今日は2連休2日目。朝は、6年ほど前に谷川岳で会ったお兄さんがお友達と一緒に小屋に立ち寄ってくださり、久しぶりにおしゃべりした。小屋入りしてから、小屋の人間以外の人とゆっくり話す機会はなかったので、何だかホッとした。わざわざ立ち寄ってもらって、ありがとう、しかない。
今日は曇り空、雨も降るかもと言うことで、寒い。小屋の中では先輩が1人マスクをつけている。他のスタッフも調子が悪い人がいるようだ。お昼過ぎ、キッチンが静かになる時間を狙って生姜とスパイスのシロップをつくり、マスク組に飲んでもらった。そういえば、昨日は小屋にきて初めてチャイも作った。しばらく作っていなかったので、早く勘を取り戻したい。
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植物観察、定点観察は雨を避けながらほんの少し小屋の周辺を歩いた。目を開いて観察しているつもりではあるが、昨日までは気づかなかったものが今日になると視界に入ってきたりして、自分の目は、見ているようで見ていないのかも、といつもながら思う。
まずは、こちら。初めて見る新芽だ。小屋の裏にあり、全体的に赤いが、葉の表は黄緑がかっている。何の花なのか予測すらできない。
同じく小屋の裏にて。ヤマシャクヤクの芽だ。小屋の表にもあるが、すでに茎と葉が見分けられるように大きくなり葉も広がり始めていた。こっちのヤマシャクヤクは、まだ芽を出したばかりだ。
フッキソウ。これは、小屋にきて雪が解けた時からすぐにわんさかわんさか小屋の周辺、この一帯を覆い尽くしている。ありふれていて、写真を撮っていなかった。
このブログには何度も出てきている、ヤマエンゴサク。蕾をつけた花が多くなってきた。
もっと、これよりも前の段階の蕾も見つけた。おそらく同じヤマエンゴサクだと思う。
これもヤマエンゴサクなのだろうか?わからないが、姿が凛として美しかったので写真に思わず撮る。
こちらは、ニリンソウの葉。葉がこのように暗い緑のものもあれば、明るい黄緑に近い緑のものもある。
これはマイヅルソウだろうか。
これは、ハシリドコロの芽。多くの植物は、土から顔を出したすぐ、このように赤みがかった色をし、大きくなるにつれて黄色、緑と色が変化していくようだ。
さて、定点観察も。見ての通り、風は冷たく空気も冷たく、日が上っても少し寒く感じる。お米を研ぐ時なんて水道から出てくる水がまだまだ冷たい。幸いにもこの小屋にはボイラーがあるので、お湯も出るのだが。
【小屋から望む前穂】
【化粧柳と前穂】
【梓川と大天井】
【大天井岳】
今日はもっと散歩したかったが、午後から2回目の散歩に行こうとする時には、サラサラと止まない雨が降り出してしまって、小屋の中でダラダラと過ごすこととなった。
次の休みは数日後。その日には、ニュージーランドの山小屋で一緒に働いていた友人(ブログの中での仮名はメグ)が遊びにきてくれる予定だ。
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