高山病との闘い、初めての富士山1泊2日

遠くの山からいつも眺めるだけの、富士山。アメリカ人に富士山見たことある?登ったことある?と聞かれた時は九州からほとんど出たことない私、”no”で答えたらそれはびっくり(と言うか少しバカに)されたのを思い出します。そんな私にもついに登るときがきました。今回は写真と少し(?)の文章で富士宮ルート~剣が峰~お鉢巡り~プリンスルートの様子をお届け。

富士宮口〜8合目

車酔いを経て富士宮口到着。

富士山のルートの中でも一番高い位置に来る事とのできるココからの雲海はもうそれで満足といっていいほど最高。

スタート地点ですでに、2,400m。

少し歩けばすぐに息が上がる。

新6合目の小屋を見下ろす。

一歩一歩がどんどん重くなるにつれて、さっきまでいた小屋もどんどん遠くなり・・・

次は新7合目。

小屋を後にし、

気づけば頭の上に8合目の文字が。この手前は結構急でした。

8合目〜万年雪荘

お腹がすいたのか、8合目から見える宝永山、生チョコにしか見えません。

だんだん日も傾き始め、少し立ち止まると気温も下がっているのがわかります。

1日目の宿は9合目の万年雪山荘。空の色が変わりかけたころに到着。

これが高山病・・・?

そして小屋に到着するや否や、高山症状にやられました・・・!貧血と似ており、しばらくゆっくりすれば落ち着きました。食欲はないけどゆっくり体をならすためにも考えすぎずとにかく深呼吸の繰り返し。貧血は症状が鋭いイメージ。急に狙ったかのようにふらっとしたり目の前が真っ暗になったりしますが、この時の高山病の症状はもう少しふわっとしていて体全体が消えそうに気分が悪くなりました。具体的に言うと、頭痛、吐き気がありました。伝わるかな…。症状は人それぞれだとは思います。

ガイドさん曰く、体が標高が高く空気が薄い場所に慣れようとしている時は酸素ボンベは使わない方がいいとのこと。また、小屋でゆっくりするよりも外に出て体をゆっくり動かし、酸素を体に取り入れる方がベター。小屋の中は人口密度が高く酸素がより少ないため、寝ていても具合は良くならないよ、とのこと。夕食の時間前後で外の空気を体に取り入れ、食欲はないもののゆっくり体をならしていけば問題なかったです。

夕食はカレー。マジックアワーは写真撮り損ねました。斜面の向こう側に日が沈みます。

富士山からのご来光

数時間の仮眠の後、お弁当を食べて出発。視力がいくら悪いわたしでも満天の星空なのはわかります。歩き続け、剣が峰手前に到着。お鉢一周ぐるっと人間だらけ。目を凝らすとこの写真にも人がたくさんいるのがわかるかと思います。剣が峰のあたりは人が多いので、手前でご来光を待ちます。

同じスピードで太陽は動いている(ように私たちには見える)はずなのに、ご来光の瞬間だけスローモーションな気がする。

お鉢巡り

その後はお鉢巡り。太陽はみるみると早送りしてるかのように私たちの頭の上へ。ラッキーなことに初めての富士山登山で影富士まで見ることができました。

影って面白い。

一周ぐるりと見て回ると富士山の火口があまりにも大きくて少し怖くなるほど。

山頂の郵便局ものぞいて、あとは下るだけ。

山頂から宝永山に立寄り、下山

登りより下りがキツかった・・・。おかげさまで写真はほぼなし。

宝永山に立ち寄って下山。

最後は思ったより長かった樹林帯の中を歩きました。

ガレ場があまり得意でないあたしには下山時結構・・・!!!足にキマシタ。まだまだ訓練が必要なようです。

風が強くて上まで行けない、霧でご来光はお預け、なんてことはあるから今回は2日間恵まれた富士登山になりました。おわり。

日の出をまつ…。2018.8.10

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