13日目はLシフト、つまりランドリーシフト=洗濯係、14日目はHシフト、ホストシフト=お客さんを迎えるシフトでした。
アテンダントシフトは過去の2シーズンで経験しましたし、山小屋(宿泊施設)においての仕事内容は日本でもニュージーランドでも大して変わりません。今シーズン新たに覚えることがあるとすれば、何がどこにあるのか、仕事を終わらせるタイミング、各シフトの仕事内容の線引きくらいでしょうか。
13日目のLシフトは、洗濯機2台を使って、お客さんのリネンやタオルを洗い、乾燥機、乾燥室で乾かして、全てを畳んで、最後に洗濯室、乾燥室を掃除するという何ともシンプルなシフト。G小屋と違うのは、M小屋では、お客さんのランチ準備も仕事の一つ。これはG小屋ではcookの仕事でしたが、M小屋ではcookの仕事を少しでも減らすため、アテンダンドがカバーする仕事がいくつかあるのです。
シンプルなシフトではありますが、頭はそれなりに使います。どれを先に洗い、どれを乾燥機にかけ、どれを乾燥室に干すべきか。しかも、前日に洗濯機の一つが壊れてしまい、洗濯機ひとつしか使えません。
効率よく回せばもっと早く終わったのでしょうが、終わったのは15時過ぎてから。
外では雨が強まり、風も吹き、雷もなっています。もし晴れていたら乾燥室にシーツを干す作業は暑くてしんどかったでしょう。今日みたいな冬に戻ったかのような天気で助かりました。
*
14日目はHシフト。前に働いていた小屋と違うのは、掃除する箇所が少ないこと、その代わりG小屋ではcookの仕事だったチーズボードの準備、朝食のベーコンの準備、夕食のアイスクリームの準備、オレンジのカットなどなどキッチン関係の仕事があること。それから、無線や電話が鳴った際はやり取りをしなければならないこと。
他のシフトと比べて小さなタスクが多く、何かやりそびれたものがないかと、不安になりますが、通りすがりのブリッジやマネジャーのリンに聴きながら、一つ一つ終わらせていきます。
無線や電話は、苦手意識がどうしても消えません。電話はまだなんとかなりますが、無線は、聞き取れません!!!!!諦めの体勢から入っている自分が良くないのかもしれませんが、耳をどうかっぽじっても、雑音にしか聞こえません。
*
私は、明日までアテンダントシフト、明後日からは11日連続のcookシフトとなります。自分のためにも休憩時間をしっかり確保することができるだろうか、お客さんのリクエストで私の知らないダイエタリーが来た時に対応ができるだろうか、と、今考えても仕方のない不安でいっぱいです。
2シーズンもcookとしてやってきたのだから、きっと大丈夫だ、と自分に言い聞かせていますが、11日間の修行を終えるまでは、この不安は消えません。
それに、ここではcookは基本的に一人で朝から晩まで仕事をしなければなりません。昼の中抜けは、私の仕事の進行具合により長くもなれば短くもなり得ます。G小屋では朝から昼まで、昼から夜までの2人で仕事をしていたので、1人で1日全てをこなすというのは、今の時点では不安と緊張でいっぱいです。仕事を細分化し、やらなければならないことを書き出せば、大したことないのですが。
*
この不安は、ニュージーランドに戻ってきた時のものとはまた違って、不安要素が何なのか曖昧さがなくなり、なんとなく自分を不安にさせている物事が分かったからこそ感じるモヤモヤです。ここまで来たら一つ一つを解消させていくしかありません。

▲14日目の朝は起きたら雪

COMMENT