Week off 最後の3日間は、every minute was peacefulでした。小屋に来てからは日記からもわかるように、ストレスでイライラしがちな私でしたがこの3日間でかなり回復しました。
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オーストラリアを出国する便は朝の6:00。ホテルを3:30に出て、4:00にメルボルンの駅を出発するスカイバスという空港直通バスに乗ります。ネットから予約ができ、QRコードを運転手に見せるだけ、バスの中ではwifiも使え、2階建ての大きなバスです。
時間が時間だったので夜更かしして寝ることはしませんでした。バスは30分ほどかけて空港に向かいます。その間に少し仮眠。空港についてからは、チェックインを済ませ、日が昇って空が明るくなる時間、飛行機に乗り込みます。人の多さ、街の騒音、広告とクリスマスデコレーションで溢れかえる街中。この数日でもうお腹いっぱいです。東京で6年働いたときはそれが日常でしたが、今となってはこういう生活、もう考えられません、、、。
クイーンズタウン空港に着陸し飛行機から一歩外に出ると、ニュージーランドの空気がふわ〜っと身体に入ってきます。空港から見える山はやっぱりやっぱり美しいです。
私と同じタイミングで1週間休みのアレックスは、私がオーストラリアに行っている間サイクリングにハイキングをしていたようで、今日の夕方から合流しようという話になりました。泊まる場所は、私が地図で見つけたキャンプ場。
そこが、本当に本当に良い場所。また戻ってこようと自分に約束します。middle of no whereなキャンプ場は目の前が湖。湖畔にはひとつ宿泊施設があり、宿泊者以外も食事ができるレストランがあります。キャンプ場もそのすぐ隣にあり、トイレと水道の設備があります。
道中で買ったパスタでトマトツナパスタを作り、湖を眺めながら食事をします。私が毎日小屋でご飯を作っているので休みの日までご飯を作りたくないというのはアレックスもよくわかっており(笑)、料理が好きな彼はちゃっちゃっちゃっと作ってくれます。私のパーソナルシェフ兼ドライバーということです。
▲夕暮れ時
夜は睡眠不足の私はぐっすり眠ることができ、翌日は7:30頃から行動開始。私にしてはなかなか早いです。テントで寝ると自然と目が覚めるのです。
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6日目はキャンプ場にある近くのハイキングコースに行こうと考えていましたが、起きてテントを片付け、レストランでコーヒーを飲んでいると、2人とも”1日ここに座ってぼーっとしてもいいな”というモードに。しばらくコーヒーとviewを楽しんだ後は、考えていたハイキングは時間がかかるので行き先をアロータウン変更します。
▲太陽の下でコーヒーを・・・。
アロータウンまでは約1時間半。そこでもまたコーヒーを飲みます。アレックス曰く、ニュージーランドで有名なフラットホワイトとはまた違う、マキアートが美味しいということでそれをオーダーしてみます。ん〜!美味しいです。その後はアロータウン付近の短めのハイキングコースに挑戦することに。
周回コースで、休憩を入れて約2、3時間。犬を連れて歩く人や、走っている人、地元の人にたくさんすれ違いました。1番ピークのところでは人は少なく、景色もなかなか良いです。「This is what we wanted!!!」ニュージーランドはどこに行っても自然が美しいと、emotionalなアレックス。ハイキングを終えた後は、彼が以前行ったことがあるというブルワリーへ。クラフトビールを飲んで、おつまみも少しオーダーして、そこでもholiday気分を楽しみます。
▲ハイキングコース中の一番標高が高いポイントからの眺め
その後はクイーンズタウンで少し買い物をし、テアナウへ出発、1時間半ほどのドライブです。車のラジオから流れてくるのはクリスマスソング。彼にとっては初めての夏のクリスマス、私は2回目ですが、やっぱりしっくりきません。
夕食はテアナウのイタリアンレストランに行きました。week offの1日目にアイスクリームを食べたお店です。あの日がだいぶん昔のように思えます、、、。私がキッチンでずっとstruggling状態だったことは彼はじめ、皆心配してくれており、このweek off が終わったらlodgesの仕事と半々でできるため、良かったねと言ってくれました。料理が好きなアレックスは冗談で昨日からずっと、小屋でのシェフを自分がやってもいいけどな、と言っています。
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7日目は、小屋へ戻るボートが14:00なので、それまでブランチを食べにカフェへ行き、ケプラートラックの一部である大きな橋へ行きました。水の色は私たちの小屋の前を流れる川とまた違います。少しトラックを散歩して、次回のweek offでここにこれたらいいねという話をしました。そう、また次回の休みもアレックスと重なっています。パーソナルシェフ兼ドライバーをやってくれるということです。
最後の3日間ハッピーモードな私たち2人は小屋で何が起きているのかも知らずに、サンタクロースの帽子を街で買って、小屋のグループチャットに写真をあげましたが、、、
ブリッジによると、小屋ではdrama続きだという連絡が小屋に戻る前に入りました。どういうことでしょうか、、、。
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ボートを降りて、最後の3日間は長く感じたねぇと話しながら小屋まで20分ほど歩きます。すると、まず迎えてくれたのは、ブリッジ。私にハグをしてくれます。「2人帰ってきた〜!よかったよかったよ!もう、本当に大変だったんだから!」
その後、私は誰にもすれ違いたくなく、そそくさと部屋に戻り荷物を整理して洗濯をし、スタッフルームに向かいます。そこでも皆「さやか〜!まってたよ〜!」「今日は何曜日?さやかはいつ帰ってくる?って毎日カウントダウンしてたんだから!」と。私と場を明るくしてくれるアレックスが帰ってくるのを皆楽しみにしていたようです。
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スタッフディナーの前に、私とアレックスはそれぞれエミリーとの面談があり、そこでエミリーから、この1週間で起きていたことを少し聞き、また私の仕事上のパフォーマンスについて2人で振り返りをしました。これに関しては、ニュージーランド中の全ての会社がやらなければいけないそうで、政府が管理している調査だそうです。私の仕事パフォーマンスがどうか、長所と短所をエミリーと話していきます。これをスタッフ12人分やるのは大変だろうなと簡単に想像できます。
スタッフディナーの後は、シフトが終わったブリッジとボート乗り場へ行き、私の1週間休みの話をしたり、小屋で起きたことについて話を聞きます。ティナもアリスもピリピリしていることが多いようで、キッチンに私がいない時はとても雰囲気が悪いようです。私がキッチンにいる時は皆ノンストップおしゃべり、音楽流して時には歌いながら踊りながら楽しそうに仕事をしていますが、私でない時は誰も話さず嫌〜な雰囲気が流れているようです。雰囲気が悪いだけならまだしも、話を聞く限りティナとアリスの言動もよく理解できないことが多く、さらにスタッフミールも雑な料理で、唯一皆が集まって食事をする時間に皆部屋に集まりたくなく時間通りにこなかったり、、、。「もう本当に大変だったんだから。お金を貯めるためにここで働いてるけどね、もうお金なんてどうでもいいよ、とにかく早くここを出たいってエミリーに言ったよ」と、1月の上旬に辞めることが決まっているブリッジ。すでに決まっている日にちからさらに早めるつもりだそうです。「エミリーと話してると、怒りで涙まで出ちゃったよ。ったく!」
夜は、私は消灯まで、仲良しkids4人組は真夜中まで飲んでお喋りしていたようです。私とアレックスが戻ってきて「小屋のバランスが元に戻った〜」と嬉しそうなデイジー。どれだけ皆が嫌な思いをしていたのか、その場にいなかった私は想像しかできませんが、よっぽど大変だったんだろうなと皆の嬉しそうな笑顔から読み取れます。
さぁ、明日から仕事が始まります。4週間またここに篭もることになりますが、どうなるでしょうか、、、。
▲定点観察
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