Week off ① ブリッジと過ごす1週間

私自身、友達と一緒に遊んだり、お茶したり、どこかに出かけたりということはあまりせず、1人で過ごすもしくは実家で家族といる時間のほうが圧倒的に多く、そちらを好む性格。一言で片付けてしまうと、人間があまり好きではありません。疲れるので。しかし、私にしては珍しく今回のウィークオフはブリッジと過ごしました。小屋でも一緒に働いているのに休み中も一緒に過ごすなんて大丈夫?と私を知る人から心配されたりもしましたが、ブリッジのことは1シーズン目から知っており、お互いの距離感も彼女のこともわかってきたので、良い友人関係が築けているのではないかなと、勝手ながら思っています。私の拙い英語もキャッチしてくれ、お互い愚痴や不満を吐き出すこともでき、忙しくしていることが好きな彼女といると、寝てばかりの私に起きる理由ができて、ありがたくもあります。今回のブログはウィークオフ中の出来事を書きたいと思います。

クイーンズタウンからフランクトンへの散歩

ウィークオフ中にやりたいことリストを事前から作っており、そのひとつがこれ。10キロ近くを歩きました。途中、カフェにも立ち寄り、そこでは日本人にも遭遇。2人働いていてそのうち1人は地元がお隣の方でした。カフェの雰囲気もベーグルも気に入りましたし、おふたりにもまたお会いしたいので、機会を作って次のウィークオフにはまた訪れたいと思っています。名前や連絡先聞けばよかったかなあ・・・。

▲カフェのあるエリア

クイーンズタウンからフランクトンへ歩くのはお互い初めて。車道とは別にトレイルがあり、湖畔をぐるりと歩きました。ところどころにベンチがあったり、休憩スポットがあるので、急ぐことなく歩き続けます。最終地点はヒルトン。湖が目の前のヒルトンにはウォータータクシーの停留所があり、そこからウォータータクシーに乗って、クイーンズタウンの街中まで戻りました。

クイーンズタウンへの旅行者へは、ウォータータクシー、一つのアクティビティとして今後おすすめしたいなと思いました◎

アロータウンへおでかけ

こちらもリストのひとつに入っており、バスでアロータウンへ。私は4回目です。特に何かを目指して行ったわけでもなくバスで気楽に行ける場所なので、行ってみるか、とお昼前後散策しに行ってきました。今回は今まで訪れた中でも一番人が多く、人混みが大嫌いなブリッジは、かなりうんざりしている様子。滞在時間は短く、すぐに帰りました(笑)。

ワナカでメグと再会

ワナカはクイーンズタウンから1時間と少し、車で行ける場所で、クイーンズタウンを一回り小さくしたような同じく湖畔にある街です。ここも過去に何度か訪れましたが、今回はワナカに住んでいるメグとランチするのが目的。私とブリッジ、メグは1シーズン目、2シーズン目を共にしました。彼女は今はワナカのバーで働いており、マネージャーをさせてもらっているそうです。日本にもワーホリに来ていたことがあり、半年前に私の働く小屋に遊びにきてくれました。「ニュージーランド、楽しんでる?!」とメグ。私の曖昧な表情と返事にメグは「not quite」と私の本心をすぐに読み取ります。お互いの近況を報告し合い、彼女はしばらくワナカにいるそうなので、また会おう、キャンプしよう、keep in touchと言って彼女を仕事へ見送ります。

▲ワナカはクイーンズタウンより人も景色も落ち着いています

私とブリッジはそこから20分ほど離れたLake Haweaへ移動。ワナカの湖とは比べられないほど静かで水も透き通り、夢のような場所です。観光客はなぜHaweaまで足を伸ばさないのだろうかと不思議なくらい静か。

私は足だけ水に入ってみましたが、冷たくて痛さを感じさえします。私の働くM小屋にあるM湖に比べれば冷たさは控えめですが、それでも冷たい。ブリッジはもちろん、そんな私をよそに、水の中に突っ込んでいきます。私はハンモックを張り、彼女は泳いだり椅子でのんびりしたりの繰り返し。ハンモックの中ではスケッチブックを持ってきていたので絵を描こうとしましたが、思うように進まず、途中で諦め昼寝。数時間過ごして、静かな湖を堪能しました。

クイーンズタウンでしゃぶしゃぶ、キャサリンに再会

ワナカでメグに会った日の夜は、キャサリンにも再会。彼女は私にとって1シーズン目のG小屋でリリーフマネジャーでした。3人でクイーンズタウンにある日本食レストランで食事。しゃぶしゃぶを食べました。信じられない値段・・・ですが、そうです、前回にも書いたように、惜しみなくお給料は使わせてもらいます。そのために働いているのですから。どのくらいお値段が張るかというと、しゃぶしゃぶを日本のレストランと比較すると3倍程度の値段でしょうか。その分美味しくいただきましたが、また来るかと言われると、日本でしゃぶしゃぶさせてもらいます、という気持ち。ベジタリアンのブリッジはあまり楽しめていない様子でした。細麺のラーメンもうどんもお野菜の天ぷらもしゃぶしゃぶする豆腐も、彼女にとってはboringだったのかもしれません。美味しいと言ってはいますが表情から読み取れます。せっかくキャサリンが選んで予約してくれたお店なので、イマイチとは言えなかったのでしょう。

キャサリンはというと、今シーズンは小屋開けの時期に9日間だけG小屋でヘルプとして入ったそうで、今は別の不動産関係の仕事をしているそうです。クイーンズタウンの家賃事情を聞くと、良い家に住もうと思えば1週間で600ドル以上、1000ドルから1500ドルはかかるね、とのこと。山での仕事にも戻る機会があれば戻ってもいいかなと行っていました。彼女の下で働くことができるのなら私は嬉しいです。戻ってきてほしいなあ・・・。

食について考える

ウィークオフ最終日の夜はブリッジが予約してくれてベトナムレストランに行きました。私は初めて。ブリッジのお気に入りの一つだそうです。美味しい美味しいと何度も言っています。表情にも嘘がありません。なんなら、初日に私がここはどう?と行ったお店よりも美味しい、と、はっきり言っています(笑)。さらには、「豆腐はこういうやつが好きなんだよ、クリスピーなやつ(カリッと揚げられた豆腐にソースがかかったものを食べながら)。シルキーな生っぽい豆腐は嫌いだよ」これは昨日食べたしゃぶしゃぶ用の豆腐のことを言っています。ブリッジと行くならイタリアン、日本食は避けた方が良さそうです(苦笑)。そうそう、ハンバーガーも、私含め美味しいとガイドやロッジの中で評判の店へ行きましたが「つまんない」と何度も言っていました。

んー、、、私は食事の時に満足していないブリッジ、お腹が満たされて嬉しそうにしているブリッジを見て、今回色々考えさせられました。2人でいる時間が長いと食事も一緒に摂ることが多いので、嫌でも考えてしまいます。

彼女の好みは、クリスピーな食べ物やチップス、つまりは揚げ物や、味付けがはっきりしている食べ物、チーズのしょっぱさや砂糖の甘さが引き立つ食べ物です。彼女は肉魚を食べないため(ベジタリアン)、肉魚の油!!!旨み!!!コッテリさ!!!なんかは植物性のものからはなかなか得られないので、それ以外のパンチの効いたもの=揚げ物、チーズ、砂糖は必要不可欠ですよね。彼女が好むのもわかります。私も好きですから。

それらを求めると、例えばマクドナルドのベジタリアンメニューなんかはブリッジの口に合うようで、反対に肉料理が美味しいお店でベジタリアン料理を食べると外れることが多いようです。上に書いたしゃぶしゃぶも、ハンバーガーもその良い例です。全体的なレビューが良いお店だとしても、肉を食べる人からすれば5点満点なところベジタリアンの人からすれば1点2点になるということです。

はっきり言ってしまえば私とブリッジでは食に求めるものが違うのでしょう。好みも違う。だったら食事を別にすればいいじゃないか、とも思いますが、そういうわけにも行きません。

それに私は小屋に戻ればcookです。ブリッジだけでなく小屋のスタッフ、そして毎日やってくるガイド、皆のお腹を満たせるようなご飯を作る必要があります。

万人受けする料理を作ることや、私とブリッジ二人が満足できるお店へ行くこと。全員を毎日満足させるなんて不可能に近いんでしょうが、だからと言って考えることは辞めたくはない。せっかくなら美味しいと思えるものを食べたいじゃないですか。

うーん。とりあえず今日はここまで。

さてウィークオフも終わり明日の朝にはオフィスへ行き体重と荷物の重さをチェックされ、パドックへと向かいます。15連勤、考えるとゾゾっとするので深く考えず毎日、目の前のことだけを考えながらやっていきたいと思います。

 

 

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