8:20起床。今日は見習いcookロビンはお休み、彼女である生意気なミアと隣の小屋へ日帰りでハイキングに行っているようです。スタッフルームにあるボードには20:00帰宅予定と書いてあります。chefもcookも不在なので、B/Cシフトはみんなのお母さんエミリー、私はD/Cシフトです。みんなのお母さんエミリーは従食を作りませんので、今日はつまり私1人で10人以上の料理を作らなければなりません。
そわそわするので、本来なら11:00スタートですが、9:30には仕事を始めます。12:00頃にはやらなければならない仕事の目処がついてきたので、鶏肉を醤油と生姜ニンニクに漬けて唐揚げの仕込みをします。
キッチンにいるのは、口笛を吹きながらルンルンで仕事をしているみんなのお母さんエミリーと私2人。そういえば、と思い出しみんなのお母さんエミリーに気になっていたことをいくつか質問します。
「小屋の営業最終日に、私たちも小屋を出るんですか？4/10ですよね」「そうよ、4/9の宿泊のお客さんが最後で、朝お客さんが出発したら掃除して小屋にあるものを全て袋を被せて、夕方のボートで街に出るのよ。10日は忙しくなるわね」想像しただけでゾッとします。「忙しくなるのが想像できますね、、、。」
「給料のチェックをしてたんですけど、前回の給料明細にチップってあったんですが、何のチップですか？」「それは、お客さんが残していったチップのこと。小屋にいるスタッフ皆に行き渡ってるはずよ。時々大きなグループで参加してるお客さんがまとまったチップを残していくのよ。悪くない額だったでしょ。」「てっきり、この前の休みの日にお客さんを迎えにいった日のチップかと思ってました。そういうことですか、なるほど」
みんなのお母さんエミリー、今日は仕事の進み具合にも心にも余裕があるようで、「昨日はバタバタしてたけどね、今日は良い感じ。昼ごはん作ってあげるわ、食べるかしら？」と声をかけてくれ、みんなの姉貴キャサリンと3人で、ダイニングルームでおしゃべりしながら食べます。
作ってくれたのは、ワンプレートでオーブンで焼いたじゃがいも、ベーコン、マッシュルーム、それからチキン、トマト、チーズ、アボカドなどを豪華に盛ったものです。肉がないならご飯は食べないというみんなのお母さんエミリーですが、このワンプレートを食べさせてもらい、何となく彼女の好みがわかった気がします。味がしっかりついており、肉とじゃがいもがメインで、野菜はちょろっと飾り程度、食べ応えのある食べ物がきっと好きなのです。
午後は1時間ほどスタッフルームで休憩。今日休みのチリのカタリーナ、みんなの姉貴キャサリンと窓の向こうの雨を眺めながら、マテを飲みます。今日は蜂蜜を入れて飲んでみましたが、味が少しマイルドになり、美味しいです。1つのカップ、1つのストローを使い、回し飲み。それがマテのルールです。最近は毎日のようにチリのカタリーナが声をかけてくれ、マテを飲んでいます。
チリのカタリーナ「従食作るの手伝ってもいい？サラダ作りたいんだけど、どう？」と。それはそれは嬉しい限りです。もちろん！と返事をし、2時間ほど従食準備を手伝ってくれました。あわたたしている私とは真逆で音楽に合わせて歌いながら、リラックスしている彼女。小屋を離れる頃には、私もリラックスしてキッチンに立っていたいものです。
従食は17:00から食べ始めますが、唐揚げと米粉で作ったチャパティが間に合わず、できたものから皆に食べてもらいます。私がやっと席についたのは17:15。17:30からはお客さんに出す食事の準備を始めなければならず、食べる時間は15分しかありません。唐揚げはなかなかの出来です。美味しい〜と思いながら食べる余裕がなかったのがとても残念。カレーもレシピ見ずに作ったにしては、上出来です。自画自賛してもバチは当たらないはず。あーっ。ゆっくり食べる時間が欲しい！！
皆も美味しいと言いながら唐揚げやカレー、その他のものを食べてくれますが、あまり減っていく様子はありません。作り過ぎたかなぁと心配しながらキッチンに戻り仕事を再開します。
余った分は、数日後には捨てられるのかぁ、もっと少なめに作らないとなぁ。作る量を減らすと、今度は足りないんだよなぁ、、、。明日は何作ろうかあ、、、。
ここ数日、みんなの姉貴キャサリンのスイッチが入り、冷蔵庫の中の断捨離が激しいのです。もちろん彼女はそれを望んではいませんが、どんどん捨てられていきます。
ぐだぐだと今日の従食のことを考えながら仕事を続けます。すると「よーっす」といつもの軽い挨拶と共に現れた見習いcookロビン。ハイキングから帰ってきたようで、従食上手くいった？と声をかけてくれます。私「めっちゃ沢山作ってさ、すんごい余ってるはず。冷蔵庫にあるから食べて食べて」18:00前になるとDシフト、Pシフトのスタッフが、従食の余りをタッパーに入れ、日付を書いてスタッフの冷蔵庫にしまうのです。
見習いcookロビン「カレーはあったけど、他のはどこにある？見当たらないんだけどさ」私「冷蔵庫にない？沢山余ってたはずなんだけど、、、」
冷蔵庫を見てみると私の作った料理が、カレー以外見当たりません。唐揚げ、あんなに余ってたのにどこに行ったのでしょう、、、。流石に今日の余りを今日捨てたりしないよな、、、。
心配で後から聞いてみると、皆で食べてしまったようです。んなら、良かった。それにしても私が食べていた時は沢山余っていたのに、不思議でなりません。冷蔵庫を3回以上チェックしましたが、どこにもないので、皆のお腹の中に行ったのでしょう。
お客さんの夕食出しが終わり、掃除をして仕事を片付けた後は、シャワーを浴び、スタッフルームへ。優しいお姉さんブリッジがいたので、彼女の歌声に合わせ、昨日教わった曲をギターで弾きました。昨日よりも少し上手く弦を押さえられるようになった気がします。
＊
愉快なchefケイシーがキッチンからいなくなってから、5日経ちました。みんなの姉貴キャサリンが綺麗にしてくれているスタッフルームの冷蔵庫とは対照的に、日に日にキッチンの大きな冷蔵庫の秩序が乱れていっています。私たちが見ていない間に、彼がorganizeしてくれていたのが、よく分かります。そろそろ掃除しなければなりません。
▲今日の定点観察
COMMENT