7日目 どこに行っても同じ

ようやく、小屋開け作業のこの雰囲気に慣れてきた気がする。今日は主に客室の掃除が中心となった一日。私は障子やサンに溜まった埃なんかを綺麗にしたりと一日中細かな作業をした。支配人はラウンジにぶら下がるランプのお掃除、他のスタッフはトイレ掃除や、客室の窓を中から、屋根に登って外からの拭き作業などなど。

数日経ってひしひしと思うのは、どこの山小屋に行っても、国が変わっても、なんだか人間そうそう変わらないし同じだなぁと思う。

あと一口だけ残ったお菓子の袋がテーブルに置かれていたり、使った雑巾がそのまま置かれていたり。かたや、隅々まで掃除する人がいたり、一分一秒も無駄にせず働いている人がいたり。

国民性はあるんだろうけれど、振れ幅の大きさが日本人は控えめなだけで、右に揺れる人、左に揺れる人、ぶれない人、それを見てイライラとしてしまう私、どこに行っても変わらない。

前回の山小屋生活から一年と時が空いてしまって久しぶりの共同生活。自分が心地よく過ごせるような他のスタッフとの距離感を掴むにはもう少し時間がかかりそうだ。

今日は定点観察をし損ねた。しようしようと思いつつも、休憩時間はしっかり定められておらず、仕事中に外に行くのも遠慮してしまい、掃除中に撮った一枚だけ。

 

 

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