一生に一度は乗りたいカッパドギアの気球 その6

「この季節はね、風が強くて飛ばないこともあるんですよ、今日は飛ばなかったし、明日は飛ぶといいですね。」ーとYama Tourさん。ここまで来たのに飛ばなかったらどうしよう、飛んでくれ…。

朝、何とか起床。4:45の集合時間ぴったりにロビーに行くと昨日のイケメンお兄さんが暇そうにPCいじってました。特に会話するわけでもなく、迎えを待つんだけど、来ない…。時間間違ったかな?早すぎた?と思ってら来ました。私が泊まってたホテルがピックアップ最後のホテルで、ツアー会社のカッパドギアバルーン社へ。到着すると名簿が置いてあって、受付を済ませます。バンは私のバン以外にも次から次へと到着して50人くらいいたと思うんだけど、日本人はおそらく私一人でした。アジア人はパラパラいましたが、他は欧米人。

コーヒー、チャイ、ジュース、ミルク、パン、フルーツが簡単に準備してあってセルフサービス。それぞれの言語でかかれたパンフレットに沿ってバルーンの説明を受けます。

そこから車で30〜40分?(覚えてない)バルーンの出発地に向かいます。晴れてよかった!

どんどん膨らんでいきます!これに乗るのか!

隣のバルーンも膨らんでる!

籠、バスケットは4部屋に分かれていて1つの部屋に5人くらい入れるようになっています。私とカップルとカップルでした、隣の部屋もカップルとカップル。真ん中にパイロットがいて反対側はカップルと友達同士や団体のツアーの方々。ということで、カッパドキアはハネムーンやカップル、記念旅行で来る人が多いようです。

このバスケットにこんなに人が乗っていて大丈夫なんだろうか、と、そわそわしていたら、出発。地上がどんどん遠くなってく…!怖いなんて考えもしなかったけど、いざ乗ってみると少し怖いかも!

数分も経てば怖いなんてのは忘れて、目の前に広がる景色に感動。言葉を失います。

他のバルーンも上がり出して、写真でよく見てた景色、いやそれ以上の景色です。

ある程度高いところまで来た後は、谷まで下がって、バスケットの底に木のてっぺんが当たるんじゃないかってところまで降りていきます。

その後は1000m近くまで上がります。

1時間、時間が本当にゆっくりと過ぎていきます。(少し長いと感じるほど。) 目の前の景色がゆーっくり360°回転しながら移り変わっていきます。

気づくとどんどん下へ下へ、茶色い屋根の家が大きくなっていきます。この写真は飴玉ががたくさん浮かんでるみたいでお気に入りの1つです。

ローズバレーが自分の目の高さよりも高くなり、降りて来ました。

空に浮かぶバルーンも数少なくなります。

にしても、驚くほど雲ひとつない快晴。日頃の行いがいいのかな〜! 写真はiPhone、ほとんどが加工なしです!

降りてくると降りてきたで、もっと空の上に居たかったなぁ、と。

それで終わり、ではありません。カッパドキアバルーン社はカッパドキアでバルーンを始めた最初の会社で、伝統としてチェリーのジュースを最後に飲みます。1991年設立だから、私が生まれた頃からやっているようです。もっと昔からあるのかと思ってました。

チェリーのジュースにシャンパン入れたい人挙手!とおじちゃんが声をかけますが誰もアルコール飲みたくないのか、私だけ挙手!その後ちらほら飲んでる人もいましたが。(その話をトルコ人にすると、シャンパンって言ってるけど多分それお酒入ってない見せかけだよとのこと。確かにアルコールっぽくなかったかな。)

みんなで集合写真を撮り、フライトの記念証明を1人ずつ名前入りで受け取った後はホテルまで送迎。

ホテルからの眺め。

朝ごはん。チーズの種類が多くて、食べまくりました。やっぱりご飯美味しい。何度も言うけれど、トルコのご飯美味しい。

ホテルからは目の前にローズバレーが見えます。ここに住みたい。

のんびり準備して、この日は昼のフライト前まで野外博物館中心に回りました。野外博物館はOpen Air Museumといいます。

入って少し歩くと、りんごの木に花が。昨日飲んだ、アップルティーのりんごです。トルコのりんごは日本のりんごと比べて小さいそうです。きれいなピンク。

教会がたくさんあって、中では写真はほとんど禁止。

その次はパシャバー。日本ではきのこ岩としてガイドブックに載っています。きのこ岩なんていうのは日本人だけだよとガイドさん。駐車場近くにはアイスのお店。アイスクリームはこっち、アイスクリームはこっちとずっと叫んでます。

これが有名らしい、ひとつの岩から3つのキノコが生えている3本キノコ岩。(キノコではありません。)

とても広くて、1時間とるからゆっくり見ておいでと、ガイドさん。ここは1人で歩きました。天気はいいし日差しは強いしで、帰国後みんなに焼けたねと言われたんだけど、今考えると原因はここだな…。日焼け止め持って行ってすらなかった…。

お土産やさんもちょこちょこあります。

見ての通り観光客はいます。けど、やっぱり日本人には会いませんでした。

その後は創造の谷へ向かいます。車からの景色。もっと写真撮ればよかったと後悔。目の前に広がる景色は、グランドキャニオンを思い出させるような乾いていて、拓いた土地です。

創造の谷。岩の形がいろんなものを連想できるのでその名前が付いています。この写真の左はアヒル。

その次は3姉妹の奇岩。ここからは街が見下ろせます。ガイドさん、高いところな苦手らしく、ここだけでなく他の場所も下の方で私を待ってました。気球にも乗ったことがないらしい…!

その後はギョレメの街まで戻ります。

途中、オートヒサールだったかオチヒサールだったか読み方を忘れてしまったけど、眺めのいいところに連れて行ってもらいました。時間がなくてツアーじゃあまり回れないところだそうです。

ツアーのデスクに戻って日本人の方とお話しして、空港へ。また来てくださいね、と。すごく素敵な方で私もあんな人になりたいなぁ。

空港へ行くバスの中では、もう、爆睡。1人で乗ってるとはいえ、さすがに疲れました。

博物館も空港も入る前は必ずセキュリティ。

帰りはペガサス航空です。また来たい!

サビハギョクチェン、アジア側の空港に到着。

ここからが難関!ブルサ行きのバスを探します。タクシーのおっちゃんに声をかけられるも無視。見つからなくて、バスのおっちゃんに声をかけたら、そのバスはこっちでチケット買うんだよとチケット売り場まで案内してくれました。この売り場はさすがに1人じゃ見つけられない、聞いてよかった…。

バスに乗ると満席になったからか、18時出発のはずなのにバスがすぐに動き始めます。確かに時間まで待っても来ないなら先に行っちゃうってアリだな、時間きっちりな日本ではこんなことしないなぁとおもいました。

隣は20ほど年の離れたトルコ人の女性で、英語は通じず、それでもgoogle翻訳でなんとか乗り切りました。ドイツ旅行から帰って来たようで、ドイツの板チョコ2枚も頂き、一緒に写真を撮り、すごく明るい方でした。途中まではよかったんだけど、激しく車酔い…。山々を超えていくから景色がきれいだったから撮りたかったんだけど、もうぐったり。

2日間のカッパドキアは、またイスタンブールと違うトルコが観れて本当に来てよかった!と思いました。

長々書いて来ましたが、次回が最後です。つづく。


影バルーン。
2017.5.30

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