チェーンステッチの練習

3つの刺繍キットを終え、4つ目の刺繍キットを買うにはお財布にも負担がかかりますし、家に汚れが目立てしまって使う予定のないテーブルクロス(布)があったので、練習ということでその布を使って刺繍の練習をすることにしました。

コーヒー柄

まずは、【チェーン・ステッチ】を練習してみることに。気に入っている本のひとつである樋口愉美子さんの『暮らしの刺繍』ではチェーン・ステッチが美しく、以前のブログにも書きましたが、今でも定期的に本を開いては刺繍の美しさに魅かれて、まじまじと本を穴が開くまで見てしまいます。

そんなチェーン・ステッチは、キットの中では出てきませんでした。針の穴に糸をスムーズに通せるようになってきましたし(笑)、練習ということで頭に浮かんだモチーフを刺繍してみることにします。

▲細い線の部分は、【アウトライン・ステッチ】

鉛筆

面を埋める際、【チェーン・ステッチ】と【サテン・ステッチ】では実際どのように見え方が違うのか、針を刺し進めていく感覚の違いを知りたく、次はキットで余っていた糸を使って鉛筆をサテン・ステッチで刺繍することに。サテン・ステッチもキットの中では出てこなかったので、初めての練習です。

チェーン・ステッチと違って、サテン・ステッチは下絵がしっかりあっても針を下絵の線通りに刺していくのが難しく、ガタガタになってしまいます。私の気の迷いが糸に顕著に現れているような気がします・・・。

花瓶

もう一度、【チェーン・ステッチ】に戻って花瓶を作り、初めての【バイオリンステッチ】ー右上赤とピンクの花、【スパイダーウェブ・ステッチ】ー中央左赤とピンクの花、【フィッシュボーン・ステッチ】ー赤とピンクの花につく葉の練習も兼ねて、思いつきのカラフルな花で溢れる花瓶を刺してみました。

自分で納得いくほど、それぞれのステッチができるようになったわけではありませんが、一通りやり方は理解したかな・・ひとまず満足です。

山の絵

ここまで終えて、燃え尽きモードの私・・・。1週間近く刺繍をせずに時が過ぎていきました。次に刺繍してみたい絵柄を本で見つけることもできず、何を刺繍しようと毎日考えた結果、自分の描いた山の絵を刺繍してみることに。ここまでいくつか刺繍をしてきて、やはりチェーン・ステッチで面を埋めていくのが楽しく、山をチェーン・ステッチで表現するとどんなふうになるだろうと気になっていたので、糸を20色近く買い、挑戦です。

元の絵はこちら。

▲この絵の話はまたいつかの機会に・・・

完成はこちら。

iPadに絵を映し出し、画面の明るさをマックスに。そこに布を重ね、チャコペンでなぞって下絵を描きました。

山肌や木々、残雪を表現するためにチェーン・ステッチは規則正しく刺し進めるのではなく、向きを変えてみたり、流れを作ってみたり。

全てをチェーン・ステッチにしてしまうと、のっぺりしてしてしまうのではないかと、雲は【サテン・ステッチ】川は【スプリット・ステッチ】、木々は色を混ぜた3本で刺繍してみました。

スプリット・ステッチを以前少しだけ試しでやってみた時は全く上手くいかず、すぐに諦めてしまいましたが、今回は前回より上手く行きました。チェーン・ステッチ始め、いろんなステッチをしながら指が慣れてきた気がします。

気づき

刺繍をしながらの気づきはたくさんありましたが、一番はやはり

本を眺めながら頭でっかちになって迷うくらいなら、なんでもいいから針を持って糸を刺し進めるに尽きる!ということ。

実際に刺繍しているとハッ!とひらめくことが結構ありますし、当たり前ですが手を動かさなければ練習になりません・・・ね。まだまだ練習は続きます!

 

 

 

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