26日目 エビスビール

今日は中抜けの休み時間が5時間あり、ご飯を食べて、洗濯をし、散歩をして、おやつを食べ、絵を描いて、となかなか充実した時間を過ごした。

夜はEシフトのスタッフが豪華な天ぷらにアボカドのサラダ、トマトの煮込み料理、餃子を作ってくれ、皆でビールも飲んだ。久しぶりに苦しくなるほどたらふく食べ、満腹感で寝床につく。

昼間の散歩は距離は短いものの、数日前から風景がガラリと変わり、昨日一昨日と外に出なかったことが悔やまれる。

まずは、小屋のすぐそばにある沢。流れは速く水量が増えたように思う。斜面の雪も、どんどん溶けている。

道端の花たちは、それぞれ大きくなったり、蕾をつけたり、花を満開に咲かせたりと大忙しだ。ブログに私のストレスについて事細かに書くくらいなら、散歩したほうが断然良いと、歩きながら考える。

ヤマシャクヤクは小屋の表にも裏にもあるが、どちらの群も、蕾をひとつ、またひとつとつけていた。コロンと丸い、蕾だ。

自分の中でエンゴサクブームが終わったのか、今日はこれ一枚しか撮っていないが、小屋周りにはたくさん咲き、蕾も次から次へと出ている。いや、決して飽きたわけではなく、風があるとどうしても揺れて、撮りにくいのだ。

ニリンソウも、たくさん咲いているのに、写真は大して撮っていない。花びらの枚数は本当にそれぞれで、白からピンクがかったもの、そして緑色のニリンソウもある。

ハシリドコロも、蕾がどんどん開いている。やっぱりこの形と、大きさ、下を向いて咲くこの姿が好きだ。

ユキザサは、このように葉を広げ蕾がついた株が増えてきた。花が咲くのが楽しみだ。

カタバミは花弁に入っている筋のような線が、何と言っても美しい。カタバミの高さまで座り込み、顔を覗き込まないとわからない。

これはクルマバツクバネソウだろうか。数日前にはなかった、蕾をつけている。蕾も、葉と同じようにクルクルと撒かれた状態でできている。

こちら、エンレイソウ。いままで見てきたものは、赤いものや緑っぽいものばかりだった。次に蕾をつけ始めたのは白い花だ。

よくよく見ると、今まで見ていた赤や黄緑っぽいエンレイソウは萼がないが、白いエンレイソウ、その名もシロバナエンレイソウには萼があるように見える。不思議で調べてみると、エンレイソウの花に見えるのは、萼であり花弁は存在しないそうだ。

▲森の貴婦人とも呼ばれる

足元の花ばかりに目線が行きがちな私だが、ふと見ると落ちてきたであろう桜を見つけた。タカネザクラだろうか、目線を上げると木には桜の花が着きつき始めていた。

今日の植物観察での収穫は、すみれの写真が良く撮れたことだろうか。いまだに名前を調べていないが、紫色のすみれの蕾をたくさん見つけ、夢中で写真に撮る。

芽の出始めや、花が開く前の瞬間が、私は好きみたいだ。

こちらは私の記憶が正しければ、オオバキスミレ。名前の通り、大葉のような葉をしている。芽が出た瞬間を写真に残せなかったのが悔やまれる。芽があちこちで出ているのかもしれないが、見つけるのは難しい。

▲花弁の裏は赤っぽい色をしているので、蕾の状態ではこの色だ

そうそう、猿はニリンソウかだろうか、何かを食べるのに忙しそうだった。力強くむしっては、口に運ぶという動作を、繰り返していた。

さて、定点観察を。

【小屋から望む前穂】

【化粧柳と前穂】

【梓川と大天井】

【大天井岳】

 

 

 

 

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