Week off ③ 1日目 Homer Hutへ

(注)このウィークオフ以降、山小屋日記が雑になっており、特にこのウィークオフ中はハイキングに忙しく1文字も残していません。数ヶ月経ったある日、写真を見ながら記憶に頼って書いています。

不安を背負って小屋を後にする

このウィークオフの2週間前からでしょうか。私とリリー、エリンは休みのタイミングが重なるとわかっていたので、一緒にハイクしようと計画を立てていました。

主にエリンが地図を見ながら計画を立ててくれ、グリーンストーントラックとルートバーントラック組み合わせて80kmほどの距離を5日間で歩く、ということに決まりました。途中、ヒッチハイクが必要な部分はどうにかなるだろう!という話になり、あとは天気が良いのを願うばかりだねと3人で直前まで天気予報をチェックしながら夜はミーティングを繰り返していました。

朝、小降りの中レインウェアを着てリリーと私は「昨日のargumentはなんだったんだろうか・・・」「疲れたよね」と話しながらボート乗り場へ向かいます。リリー「エリンもあの場にいて欲しかったよ!本当に大変だったんだから。」エリン「さやかは議論とか、興味ある?」私「ないよ」エリン「そうだよね、私も」

この時、前日のargumentでのモヤモヤが心に残っていたような気もしますが、それよりも目の前へと迫った長旅に緊張感を感じていたような気がします。5日分の食料はこれから街に出て買い、ザックに詰めますが、すでにザックが重いのです。小屋からボート乗り場までの1kmを歩くだけでも少し疲労感を感じる私は、スタスタと早足で歩く2人になんとかついて行きます。

街に出た後は、エリンの友達だというベッカと合流し、カフェで一息ついてこのあとの流れを再確認します。ベッカはエリンとアイスランドで出会ったらしく、今は同じタイミングでニュージーランドにいるとのことで、今回のハイクに誘い、参加することになりました。

Homer Hutへ

買い出しを済ませた後は、エリンの車にエリンとベッカ、リリーの車にリリー私と、2台に分かれ、今日の宿泊地Homer Hutへ向かいます。エリンがティナから仕入れた情報でこの宿を見つけたらしく、ニュージーランドというと山小屋=DOCを思い浮かべますが、この小屋は、アルパインクラブの小屋。メンバーシップ割引があり、ベッカは割引価格で宿泊、私たち3人は通常価格で1泊します。

▲駐車場からの景色

▲キッチン&ラウンジがある棟には暖炉もありました

明るいうちにと夕食を作り、明日からの旅に向けて備えます。小屋の中は設備が充実しており、キッチン用具はもちろん、本や地図などもたくさん置いてありました。ここはクライマーがよく集まる場所なようで、私たち以外にラウンジにいた人たちはハイカーとは少し違う尖った雰囲気(?!)を醸し出していました。

2月も後半となると、山の麓はしっかり寒いニュージーランド。キッチンから出てバンクベットがぎっしり詰まった部屋に荷物を広げ、明日への準備をし、夜は4人で寝袋を引っ付けて下の段に寝ることにしました。

明日は朝起きたら車で移動し、Divide、ルートバーントラックのミルフォード側から歩き始める予定です。

▲小屋に張ってあった古地図。手書きの地図を見るとワクワクします

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