【106日目・107日目・108日目】みんなとの時間

109日目、外は降ったり止んだりの雨に冬のような風が吹き、遠くの山々には雪が積もってきます。外に出る気になれず、この3日間のことを思い出しながら日記を書いています。小屋に来てすぐの頃は毎日寝る前や空いた時間に長々と日記を書いて(スマホに打ち込んで)いましたが、あと1週間と少しでここを去ることになりますし、日記ではなく皆とのスタッフルームでの時間を大切にしようと思い、日記はおろそかになっています。

夜皆で愉快なchefケイシー作のデザートを食べながらお喋り

⚫︎サンの友達

106日目には、サンの友達2人が小屋に1泊泊まりにきました。これでスタッフの友人や家族が泊まりに来るのは最後でしょうか。クリスマス頃に生意気なミアのお母さんが来て以来、チリのカタリーナの友人、しっかり者のメグのお母さんと友人、チリのマリーナのパートナー、ブラジルのジェイニーのパートナー、私の友人、サンの友人と多くの人が泊まりにきてくれました。

⚫︎オフトラックの滝へ行く3人

106日目はチリのマリーナ、最後のRDO。ずっと前からこの日はD Passに行きたいと言っていました。「ここで2ヶ月も過ごしてるのに隣の小屋に行ったこともないし、R lakeにも行ったことない、D Passも行ったことない！そんなでここを離れることなんてできないよ〜！！！」

しかし午前中は雨が降り続き、昼からシフトを終えた見習いcookロビンとキウイのデイジーで目的地を変更、3人でシークレットハイキングに出かけた様子。

帰ってきた3人に聞いてみると、見習いcookロビンが隣の小屋にお客さんを迎えに行った際見つけたオフトラックを歩きに行ったそうです。小屋のスタッフの誰も行ったことのない場所で、見せてもらった動画には大きな滝が写っています。「滝のてっぺんが全く見えないんだよ！ここで泳いでさ、見て見て！すごいでしょ！」とチリのマリーナ。

⚫︎折り紙、お茶、お絵描き

この3日間はDシフト、Bシフト、Pシフトとattendantシフトが続き、中抜けの時間はスタッフルーム皆で過ごしました。去年は皆で折り紙よくしてたんだよとみんなの姉貴キャサリンが折り紙を自分の部屋から持ってきてくれ、英語で手順が書かれた本を見ながらいくつか折ってみたり、日本に旅行した際に買ってきた玄米茶を淹れてくれ、飲んでみたり(優しいお姉さんブリッジはあまり好きじゃなかったようです、、、「マテを思い出すね、、、うーん、好きかどうかよくわからない」)。

108日目は昼間スタッフルームに居座り、ずーっとお絵描きをしていました。皆でポットを描こうと言うことになり、同じポットを見ながら私のiPadで皆ポットを描きます。特に見習いcookロビンと賢そうなエミリーは絵がとても上手く、皆jealous状態。

⚫︎Missing chocolate

小屋で生活をしていると、○○が消えた！と言う事件が稀に起きるのですが、今回はチョコレート。チョコレートは(日本の山小屋でもそうでしたが)、山の中ではとても貴重な貴重なもの。消えたとなると皆血眼で探します。

隣の小屋から泊まりにきていたスタッフによると、「数日前のお客さんが、各小屋に2枚ずつチョコレートを持ってきてくれた」という話。しかし私たちの小屋でそのチョコレートを見た人がおらず、「お客さんから受け取った人が誰にも言わずこっそり食べたんじゃない？」「ガイドが小屋のスタッフに渡す前に取ったんだよ！」「誰か隠してるんじゃないの」と皆で会議が始まります。

そんなことは2月にもありました。その時日記に書いたかどうか忘れたので簡単に書いておくと、ひとつは愉快なchefケイシーのマグ、もうひとつはみんなのお母さんエミリーのケーキの残り。

皆で、ないないない！と騒いでいるうちに毎回話は大きくなり、犯人は私ですと手をあげにくくなるような気がしますが、”thief”と共同生活していると考えるとなんだかこわいですね、、、。