「天気に合わせて休みが取れればいいのに」と、山で雨に遭う度思います。天気だけはどうにもならないから、晴れるとわかった日には仕事終わりでも夜行バスに乗るしかない、そう決めて来たのが白馬大池。夜行バスに乗る当日の朝、出勤電車の中でバスを予約、荷造りも何もせず、定時で上がれるかもわからない、でも明日は晴れの予報!行くしかない!キャンセル料もかからないしいっか、勢いで行ってきました。
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仕事を無理矢理終わらせて家に帰り、バタバタと20分弱でスーツから着替えて荷造り。汗が…シャワー浴びたい…とそんな暇もなくバスセンターへ。なんとか間に合い、起きたら白馬。
朝一番のゴンドラの時間まで2時間。朝日が白馬の山々に当たりピンクに染まるのを眺めながら地図を見て待つことにします。
白馬乗鞍岳の先の大池が今日の目標です。
団体が1組、他はご夫婦やソロ、ぽつぽつゴンドラ売り場に人が並び始め、私も始発のゴンドラに乗るべく列に並びます。
見ての通りの晴れ。風呂に入らず夜行バスに飛び乗って良かった!栂池自然園の方へ向かって歩きます。
登山道の看板を見逃して自然園に入るところでした。
歩き始めはゆっくりゆっくり。1人だから自分のペースでゆっくりゆっくり。初めての1人トレッキングです。
30分歩いて振り向くと…。
何度も追い抜かれては追い抜きを繰り返していたご夫婦とおしゃべりしながら登りました。どこからきたの?最近はどこに登ったの?飴ちゃんをもらったり、次行くならここがいいよと地図までいただいたり。
少しずつ岩がゴロゴロ大きくなってきます。
1時間ほどで木道に出てきました。
天狗原。
この後も(個人的には岩だから登りやすい)坂が続きます。ご夫婦が地図を広げてあの山は〜と指をさしながら休憩してるところに私も入って一緒に休憩。
天狗原から1時間ほど歩き続けると…
見渡す限り岩。丸を追いかけるように前に進みます。楽しい!
ここを乗り越えると、ちょっとした達成感。10分もしないうちに視界に白馬乗鞍岳のケルンが見えてきます。乗鞍岳、同じ名前の山がありますが、下調べの時何度もひっかかりました。白馬乗鞍岳は白馬と前につけないと、わかりにくい!
足元には少し雪の後もあり、滑りやすいところもあるので要注意。2回尻餅つきました。
11時。白馬乗鞍岳到着!ご夫婦にチョコレートをいただき、写真を撮ってもらいます。何から何まで感謝…。
すれ違う人に大池までどのくらいですか?と聞くと、直ぐそこですよとのこと。コースタイムでは40分。どういうこっちゃ?歩いてくと、5分もしないうちに目の前に白馬大池!この景色を見たときは1人で、綺麗…!と静かに叫びました。
そこからが遠い!小屋は近いように見えて遠い。あの小屋までが40分なのか…。ご夫婦は遠くまで行かず、池を眺めながらお昼ご飯にするとのこと。私は行ける限り池の近くまで行こうと歩きます。
ご夫婦のところまで戻ってのんびりお昼ご飯。またそこでお話。腰が重くなってお尻が岩にくっつく前に立ち上がり、何度もなんども振り向いてはiPhoneにこの景色を収めながら帰ります。
後ろには大池、前には白馬乗鞍岳のケルン。
上りはあんなに楽しかった岩場も帰りは怖くなっちゃって、日帰りの中では1番に下り始めたはずの私、どんどん抜かされていき気づくと1番後ろ。(?)
競争してるわけでもないし、ゆっくり下ることにします。帰りも天気は快晴のまま。
栂池ヒュッテに着いた頃にはこんな雲が広がってました。
とにかく天気に恵まれた1日でした。思いつきで来てよかった!次はテントを担いで白馬岳まで行ってテント泊したい!!
帰りのロープウェイから、パラグライダーする人たち
✏︎2017.6.4
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