山小屋の刺繍

山小屋の売店で販売する手拭いの制作をし、納品も終わって・・・次に舞い込んできたのは「山小屋のオリジナルバッジ、デザインしてよ!」と、バッジのお話。私が作っていいんですか!と言うことで、山小屋の勤務中や休み時間にちまちまとデザインを考える日々。なんとなくデザインは決めたものの、細かな部分をどうしようどうしようとぐるぐる考えてしまうので、一旦刺繍にして考えよう!とよくわからない発想に辿り着きました。iPad上で絵を描くよりも糸で表現してみたら何かアイディアが生まれるんじゃないでしょうか?

こちらの刺繍は数日で完成。全て1本どりで刺してみました。自分の絵を刺繍するのは、本やDMCサイトのお手本を刺繍するのとはまた違います。絵を描くこと、刺繍することが延長線上にあるようで、迷いなくするすると刺すことができました。気持ち的にも楽。本やサイトの図案は自分ではない誰かが描いたものなので、無意識に、この線は?とかこの部分は?とかこの色は?と絵を頭で理解しようとしたり分析してしまっているのかもしれません。

刺繍を終えた後は、ひっさしぶりにボードに貼り付けてみました。角の部分の処理は慣れていたはずなのに、時間が空いてしまったので、どうやるんだっけとかなり手こずってしまいました。

絵の解説も一応しておくと、鳥はコマドリ、木は春楡。花はヤマシャクヤクにニリンソウ、マイヅルソウ、川は梓川と徳沢。雲のように青空に浮かぶのは化粧柳の柳絮。まるで夏に降る雪のようで、種子が綿毛をつけてふわふわと森の中を漂います。右手の山は前穂に明神。徳沢の全てをギュッと詰め込んだ絵、刺繍です。

 

 

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