【38日目】山小屋で過ごす大晦日

「今日は早く従食食べて、早くお客さんの食事出しを終わらせて、早く皆で集まって年越しまでお酒飲もう」仕込みをしていると、みんなの姉貴キャサリンにそう言われ、オーケー!と返事をします。

皆で気合いを入れたおかげで、いつもより10分と少し早く切り上げることができました。21:00から優しいお姉さんブリッジが、お客さんのいるラウンジでギターと歌を披露するということだったので、それに間に合うようにとシャワーを浴びます。

20:40頃、スタッフルームへ行くと誰もいません。もうショウは始まっていたようで、どこからか優しいお姉さんブリッジの歌声が聞こえてきます。どこのドアからラウンジに入ろうかとふらふらしていると、しっかり者のメグ「さーやーかー!おいでよー!」こっちこっちと教えてくれます。スタッフはお客さんから離れてスタッフ同士でテーブルを囲いお酒を飲みながら優しいお姉さんブリッジの歌を聞きます。

ショウが終わった後は、アイスクリームやみんなの姉貴キャサリンが作ったパイを食べながら、お酒を飲み皆で夜更かしします。私は、今日来ている日本人のガイドの方と少しおしゃべり。その方とゆっくり話すのは初めてで、地図を見ながらこっちに行くといいよ、この辺はよく歩いたことがあるよ、とかとか、山の話を中心にいろいろとお話ししました。日本には13年帰っていないそうで、今度帰るんだけど、浦島太郎状態になること間違いなしね!とおっしゃっていました。シーズン終わったら一緒に山に行こうか、とも話しています。楽しみ!

その後は、チリのカタリーナにチリの年末年始の伝統を教えてもらいます。2枚の紙にそれぞれ、20221年間の私への手紙と、未来2023年の私への手紙を書きます。書いた後は過去の手紙は燃やし、未来の手紙は1年間持っておき次の年末に燃やすのです。

スタッフ皆無言で自分宛に手紙を書きますが、これが思っていた以上に難しく、書こうにも言葉が出てきません。時間をかけて書いた後は皆で暖炉の前に行き、過去の手紙を燃やします。

明日から始まる2023年、どんな1年になるのでしょうか。2022年は自分が計画していた通りに物事が進んだような気がします。しかし2023年はプランは全くありませんし、こうなるんじゃないかな、といういつもなら感じる予感のようなものもありません。

22:0022:3023:00と、0:00が近づくにつれ、皆眠たい、疲れてしまった、明日朝早いから寝る、、、と半分以上のスタッフが寝てしまい、結局年越しをラウンジでしたのは私とみんなの姉貴キャサリン、しっかり者のメグ、優しいお姉さんブリッジ、賢そうなアニーの5人。年が変わって皆でウイスキーを飲んだ後は、少しおしゃべりして満点の星空の中部屋に戻ります。ワインテイスティングをした日に星空を見て以来です。しっかり者のメグ「綺麗〜!めっちゃ綺麗!!」夜中ですがお酒も入っており相変わらずのハイテンションです。

すでに24:00すぎてはいますが、朝起きたらお正月、、、、。除夜の鐘も聞いてないし、蕎麦も食べてないし、2022年が終わり2023何が始まった、、、なんだか信じられません。

▲今日の定点観察

 

 

 

小屋にあるアルコールの中で一番気に入っているのはこのワイン


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