なんだかじめっとする。雨が近づいているようだ。小屋の中は寒いが、外は湿度がいつもよりあり、気温も少し高い気がする。雨が降る前にと、今日も昼から行動を開始し、植物観察をする。
膝が痛いのを理由に、軽い散歩を昼過ぎから始めるというのが、私の休みの日のルーティンになりそうだ。昨日今日で2連休だと言うのに、チョロっと散歩しかしていない。
じめっとしているからか、パリッとした陽射しが森に届かないからか、緑は一段と濃く見える。その中に咲くニリンソウは、眩しい。満開が近い。
ニリンソウは、白だけではない。緑色のニリンソウも、結構たくさんある。今日はそれを写真に収めたく、かなりゆっくり歩いた。おかげで、最後はトイレに行きたくて仕方なく、早歩きで小屋に戻る羽目になる。
緑のニリンソウの蕾も見つけた。
実は、この白のニリンソウも緑のニリンソウも、花弁に見えているのはら萼だそうだ。図鑑で確認すると、花弁のように見えても実はそうではない花が、結構多いことに気づく。
花弁、もとい、萼の枚数が多いと、ついつい撮ってしまう。
次にサンカヨウ。昨日は何故だか気づかなかったが、今日見るとたくさん蕾をつけているサンカヨウを見つけた。昨日気づかなかったことが悔しくてしばらくサンカヨウを眺めてしまった。
シロバナエンレイソウも、蕾がじわりじわりと開いている。一昨日より昨日、昨日より今日。
ツバメオモトの蕾はまだまだ開くまで時間がかからのだろうか。
エンゴサクは、わんさか小屋の前で咲いている。もう見飽きてもおかしくないのだろうが、それでも小さい蕾や綺麗な紫色の花を見ると、しゃがみ込んでは、話しかけてしまう。
ヤマシャクヤクも、ぐんぐん背が高くなっている。葉の色も緑が増し、空に向かって背を伸ばし手を広げているようだ。
レンプクソウ。サイコロのような形をし、それぞれの面に花をつけているのが、やはり面白い。角度を何度も変えながら写真を撮ってみたが、なかなか難しい。
これは、昨日とは別の場所で見つけた、アマドコロの芽。だと思う。
こちらも昨日に続き、なんだかわからないが見覚えのある植物。どんな花を咲かせるのか、早く見たい。
【小屋から望む前穂】
【化粧柳と前穂】
【梓川と大天井】
【大天井岳】
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