66日目 福岡から長野へ

今日は両親が福岡からやってくる日だ。私も一緒に系列のホテルに泊まり、2日間この辺りを散歩をしようと思っている。お天気だけ、1ヶ月ほど前から心配していたが、日頃の行いが良いのか、朝から青空が広がる。

両親は14時半頃に到着するバスで山の中まで上がってくる。私はそれに合わせて小屋を出発し、植物観察をしながらバスターミナルへと向かう。約2時間、のんびり焦ることなく、途中にリンゴビールとおやきを食べながら川沿いに木漏れ日を浴びながら歩く。

ニリンソウや、小さな花たちが咲いていた1ヶ月前〜3週間前頃に両親には森の様子をみて欲しかったなあと思いつつも、今日も十分に緑は美しい。

それにしても入山してから2ヶ月で森の中の景色がぐんと変わるのには毎回驚く。そして来年も同じ時期になれば雪が解ける頃植物は芽を出し、花を咲かせ、そして枯れていく。当たり前のサイクルなのかもしれないが、不思議でたまらなくなる。

リンリンリン、と音が鳴るように咲いていたハシリドコロは、背が伸び、一株につき1枚、2枚ほど葉が黄色くなり、花は実へと変化している。

ラショウモンカズラは、いつか撮ろう、撮ろうと思っているうちに枯れ始めている。これぞという写真を撮らないままだ・・・。

葉の上で眠りにつくように枯れ始めている花が本当に、可愛いし美しいと思う。

花弁が落ちるとこのようになる。

エンレイソウの実もしっかりしてきた。

これはアマドコロだと思う。小さく、風に揺れ、ピントが合うまで粘れなかった。トイレが先だ。

クルマバツクバネソウは、まだまだ咲いている。

これまでは小さく可憐な花が多かったが、いまからは背が高く目につきやすい花が増えてくる季節。その一つは、こちら。名前は調べていない。

植物観察に満足しながら、バスターミナルに到着後、合流してまずはお土産を見にいく。今シーズン、まじまじとお土産を物色していなかったので、3年前にはなかったグッズ中心にこれもいいな、あれもいいな、とみるだけのウインドウショッピング。

夜は、18時から夕食。ホテルの方々からはサービスをたくさんして頂き、感謝感謝。1人、地元が近所の方が働いており、話が弾む。また会う機会があればいいなあ・・・。

明日は早起きして1日ハイキング、のち両親は街へと降りる予定だ。

【小屋から望む前穂】

【化粧柳と前穂】

【梓川と大天井】

 

【大天井岳】

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