今日はリサプライデイ、つまり週一回のヘリ日。小屋には1週間分の食料が届き(客食、従食合わせて50万以上にものぼります)、ウィークオフのスタッフの移動の日でもあります。
リサプライの日は、私の過去の山小屋日記にもよく書いていましたが、はっきり言って好きではありません。cookにとっては、一大イベント。仕込みの手を止め、届いた食材を冷蔵室、冷凍室、常温のドライストアに詰め込まなければなりません。
15キロのトマト、15キロのにんじん、30キロのじゃがいも。他にも乳製品、パン、肉、魚、調味料、キリはありません。重い物を運んで腰が痛いとか何とか言っている暇はなし。
しかも、ここM小屋では1人で食材の整理整頓をしなければなりません。G小屋には常にcookが2人いたので、リサプライデイには2人で食材整理をするか、1人がリサプライに専念、1人は仕込みを続けるという事ができました。しかしここでは全て1人でやらなければなりません。G小屋に比べてスタッフ、お客さんの数が少ないと言うこともありますが、それにしてもハードモードです。
ここ数日cookとしてキッチンに立っていると重いものを持つ機会が多いからか、肩の調子は悪いし、手は乾燥している上、手洗いすること、洗剤を使う事が多いので皮膚はボロボロ、腕には火傷が増えるばかりです。しかしリサプライの日にそんなことをぼやいている暇はなし(2回目)。
そんなこんなで、ニュージーランドに来てからランニングができていませんが、ランニングしなくてもそれなりに体力を使っているような気がします、、、。
これだけ働いているんだから、良いだろうと、朝ごはんにはお客さんに出すエッグベネディクトの余りを二つ食べる事が多い毎日です。
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11時頃、届いた食材を、G小屋の半分以下の冷蔵室、冷凍室、4分の1ほどしかないドライストアにどう並べるのか頭をフル回転させながら、腰を痛めないよう気をつけて整理整頓していきます。
物を並べるのが好きな私、やるならやるできちんと並べたいので、ある程度拘りながら進めていきます。
1時間でできたらいいなと思っていましたが、時計を見ると45分。次回は5分でもいいので早く済ませたいところです。
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食材が届いた後はヘリでスタッフの移動が行われます。今日からウィークオフのマネジャーのリン、cookのシェリーは、小屋入りしてから初めてのウィークオフです。誰よりも長い期間働き、4週間ほど連勤状態でした。やっとのやっとで外に出られると2人とも待ち構えていましたが、天気は良くなく、なかなかヘリが来ません。2人の他、オリビアはフローターといって2つの小屋を行ったり来たりするスタッフなので、彼女も今日F小屋に行かなければなりません。
いつヘリ飛ぶのだろうか、下手したら飛ばないんじゃないだろうか、、、そんな雰囲気も漂いましたが、無事15:00前に3人は小屋から出ることができました。
入れ替わりに戻ってきたのはリリーフマネジャーの、カップルのです。1週間のおやすみでリフレッシュできたようで、表情が柔らかく感じます。
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マネージャーのリンやcookのシェリーがいなくなった途端なんだか寂しいような気もします。同時に、私がしっかりしないと、とも感じます。というのも、これまで彼ら2人がマネジャーとして、cookとして仕切っていました。しかし2人は1週間いません。つまりは小屋に料理人が私しかいないと言うことです。特にお客さんの食事に関することは、私がガイドとやりとりをしていなければなりません。
このように、追い詰められた状況、もしくはさっさと動かないスタッフやガイドを見て私自身がイライラし始めると、私は自分の英語のできなさや恥を完全に捨てて、はっきりと言いたいことを言えるという事がわかりました(笑)。言わなければ伝わりませんし、日本のように空気を読む文化はありませんから。もう、こうなったら、強気で立ち向かうしかありません。
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今日はリサプライに、発注作業の一部、仕込み、スタッフミールなんかをしていたら、12.5時間労働になってしまいました。
スタッフミールは、ささみのチーズ挟み揚げ、ナスのチーズ焼き、サラダ、さつまいものオーブン焼き。昨日の反省を活かし、ささみはうまく調理できた気がします。
明日は8時間目指して、たったか仕事を進めたいです、、。

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