毎日これを書こうと思ってはいるものの、いざ書き始めると、そのことを忘れてしまう。
今回こそは書きたい。蜘蛛の巣と、綿毛の話。大した話ではないが、最近の季節の移り変わりがよくわかる小屋での出来事だと思う。
まず蜘蛛の巣。約3、4週間前くらいからの話だと思う。小屋明けの頃はもちろんなかった、蜘蛛の巣がここ最近あちこちにできる。小屋の外も中も、細くて綿飴のような蜘蛛の巣をあちこちに張る。あたたかくなったからだろうか、蜘蛛の動きが活発だ。とってもとっても、すぐに張り始め、私の部屋の窓と壁にも蜘蛛の巣が立派に出来上がっていく。
次に、綿毛。たんぽぽではない。化粧柳の綿毛だ。ここ数日、窓の外には綿毛がふわりふわりと舞う。風がない日は、とっても幻想的だ。画面上では伝わらない。雪が降るのをスローモーションで見るような、そんな光景。
綿毛のために山に入る人なんていないと思う。毎日ここにいるからこそ見ることのできる景色なのだろう。
季節が移り変わっていく様子を、森の中で体感できるのは、何度山で過ごしても、飽きることはないだろう。
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