも興奮して(?!)出だしから早足で歩き始めます。1マイル15〜20分の速さでしょうか。
誰にもすれ違わずたったか歩くこと、2時間。地面に落ちている赤紫の花が目に止まります。木から落ちてきた花のようで、どの木から落ちてきたのか頭上を見渡しながら、しばらく速度を落としてゆっくり歩きます。一度、”この木にこの花がつき、このように落ちと理解すれば、こっちのもんです。目に入ってこなかった花と木が、識別できるようになってすっと目に飛び込んできます。これは、植物観察をしていて嬉しくなる瞬間のひとつです。
その後も植物観察をしながら、1マイル30分のペースに速度を落として(体感です)、写真を撮りなら前へ進みます。これとこれは似ているけど、どうやって見分けるのか、、、?葉が鋸状か、そうでないかだ!とか、この花の名前は全くわからないけど、葉や蕾の形が、上高地でよく観察していたカタバミみたいだなとか、この葉はきっとスミレだろうけど、花が全くない、まだ時期じゃないのかなとか。
他に気づいたことといえば、トラック上に倒れて道を塞いでいた倒木が整備されていたり、何箇所かbeach sandが多くある場所がありました。しかしそれ以外は、大きく変わった様子もなく、土の匂い、太陽の光、川の音に癒されながら歩きます。
▲冬の間川の水量が増えた時の跡でしょうか
こうやって、キッチンでの仕事以外のことに没頭できるのは、良いことです。
結局、lunch hutまだ行くことはやめにし、手前で引き返して夕食の時間に間に合うように小屋へ戻ります。今日はティナがthird cookであるアリスにMCシフトを教えながらの4時間の半日シフトでした。半日分しか給料でないんだし、皆の夕食作ってたら時間足りないし、、、とブツブツと言っていたティナは、エミリーにその話をしたのか、
「今日は私が皆の夕食を作ることになったわ。パンでも焼いて、お菓子も作って、ティナを驚かせてやろうじゃないのよ。ティナには秘密よ。お楽しみですからね」と、ティナにはやれやれモードのエミリー。
昨日の日記にも書いたかと思いますが、エミリー含むマネージャー陣は、私やティナの言動、私たちの小屋のキッチンについて心配しており、明日、ティナと街のオフィスのマネージャーが一対一で話すことになっています。さらに、それとは別に、私、ティナ、アリス、私たちの小屋のマネージャーエミリーにジェン、この会社でのマネージャー/シェフ経験が長いロンでビデオミーティングも予定されています。
「ロンとのミーティングは金曜日になったわ、良いかしら?」と、皆の夕食を準備しながら私に尋ねるエミリー。「金曜はティナ、休みのはずですよ。she is not gonna be happyと思いますが、、、」「彼女はいつだって幸せそうじゃないわよ、ったくねえ。そうね、土曜日にできるかロンに聞いてみるわね」
皆集まっての夕食は18:00から。エミリーが焼いてくれたミルクパンにフォカッチャ、サラダにパイが並びます。全員で揃っての晩餐かと思いきや、メグ、デイジー、ティナ、リリー、エリックでハイキングに出かけ、スタッフルームのホワイトボードには19:00までには帰宅と書いてあります。
彼ら以外の、エミリー、ジェン、ブリッジ、アリスとジェイミー、私で夕食を始めます。他人が作ってくれるご飯がどれだけ美味しいことか。
食べながら、道中で撮った鳥の動画をエミリーに見せます。「これはこれは、カカじゃないの!どこで見たの?近いじゃない。あらぁ〜!」と興味津々に見てくれました。
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夕食の後は、ブリッジに誘われ、日中とは反対方向、ボート乗り場へ散歩をすることに。彼女は私がキッチンでうまくやっているか前から心配してくれており、何度か散歩に誘ってくれていたのですが、この2週間それどころではなかったので、久しぶりに2人で歩きながら話します。エミリーに泣きついた話から、大袈裟にいえばティナとエミリーの間に挟まれていると言うこと、最近起きたことを話します。聞いてくれる人が1人いるだけで、私の心の持ち用が大分変わってきます。ありがとう、ブリッジ。
小屋に戻った後は、皆が集まるスタッフルームでおしゃべりしながらお茶を飲みます。小屋入りしてすぐは、私含め皆wifiを避けていましたが、最近は携帯に齧り付いている人が多いです。私もその1人、、、。
さて、明日はリサプライの日です。そして、地下に溜められている糞尿が、テアナウへとヘリで運ばれる日でもあります。なんと、ここ4.5年分だそうです。ヘリで運ばれると言うことに、誰よりも興奮しているブリッジは、「8:00くらいからだってよ!さやかも見る?起こそうか?」どんなふうにして運ばれていくのか、気になります。
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▲定点観察
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〜従食メモ〜
⚪︎ベニソンパイ
毎日のベニソンシチューとマッシュルームのの余りから作ったパイ
⚪︎コテージパイ(ビーガン)
以前作りすぎた分を解凍して。
⚪︎いつものレタスサラダ
サンドライトマト、オリーブを混ぜて。
⚪︎フォカッチャ
⚪︎ミルクパン
⚪︎チョコレートプディング
((一言))
エミリー、ありがとう。
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