夜中、窓から鋭い三日月の光が私の寝ているベッドに、もっと言うと私の顔に向かって差し込んできます。やけに明るいような。満月分の光を発してるかのように明るいのです。雲に隠れたかと思えば、すぐに顔を出す。雲の流れが速いと言うことは風が強くなっている証拠です。
朝の5時、小屋にある業務用の洗濯機の中に放り込まれたような気分で急に目が覚めます。夢と現実の間にしばらく留まりあと2時間寝れるのになぁ、、と思いつつも夢の中には戻ることができません。風と雨の音にうなされます。渦を巻くように、風が止まりません。
朝食の時間になり、ガイドやスタッフがバタバタと動き回るキッチン。日本人のまみさんが「日本って風の速さって秒速なんだね!100km/hって秒速にしたらいくらなんだろう?日本人のお客さんに聞かれてさ」と。明け方の風も酷かったですが、いまだに弱まる気配はありません。この後も予報によれば100km/h。秒速だと30m。それはそれは、眠れるわけがありません。
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眠れなかったのは私だけではないようです。昨日私が作ったラザニアを食べすぎてお腹の調子が悪い上、昨晩の嵐がうるさくてよく眠れなかったと言うルイは、見るからに体調が悪そうにしています。ブリッジはいつもの通りおしゃべりが絶えず、朝からone more sleepを100回は口にしているのではないでしょうか。私と同じく明日からウィークオフに入るブリッジは毎日あと何回寝たら小屋を出られるかとカウントダウンしているのです。
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明日私とブリッジがウィークオフで外に出ると言うことは、マネジャーのリンに、cookのシェリーが戻ってくると言うこと。シェリーとはなんだか一か月くらい会っていない気がする、そんな話をしていると、リリーフマネジャーのセシアがこう言います。「私もさやかもだいたい同じくらい働いてるよね。1日あたり11時間とか12時間とか。それを休みなしで7日間続けてる。そうすると、84時間働いてることになる。つまりは週5で8時間働いてる人の2週間分は働いてることになるよ。だからしばらく会ってない気がするんじゃない。私もそう感じるよ。」
そうか〜!
セシアはいつも冷静で、彼女こそパニックになる事を知らず、何が起きても動じません。アドバイスを求めれば的確な答えが返ってきますし、論理的な説明を誰に対しても平等にしてくれます。私は彼女の働き方や考え方、仕事との向き合い方、とても好きです。
そんな彼女に、私とブリッジがいつも2人でぼやいている話(昨日のブログ)をすると、「大抵、会って数十秒でこの人は仕事できるなって感じ取れる。あの子は良い印象はなかったね。注意して見ておかないとなってのが、すぐにわかったよ。ブリッジとさやかは、仕事きちんとできる人だってわかったよ」
私もセシアも特に勤務時間が長いので、仕事の話はよくしますし、ブリッジとはあのスタッフはどうだ、こうだ、あぁすべきじゃないか、こうすべきじゃないかと話しだすと止まりません。そんな話をよくするからか、2人との距離感はこの1週間で更に縮まりました。
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仕事に関しては、毎日のやることをリストにし、それを1日単位ではなく数日〜1週間単位で作り、仕事内容を組み立てるようにしてから、かなりスムーズになってきた気がします。一つ一つの仕込みの手順もコツが掴めてきたんでしょう。この数日3時間前後は休み時間が取れました。目標は4時間半。明日には下山し、次のcook連勤シフトまで時間が空きますが、この感覚を忘れないようにしたいです。

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