【17日目・18日目】Attendant & cookの仕事

毎日書きたいところですが、スマホに文字を打つ暇がないほど働き、ご飯とおやつをもりもり食べ、みんなでおしゃべりしてという日々が続いています。空き時間に散歩をしたいところですが、この2日間、それすらできていません。

最近は、皆自分のweek offが回ってくる日が待ち遠しいようで、特にしっかり者のメグは早くこのprisonを抜け出したい!と口にしています()。森の中にポツンと立つ小屋で過ごしていると、お客さんの数は毎日ほぼ等しいため、曜日の感覚は全くないですし、休憩時間に散歩にいくにしても限られたルートしかありません。同じ仕事を日々淡々とこなしていく、確かにprison状態です。私自身、こんなにもすぐ街での生活が恋しくなるとは思っていませんでした。

それでも皆との生活は、インターネットが身近に存在しなかった15年〜20年前に戻ったようで、私は好きです。会話の途中にスマホに齧り付き始める人はもちろんいませんし、共用のパソコンも1510分程度メールの確認をする程度です。目の前の仕事や今一緒に過ごしているスタッフ、自分の置かれた環境に嫌でも向き合うことができ、それらとの距離が近く、過去でも未来でもなく今を過ごしている!と思えます。

この2日間は、午前中の2時間、lodge attendantの仕事をみんなの姉貴キャサリンに教えてもらいました。ベッドメイキングなど部屋の掃除の手順や、それぞれのシフトがどういう仕事をしているのかざっと聞きます。実際にattendantの仕事をすることになるのは、2月頃から。

ベットメイキングや部屋の掃除は、秋まで働いていた日本の山小屋でやっていたことと、大差ありません。異なるのは、日本の山小屋は(掃除に限らず)みんなで協力してやるが基本な気がしますが、ここニュージーランドでは、11人仕事が分担され、任せられた仕事を個人でこなしていくということが多いです。みんなで助け合うのではなく、早く終わればextra jobをやってもいいですし、休憩を長く取ってもいいですし、個人に任せられています。

▲17日目の定点観察

 

午前中、attendantの仕事をした後は、愉快なchefケイシーに声をかけ昼食をとり、昼からキッチンに入ります。私が1attendantの仕事をすると思っていたようで、仕事が早い彼はちゃちゃちゃっと済ませており、私は用無しのようでしたが、できることを見つけたり従食を作ります。

それでも時間が余るので、仕事途中、チャイを作りました。小屋に来てから作るのは初めて。いつも作るときは何となーくの分量で作るのですが、思いのほか上手くできました。みんなのお母さんエミリーに、チャイを作る時は必ず声をかけてちょうだいと言われていたので、チャイ作りましたよ、と持っていくと、とても気に入ったようで「Not too sweet, not too spicy, really smooth. I could taste everything. How did you do that, you should let me watch you when you do next time!!パーフェクト!これは美味しいわ!」これでもか!と褒めてくれました。

17日目は、皆の仕事が終わり21:00、スタッフルームに集合してワインテイスティングを行いました。小屋で夕食時に出しているワインが、白と赤それぞれ4.5種類あるのですが、お客さんにどのワインがおすすめかと聞かれても分からないので、みんなで飲んでみよう!という会です。ワインだけでなく、お客さんに販売しているドリンク類は、私たちスタッフも飲みたい時に飲むことができます。が、給料から漏れなく引かれていきます。一度飲んだら味をしめ、毎日飲んでしまう自分が怖く手を出していませんでしたが、この日は迷わず飲むことにします。

1本ずつワインを購入し、まずは赤ワインから飲んでいきます。見習いcookロビンはワインが好きではないそうで、皆のコメントをまとめていきます。「smells like rubber!」「but taste good」「good wine while cooking」「dry」「wine for food」そんなコメントが飛び合います()。また、10点満点中の点数もそれぞれ付け、皆の平均点も出していきます。7本のボトルを皆で開けましたが、1番点数の高かったワインは、1番値段の高いワインでした。make sense

消灯の時間を過ぎた後もワインを飲みながらカードゲームをしたり、皆でおしゃべりしたりで0:00過ぎまで夜更かししました。最後の方は、mindsoulbrainidentityの違いについての議論。酔っ払って眠たい私は、日本の山小屋でも似たような議論を夜中にしたなぁと思い出しながら、聞く側に回ります。皆で夜更かししたのは初めてだったので、楽しい夜になりました。チリのカタリーナは良い感じに酔っ払い、みんなとハグをし始めます。「私にとってハグはとても大切!メグ、

ハグしよう〜」翌日は見事にhangover状態でした。

▲18日目の定点観察

18日目は、ここにきてから2回目のチャーハンを従食として作りました。というのも、お客さんに出している冷凍のフライドライスに玉ねぎが入っているのですが、今日のお客さんの中に玉ねぎがダメという方がいらっしゃり、愉快なchefケイシー「今日お客さんの中に、玉ねぎがダメな人がいるんだけど、玉ねぎなしのフライドライス、良かったら作らない?そのフライドライスたくさん作って従食に出したらみんな喜ぶと思うし。日本人のガイド今日2人来るみたいだしさ!」

玉ねぎがダメということは、ネギもきっとダメ。ニンニクも念のため入れずに作ります。玉ねぎ、ネギ、ニンニクなしのフライドライスをそのお客さんに作り、従食には、玉ねぎもネギもニンニクも入れ、ビーガン用に肉卵なしのフライドライス、それからビーガン以外の人用に肉卵入りのフライドライスを作ります。つまり3種類、、、。どれも皆に美味しいと言ってもらえたので良しですが、confusingです。

日本人のガイドの方は、1人は会うのが3回目のガイドの方で、もう1人は初めて会うベテランの方でした。ガイドの方々とは中々話す時間がとれず、今回も辿々しい日本語で、挨拶程度です。「だんだん馴染んできた?上手くやってる?」ー「だんだん、ぼちぼち、ですねぇ〜」

ここでの生活に慣れてきたかなぁという今日この頃ですが、いよいよ明日から愉快なchefケイシーは3週間故郷であるアイルランドに帰ります。つまり、私と見習いcookロビンで毎日従食を作る日々がやってきます。仕事を終えた後、スタッフルームにちょうど居合わせたので愉快なchefケイシー、見習いcookロビン、私で明日からあれ作ろう、これ作ろう、それ作るならこうしたらいいよ、とちょっとした会議をします。そこに皆も集まってきて、料理本を見ながら皆で夢を膨らませていきます。見習いcookロビン「Good to dream!

とりあえず、明日は見習いcookロビンの希望により、夜の従食はハンバーガーとなりました。私は、ビーガン用のハンバーガーの具材に豆腐に衣をつけてオーブンで焼く予定です。前回好評で、今回も作って欲しいということです。明後日以降は、、、何を作ろう、、、。数日前までは従食を考え、作るのがとても負担でベッドから出たくないほど病んでいましたが()、今は何とかなる!気がしています。

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