ブログに堂々と書いていいのかわからないが、今日は2つの秘密の場所へ行ってきた。支配人の秘密の場所と、とあるスタッフの秘密の場所。どちらも小屋からすぐな場所だが、行ったことはなく私にとっては初めてだった。
場所を確認できたので、休み時間にはここにまた足を運びたい。3年前に1シーズン働いたとはいえ、小屋周りは大して散策しておらず、散歩といってもいつも同じ場所を歩くだけだった。河原に座って絵を描くこともあったが、今はもう川の流れが変わってしまい、そこに降りることはできない。この二つの場所は、良い息抜き場所になりそうだ。
今日は、その2箇所に行った後も十分に休憩時間が残っていたので、植物観察をした。
もう、本当に、信じられない。
私が愛でていた花たちは他の植物に背を抜かされて、次々と大きくなる葉っぱの中に埋もれてしまっている。そして、次の花たちが咲き始めている。この前まで見ていた足元が思い出せないくらいの変わりようだ。時間を巻き戻したい。雨が降っては晴れ、を何度か繰り返しながら気温が上がっているせいだろう。緑の勢いがすごい。
植物観察中の写真、盛りだくさんだが、乗せて行きたいと思う。
ニリンソウは、白いものがほとんどだが、じっくりみているとこのような花も結構ある。
そして、花弁を落として実をつけ始めている子もいた。ニリンソウのピークも終わりが近づいてきたか…。
あんなに咲いていたエンゴサクはニリンソウ始め、緑の葉っぱたちの中に埋もれてしまい、存在感が突然薄くなってきてしまった。
こちらのハシリドコロも、花弁を落として実をつけ始めた。
ユキザサは花の重みでどんどん垂れ下がってきた。
こちらはクルマバツクバネソウ。ずっと伸びている蕾が美しい。
私が好きな花の一つ、エゾムラサキは花がどんどん咲き始めた。やっぱり可愛い。造花のような、人の手によって造られたかのような美しさがある。
こちらは、クルマバソウなのか、なんなのか。調べることはできていない。
エンレイソウは、秘密の場所に行くと大きな葉をつけたものがたくさん咲いていた。
こちらのズダヤクシュは、コチャルメルソウに代わって今わんさかと咲いている花のうちのひとつだと思う。そして同じく、目立っていない。座り込んでこの子たちを観察すると、本当にかわいらしいのだが…。
こちらはミヤマハコベ。どちらかというと地味な花だろう。意識して観察していると結構あちこちで咲いていることに気づく。
ミヤマハコベと同じく、最近急に咲き始めた、こちらキジムシロ。地面に這うようにして咲いている。蕾も可愛い。
レンプクソウは終わりが近づいてきたような気がする。立体的なこの花は、自分が気に食うような良い写真がなかなか撮れない。
場所によっては、たっくさん蕾をつけ始めた、ラショウモンカズラ。名前がかっこいい。
コチャルメルソウも花弁を落とし始めている。
この白い花はアブラナ科のようだが、名前は確かではない。きっとハタザオの一種。
ヤマシャクヤクは、蕾がパンパンに膨らみ、今にも開きそうだ。
こちらはベニバナイチヤクソウ。蕾が増え始めている。
アマドコロも可愛い。光が透けて、明るい黄緑になる。この色が新緑を象徴しているようで、好きだ。
まだまだ先だろうと思っていたイワカガミも蕾をつけていた。
葉だけだったらマイヅルソウも、蕾をつけ始めた。
新芽の時期からこれはなんだろうと思っていた、この花、最近答えがわかった。クリンユキフデ。
定点観察も。
【小屋から望む前穂】
写真を撮っていない。すっかり忘れている。
【化粧柳と前穂高岳】
【梓川と大天井】
【大天井岳】
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