145日目〜149日目 5連勤

連休明けの5連勤、筋肉痛や疲労を感じるのではと思っていたが、今回の山行の疲れはあまり体に残らなかった。ストックを使ったし、歩き方を気にかけたり、無理してスピードを上げて登山しようとしなかったからだろう。

5日間の連勤を終えて日記を書こうとすると、何をやったのか毎日の出来事をすっかり忘れている。覚えていることといえば、バッジのデザインを考えたこと、友達が小屋に遊びにきてくれたこと、粘菌探しのお散歩、その程度だ。

▲そういえば仕事中にふさふさな蛾も見つけた

まずバッジは、いつからだろうか、1ヶ月前くらいからはデザインを考えていたが、なかなか集中して仕上げる時間がなく、やっと出来上がったものを業者さんへメールで送る。これから何度もやりとりしてデザインが確定し、バッジという形になる。販売は来シーズンからだろう。デザインの確定があと3週間で終わるだろうか。カレンダーの日付を数えると、私の下山まであと3週間と少ししかない。

友人が遊びにきたのは、3連休である週末。まりちゃんは、3年前に一緒に働き、相部屋で過ごし、お休みの日には山にも一緒に行っていた友達だ。今シーズンは小屋には働かず英語の先生をしている。まりちゃんに会うのは、ニュージーランドぶり。つまり1年半ぶりだ。昨日あったばかりのように話は始まり、また明日会えるようにしてお別れした。気づけばお互い40歳、50歳、60歳と歳をとっていくのだろう。

まりちゃんがきている間には粘菌探しを休憩時間にした。1人だと休み時間は小屋にこもってばかり、散歩なんて最近はめっきりしていない。久しぶりに外を歩いて、もっと外に出なければ・・・と今さならながら思う。こんないい場所に住んでいるんだから・・・。

9月になってから小屋の中の雰囲気がガラリと変わった気がする。7月、8月は乗り越えなければ!と気を張り詰めすぎていたのか、ピリピリしていた毎日だったが、9月になり小屋締めまであと2ヶ月だし暑さも無くなってきたし、忙しさに麻痺してきたしで・・・なんだか下山モードが漂う。森の中の匂いも濃く甘く、秋を感じるようになってきた。この匂いを嗅ぐと、また戻ってきたいなあ、とさえ思う。稜線上の山小屋で過ごしていた時に、雪を被ったアルプスの山を見て、もう少しここにいたいと思った時と同じ感覚だ。

 

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