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デザイン|山小屋のピンバッジ

1ヶ月ほど前になりますが、2022年と2025年の2シーズン働いていた山小屋より、ゆうパックが送られてきました。中を開けると、去年・2025年働いている間にデザインしたピンバッジの完成品!

その年は、手拭いも制作しました。その時の話はこちら▼

デザイン|山小屋の手拭い
何ヶ月も前の話になりますが、2025年の4月から10月、日本の山小屋で働いていた時に、支配人「手拭いつくろうよ」と声をかけていただき、手拭いのデザインをさせていただきました。▲こちらの記事でも手拭いについて書いていますが、この記事では制作に...
125日目〜127日目 手拭い
私のインスタグラムを見てくださってる方はご存知かと思うが、125日目に私がデザインした手拭いが500枚(!!!)、小屋に納品された。大きな段ボールに10ずつ括られ、どさりと届く。特に色に関しては今回作ってもらった業者さん、担当の方と何度もメ...

この手拭いが完成すると一言「ピンバッジも作ろうよ!」と支配人。何かと取り掛かるのが遅い私を、グイグイと押してくれる支配人。ピンバッジだけの話ではありませんが、こうやって何かをお願いされる時、私の中にある階段を1段、2段とは言わず3段くらい先の、届かないことはないけれど自分では手を伸ばさないであろう課題が運よく、いやきっと必然的なのでしょう、私に降ってくるように感じます。後から振り返ると、その課題に対して感謝の気持ちしかありません。いつも勉強させてもらっています。

2025年の8月頃、まずは紙に鉛筆で、procreateにApplePencilで、山小屋の受付の時間の合間に、あぁでもない、こぅでもないと、バッジのデザインを思いつくままに描き出します。途中、刺繍にしてみたりもして・・・。

皆にも細かい部分はどうしたらいいだろうかとアンケートを取ってみたりもして・・・。

結局、円にし、文字は絵の中ではなく円の外に書くことに。このデザインで行こうと決めた後は、業者さんとのメールのやり取りが始まります。手拭いの業者さんとは別です。手拭いはやり取りに四苦八苦しましたが、今回はわがままを聞いてくださり、少しだけスムーズに(?!)デザインが決まりました。

▲最後の最後に、ここはこうしてくれ!と出した時のデータ。「そこまでは厳しいですが、できる限りやってみます」と言われた記憶。

この頃、私はニュージーランドでの山小屋生活を始めるべく、日本での山小屋生活は早く切り上げ、皆よりお先に下山しなければなりませんでした。ニュージーランドに行ってももちろんネット環境はありますし業者さんとのやり取りは可能です。しかし、きっとあちらでの生活が始まればバッジどころではない私が容易に想像できます。なので、日本の山を下山する前にはデザインは確定しておきたいと考えていました。

無事、下山直前にはバッジのデザインが完成、後は支配人の指示通りの数発注し、納品・販売開始は来シーズンまでお預けということになりました。

あれから時間が経ち・・・、バッジが無事山小屋に納品され、私の家にもスタッフから送っていただいたものが届きました。

大きな声では言えませんが、手ぬぐいよりも私の頭の中にあった色で出来上がっていて嬉しい!

そして、もう一つは私の手書きの文字が、本当にそのままの姿で形になっているのが、さらに嬉しい!人が手で書く文字が好きで、その人にしか出せない形や線、雰囲気があると思っているのですが、私が書いた字、バッジに書きたかった字が、きちんと形になっています!あー単純に心からうれしい。

手拭いと同じく、バッジのデザインの解説をしておくと・・・。

真ん中にあるのが山小屋。手前には、5月に満開となるこの場所の名物、ニリンソウにヤマシャクヤク。山小屋の右手には梓川。その対岸にそびえ立つのは明神岳と前穂高岳。左手には徳沢の森に、梓川へと流れ注ぐ徳沢。山小屋を覆う緑は春楡の木、そこでさえずるのはコマドリ。ぷかぷかと浮かぶのは徳沢の夏に現れる柳絮、化粧柳の種。直径3センチの中に徳沢の様子をモリモリこれでもかと盛り込んだバッジです。本当は、玄関先に毎年咲くマイヅルソウを入れたかったですし、春楡の緑はもっともっと生い茂らせたかったのですが、これが限界でした。

このバッジは、5月より徳沢ロッヂで販売中。聞くところによると、それなりに売れているようです。よかった!というより正直、上手くできたから買ってよね!くらいの強気(笑)。バッジにそれほど興味がない私でも手を伸ばしていいかなと思える出来です。(本当に自信満々)

改めて、ものづくりって本当に楽しいです。頭の中にあるものが手から出てきて、色んな人の力を借りて一つのモノとなり、それを手に取ってもらえてお金で買っていただける、こんなに嬉しいことはありません。

手拭いに続き、バッジを作る機会をくれた山小屋の支配人はじめスタッフの皆さん、この機会に感謝しかありません。

 

 

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