【99日目】日本へ帰るチケット

今日は久しぶりのPシフト。いつぶりでしょうか。少なくともこの3週間はweek offで外に出たり、cookばかりしていました。朝は7:00ぴたりにキッチンへ向かい、見習いcookロビンが調理する向かいで鍋を洗い続けます。

9:00頃、attendantシフトの皆と朝ごはんを食べ、自分の割り振られた掃除場所へ向かいます。キッチンとは異なり、掃除は常に身体を動かしますし、掃除機もザックのように背負うタイプなので肩が疲れ、良い運動になります。

3週間か、それより前か、attendantシフトで部屋掃除をしていた時は半袖を着ていてもすぐに暑くなっていた記憶がありますが、季節が進んだせいか、日が山から顔を出すのも遅く、長袖でも汗をかくことはありません。部屋にある大きな窓は外との気温差で結露がついています。

ひとつの部屋の掃除を終え次の部屋に移動する際、外の景色に目をやると、小屋に日が差し込み、小屋周りではもくもくと雲ができ始めます。草原のように平地である建物周辺には、川はありますが、雲が出来上がっていくのは川から離れている場所です。植物の朝露が蒸発しているのでしょうか。ぐんぐんと上空に吸い上げられていきます。それは木や草から湯気が出ているようです。

掃除を終え中抜けの休憩時間は、帰国のためのチケットを探すことに。予定を立てるときは大抵誰にも相談することなく、自分で決め自分で予約し自分の好きなように予定を組むことが多いのですが、ここ、山小屋にいると皆が口出し、いえいえ、アドバイスをしてくれます。1人に相談すれば、すぐに、23人と集まって来て、皆が自分ごとのように一緒に考えてくれるのです。ここでは皆他人ではなく、家族のような存在なのです。

んーっっ!でも私は1人で、私の好きなように決めたい!

「小屋閉め後すぐに帰るの?もったいないよ」「1週間くらいゆっくりしていけばいいのに」「スタッフパーティーには来ないの?」「空港に行くなら送るわよ」「一緒に南の方へ旅行しようよ」「もう少しニュージーランドにいたらいいのに」

小屋閉め後は、系列のホテルで働くつもりでいましたし、応募もしていて返事待ちの状態でした。しかしweek off中に家族と連絡をとり今は日本に帰り家族との時間を優先すべきだと改めて感じ、帰ることにしたのです。ニュージーランドでのワーホリの期間は今だけかもしれませんが、また11月までに戻ってくることはできますし、旅行目的ならいつでも来ることができます。しかし家族との時間は何とも変えられず限られています。

私の決断にあれこれ突っ込まないでくれと思いながらパソコンと睨めっこ。フライトチケットをしばらく探しましたが、選択肢が余りにも多く、予約するのは明日以降に延ばすことに。

入国して5日目(?)には働き始め、小屋閉め後も数日で出国することになるとは自分でも思ってもいませんでした。皆が、「この山小屋の中だけがニュージーランドじゃないんだよ、ニュージーランドにはもっと素敵なところがあるんだよ」と言うのもわかりますが、今はできるだけ早く帰らないといけない気がするのです、、、。

 

▲今日の定点観察

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