刺繍を始めようにも、どうやって始めたらいいんだろう?いろいろ買い揃えても飽きてしまったら?
買った本や借りた本にはノウハウがびっしり書かれていますが、とりあえずまずは手っ取り早く刺繍を楽しめそうなキットから挑戦して見ることにしました。3つのキットの刺繍を終えたので、やってみての感想を残しておきたいと思います。
①月あかりの刺繍手帖 フレーム「日照り子」
こちらは手芸用品店で見つけたもの。このキットを選んだ一番の理由は廃盤(確かそうです・・・)のため割引だったから。いくつか手芸用品店を回った中でも選択肢の多い店だったのですが、これが値段も安く(大事!)、比較的簡単そうで、下絵はすでに布に印刷済み、針や糸、フレームがセットになっていたので、完成した後も壁に飾れるかな、と思いこちらをチョイス。
糸の色の種類は2種類ですし、出てくるステッチも4種類のみ。下絵もプリントされているので、糸を針に通せばササっと1時間くらいあれば完成するだろうと思っていましたが、そんなわけはなく・・・。手こずってしまい完成まで数日かかりました。
正直に書くと、糸を針に通す最初の段階でかなり手こずってしまって、自分自身に笑っちゃいました・・・。
▲お手本とは比べられないような、頑張りました感満載の1作品目
こなすステッチの種類が少ないので途中で飽きるんじゃ?と思っていましたが、飽きるも何も同じステッチを何度も何度も繰り返してもお手本のように上手くいくことはありません。シンプルに思えることこそ反復練習が必要なのだなと早速ここで学びます。
②Chicchiさんの動物刺しゅうキット はりねずみさんとナノハナのがま口
こちらを2つめに選んだ理由は、写真のハリネズミが可愛いから・・・。
しかし!やってみて気づきますが、動物は難しい!簡単そうに見えるハリネズミの体部分のロング・ショートステッチ。針を出して入れる出して入れるの繰り返しだけなんじゃないの〜〜と何度思ったことか。
また、こちらのキットは下絵は布にプリントされていないタイプで、自分でチャコペン等使って紙にプリントされている絵を布に書き写さなければなりません。面倒臭がりな私はざざっと簡単な絵を布に写し、針を刺し進めますが、思うようにハリネズミが出来上がってきません・・・!
と言うことで、キットのお手本の写真には3匹のハリネズミ、7つの菜の花が刺繍されていますが、私のがまぐちには1匹のハリネズミに3つの菜の花のみです(苦笑)
③LECIEN(ルシアン)刺しゅうキット『青木和子の12ヶ月の植物手帳 デイジー』cosmo(コスモ)
2作品目で刺繍をなめていたなあ・・・と思い反省した私は、布に印字されているタイプのキットを選びました。刺繍の動画を見ていたときにハッキリ覚えていませんが、刺繍作家さんが「刺繍はイラストと似ていて、植物は比較的簡単、動物は難しい」と言っていたのを思い出し。今回は動物ではなく植物の柄にしました。
ハリネズミを刺繍しながら自信をなくしていましたが、こちらの刺繍でやる気を取り戻し、自分の作った作品にも満足。また、下絵がプリントされているので、迷うことなく糸を刺し進めることができました。
3つのキットを終えての学び
反復練習が大事
簡単・単純そうに見えるステッチ。やってみると簡単でも単純でもないことに気付かされました。少し練習しただけでは、お手本や本なんかに載っているように綺麗な刺繍は作れません。ん〜!悔しい。反復練習をするのみです。そうすることで自分の癖がわかってきたり、コツを掴めてきたりします。
下絵の質の高さで刺繍の出来が決まる
下絵がプリントされているキットは、線の上に針を刺していけばいいので、刺繍自体にに集中できますが、自分で雑に下絵を写した2作品目は、刺繍の基本のキもわかっていない自分が絵柄と針の動きを同時に考えながら刺し進めていけばならず、とっても手こずりました。何事も下準備は大切ですね。キットを通して下絵の大切さを痛感しました。
選ぶときのポイント
キットの中身を確認する
刺繍糸、針、布などキットの中身に何が入っているのか、反対に自分で何を買い揃えなければならないのかを確認しておくことが大切です。刺繍をするのが初めてで道具がまだ揃っていない状態の場合、刺繍キットにないもの、たとえば糸切りバサミや刺繍枠などなど自分で別途手に入れる必要があります。
下絵がプリントされているかどうか
刺繍が初めてで布にトレースしたことがない、と言う人は特にこれは大切かと思います。下絵がすでにプリントされているキットであれば、その時点で刺繍のハードルが下がります。キットの中身や内容が書かれている部分を事前に確認しておくことをお勧めします。
糸が足りなくなった場合、買い足せるかどうか
刺繍キットには糸が作品に足りるよう適当な量が入っていることが多いようですが、私は1作品目は足りませんでしたし、2作品目はみるからに足りなさそうだったので図案を自分勝手に変えました。(3作品目はしっかり足りました!)
1作品目は、刺繍糸のメーカー、色番号が記載されてあったので同じものを手芸用品展で買い足しましたが、2作品目はメーカー・色番号ともに記載がありませんでした。万が一、糸がなくなって糸の詳細がわからない場合は、似た色を探せばいいかとは思いますが、事前に糸の情報が記載されているのか確認しておいても良いかと思います。
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以上初心者なりの感想と学び、選ぶときのポイントをまとめてみました。
今も刺繍はぼちぼち続けています。また気が向いたら、刺繍の様子をブログにしたいと思います。
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